2005年09月02日
アケビ
アケビ(木通・通草)は、アケビ科の蔓性落葉低木の一種。あるいはアケビ属に属する植物の総称。
名前の由来は、果実が熟すと実がさけるので、「開け実(アケミ)」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説や、古くに、朝廷に献上したという果実が割れない「むべ」という、アケビに似た果実と比較して、「あけむべ」から転訛(てんか)して、アケビの名になったという説があります。
また、漢名の「木通(もくつう)」とは、つるを切って吹いたり吸ったりすると、空気が通るからついた名だという。
アケビの仲間には、アケビ、ミツバアケビ、ゴヨウアケビの3種類があり、葉で見分けられます。アケビは小葉5枚からなる掌状複葉で、小葉は楕円形で縁に鋸歯がありません。ミツバアケビは小葉が3枚で、縁に波状の大きな鋸歯があります。ゴヨウアケビは小葉は5枚ですが縁に鋸歯があり、アケビとミツバアケビの雑種と考えられています。3種類とも落葉性の蔓植物で、秋においしい実をつけます。
イタドリ
イタドリとは、タデ科の多年生植物。別名スカンポ(茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから)。茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ている。三角状の葉を交互につけ、特に若いうちは葉に赤い斑紋が出る。雄雌異株で、雄花はおしべが花弁の間から飛び出すように長く発達しており、雌花はめしべよりも花弁の方が大きい。
夏には、白か赤みを帯びた小さな花を多数着けた花序を出す。一面に花が咲いていると、多くの昆虫が集まる。秋に昆虫が集まる花の代表的なものである。花の色が特に赤みを帯びたものは、ベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ばれ、本種の亜種として扱われる。
イタドリは大きくなる多年生草本で、高さ2m近くにもなる。茎は太く、中空で春に出始めた茎を折り取り、生食したり、漬け物にしたりする。中空の茎を折り取る際に、ポコンと音がし、食べると酸っぱいので「すかんぽ」とか「かっぽん」などと呼ばれたりもする。北海道西部以南の日本各地に分布し、朝鮮・中国・台湾にも分布する。
イタドリの名前の由来は「痛取り(いたどり)」の意味で、痛みを取るからとされています。 擦り傷、切り傷などに、柔らかい若葉をもんで患部に塗布すると出血を止めて、痛みを和らげる作用があるとされますが、実際には小さな傷の出血を止める程度です。
古来中国では、「虎杖根(こじょうこん)」と言って、古くから火傷(やけど)の妙薬として用いられていました。
山野に大群生してジャングルを作る多年草ですが、戦時中はタバコの葉の代用として、タバコの原料に用いられました。
漢方では根と根茎を虎杖根(こじょうこん)と呼び、緩下剤、利尿、通経剤として使われる。民間薬として、鎮咳、止血等に用いられます。
ウコギ
ウコギ科(五加木)は双子葉植物の科の一つ。木本、大型草本、およびつる性植物からなり、約60属900種を含む。
葉は掌状単葉または複葉(掌状、羽状)。花は小型で放射相称、子房下位。大きな散形などの花序を作る。
ウド、タラノキ、ウコギなど野菜・山菜として食用にされるもの、ヤツデ、カクレミノ、キヅタ、シェフレラなど庭木・観葉植物として利用されるもの、また薬用のオタネニンジン(朝鮮人参、高麗人参)などを含む。
ウコギは、米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として利用されています。特に米沢藩九代藩主「上杉鷹山公」がウコギの垣根を奨励したとされ、春から初夏にかけての新芽が美味しく天ぷらやおひたしをはじめ様々な料理法でいただけます。
ウコギ科の植物を上げると、タラノキ、コシアブラ、ハリギリ、チョウセンニンジン、トチバニンジン、ウドなどがある。これらの植物は今、食品や漢方ブームで注目されているものが多い。
世界中のウコギ属には約30種、東アジアから南アジアに自生している。そのうちわが国に産するウコギには、オカウコギ、ヤマ(オニ)ウコギ、ウラゲウコギ、ミヤマウコギ、ケヤマウコギ、ウラジロウコギ、エゾウコギ(わが国では北海道東北部のみに自生)の7種である。いずれも食用になるが、このうち米沢地方に昔からあるのは、ヤマウコギとケヤマウコギの2種である。ケヤマウコギは新芽や若葉の時に毛深く食用にされなかった。ヤマウコギの方は、やや苦味(きどさ)が強くやや硬いが、食用にされてきた。
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ウコン
ウコンは、香辛料、漢方薬として用いられるショウガ科の多年草。英名ターメリック。秋ウコンともいう。またカレーの香辛料であるためヒンディー語のハルディと呼ばれることもある。
日本で春ウコン(春咲きウコン)と呼ばれているものは生薬名を姜黄(ショウガ科)という別の植物である。ただし、中国ではターメリックのことを姜黄(キョウオウ)と呼び日本で鬱金と姜黄の名前が逆になっている。
また、紫ウコンとも別植物である。
ウコンの仲間は世界中で50種類ほど認められている。そのうち日本産で日本人にもなじみが深いものが、春ウコン(キョウオウ)、秋ウコン(ウコン)、ガジュツ(紫ウコン)の3つである。これらは中国医学で言うところの生薬で、しかも上薬(命を養い、いくら飲んでも副作用が無い最高の薬)に分類され素晴らしい薬効成分を含んでいる。
沖縄では昔から、ウコンは肝臓の妙薬とされ、弱った肝臓の働きを回復させ、沖縄の暑い夏を乗り切るために用いられてきた。
インドなどの熱帯アジアを原産とし、地下に肥大した濃黄色の根茎を持つ。この根茎を水洗して皮を剥き、5~6時間煮た後2週間ほど天日で十分乾燥させて細かく砕き、使用する。カレー料理に欠かせない香辛料であり、また黄色の着色料としてたくあんや黄袋などにも用いられる。
黄色を呈する色素成分はクルクミン。またクルクミンは健胃剤として用いられる。
ウコンの成分で代表的なクルクミンをはじめ、ウコンには1000種類以上の成分が含まれていることが分かっている。主なものは、
・肝機能強化(クルクミン)
・胆汁分泌促進(利胆)作用、鮮魚寄生虫アニサキスの成長を抑制する作用(ターメロン)
・利胆作用、健胃・殺菌・防腐効果(シネオール)
・抗がん作用の活性(実験的に確認)、尿道結石
・動脈硬化に有効(α-クルクメン)
・抗がん作用の活性(実験的に確認)(クルクモール)
・腫瘍に対して増殖をおさえる活性(実験的に確認) (β-エレメン)
・胆道にある胆汁を排出する作用 (パラ・メチトルイルカピノール)
・炎症や潰瘍を治す作用(アズレン)
・強心作用(カンファー)
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ウツボグサ
ウツボグサはあぜ道や山際の草地などに生育する多年生の草本。
日本各地、東アジアの温帯に広く分布する。6月から盛夏にかけて特徴ある花序を出し、美しい花を咲かせる。和名の由来となっているウツボは弓矢の矢を収める「靫あるいは空穂」に形が似ている事に由来する。花穂の太い部分を矢の先端を入れる部分に見立てたのであろう。
ウツボグサの茎は他のシソ科の植物と同様に断面は四角であり、本邦各地の山野に生える多年草。葉は対生し、披針形で縁に浅い鋸歯がある。花期6~8月。花穂を生薬カゴソウ(夏枯れ草)と称し、利尿および消炎薬として、腫物や浮腫に、また眼球の痛み、流涙などに用いる。
名は靭草で、花穂の形が弓矢を入れる靭(うつぼ)に似ていることに因む。花序もよく見ると基本は四角形である。苞葉が密に対生しており、1つの苞葉に3つの花が咲くので、上から見ると合計12の花を数えることができる。地表に茎を伸ばして繁茂する。
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2005年09月03日
ウド
ウド(独活)は、ウコギ科タラノキ属の多年草である。香りが強く、山菜として好まれる。
夏に小さな白い花をたくさん付け、秋に直径3mmほどの黒色の液果となる。一果中に3~5個のゴマ状の種をもつ。高さは約2~3mに成長し、「ウドの大木」という慣用句もあるが、木ではない。春に芽を出し、大きく生長するが、冬に地上部が枯れてしまうことから、「大きく育っても役に立たないもの」の例えとされたと考えられる。
野生種は日本、中国、韓国に自生していますが、日本で改良され栽培化された日本原産の野菜と言えます。
クロロゲン酸という抗酸化性を示す物質を含んでいます。 その他、アスパラギン酸、コリンなどが豊富。
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2005年09月05日
エゴノキ
エゴノキはエゴノキ科の落葉小高木で、雑木林に多く見られ、庭木などとして栽培もするほか、緻密で粘り気のある材を将棋のこまなどの素材とする。チシャノキ、チサノキなどとも呼ばれ、歌舞伎の演題『伽羅先代萩』に登場するちさの木(萵苣の木)はこれである。
葉は両端のとがった楕円形で互生。5月頃、横枝から出た小枝の先端に房状に白い花を下向きに多数つけ、芳香がある。花冠は5片に深く裂けるが大きくは開かずややつぼみ加減で咲き、雄しべは10本。品種により淡紅色の花をつける。
エゴノキの花は白色の清楚なもので、5月後半から6月にかけて沢山の花をつける。長い花柄があって垂れ下がるので、下から見上げる位置に咲いていると美しい。花期の短いのが残念である。花柄は長さ2~3cm。花は直径2.5cm。雄しべは10本。果実は卵円形で、灰白色。中には堅い種子が入っており、お手玉の中に入れるとよい音がするとのこと。ただし、サポニンを含むので有毒であるので注意が必要。
日向地を好むが、半日陰での栽培も可能。放任すると7~8メートルまで育つが、成長はそれほど速くないため、基本的には剪定を必要とせず、混んだ枝や邪魔な枝を間引く程度で良い。大きさを制限したい場合は、落葉期に剪定するが、自然な樹形が持ち味なため、枝分かれした箇所で太い枝を切除して、細い枝に更新するように切ると良い。
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オオバコ
オオバコ(大葉子)とはオオバコ科オオバコ属の多年草。車前草ともいう。
日本全土に分布する雑草である。茎は短く、地面に埋まっている。葉は葉柄があり、さじ型。花は穂状につき、緑色。踏みつけに強く、人などがよく踏む道路脇などの場所に生える。踏みつけが弱い場所では、高くのびる性質を持たないので、他の草に負けてしまう。
オオバコ属はヨーロッパ、アジア、北アフリカに約200種が生息している。多くは草本だが木本の種もある。ヨーロッパ原産のヘラオオバコは日本に帰化している。オオバコより大型で葉は長いへら形をしている。
オオバコは「大葉子」であり、漢名では「車前」という。車のとおるような場所にも生育することに着眼したもので、なるほどと思う。路傍雑草と入っても、やや湿った場所を好み、瀬戸内海気候の岡山では、あぜ道や少し山に入らないとお目にかかれない。果実には粘着性があり、靴などに付着して散布される。
近年は健康茶の原料として利用されることが多い。葉にアウクビンという配糖体やビタミンA・C・K、有機酸、スルフォラフェンなどが含まれ、種子には多量の粘液質、プランテノール酸、コハク酸、アデニン、コリンなどの微量成分が含まれている。
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2005年09月06日
オトギリソウ
オトギリソウ(弟切草)は、オトギリソウ科オトギリソウ属 の多年生植物。日本全土から朝鮮半島、中国大陸の草地や山野に自生する。高さ20cm~60cmにまで生育し、夏に2cm程の黄色い花を咲かせる。
葉の表面に褐色の油点が見られるが、これはヒペリシンという光作用性物質で、これを摂取した後に日光に当たると皮膚炎や浮腫を生じる。
またオトギリソウにはタンニンが多く含まれており、全草を乾燥させたものを小連翹(しょうれんぎょう)と称して生薬として用いる。
花山天皇の頃に名をはせた鷹匠の晴頼が,鷹を治療するための薬草を秘密にしておいたのに,弟がこれを漏らしてしまったので切り捨てたという故事から弟切草の名がついたと言われるように,古くから薬草として用いられていた。
煎汁には止血,収斂作用があると言われている。漢方では全草を天日乾燥したものを小連翹(しょうれんぎょう)といい,この煎汁あるいはアルコール抽出液の湿布や塗布が神経痛やリューマチの薬として用いられる。
ヨーロッパでは中世から聖ヨハネの日(6月24日)に薬草を集める風習があります.イギリスでは薬草として用いられるセイヨウオトギリが聖ヨハネの日の頃に黄色い花をつけることから,これをセントジョーンズワート(聖ヨハネの草)と呼んでいる。
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カキドオシ
カキドオシ(垣通し)とは、シソ科の植物の一種。
日本全土の道端などに自生する多年草。茎は長く横に這い、所々から根を下ろす。横枝は時に多少立ち上がることもある。葉は長い柄があり、睡蓮の葉のような円形から狭い扇形を切り取った形。対生し、柔らかく、しわがあって毛が生えている。葉は揉むと強い香りがある。
開花期は春。花は葉腋から出て、薄い紫~紅紫で斑点がある。
カキドオシは、利尿、消炎薬として黄疸、胆道結石、腎臓結石、膀胱結石などに用い、血糖降下作用はタラノキ皮よりも強く、糖尿病治療にも応用できることが期待されている。
カキドオシの名前の由来は、垣通(かきどおし)し意味があり、花が終わったあとに、茎が長く伸びて、蔓状になり、地をはって、節から根をおろし、そのつるが伸びて垣根を通り抜けることから垣根通しと呼ばれ、それがつまって垣通しになったもの。
また、別名のカントリソウは癇取草(かんとりそう)で、子供の癇(かん)をよく治す薬から名づけられた。
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カタクリ
カタクリ(片栗)はユリ科カタクリ属に属する多年草。
比較的日光の差す落葉広葉樹林の林床に群生し、早春に下を向いた薄紫から桃色の花を咲かせる。春を告げる「スプリング・エフェメラル」の一つ。葉には帯紫色の模様がある。
花の付けない片葉の葉の模様が鹿の子に似ているので「片葉鹿の子」。これが「カタカゴ」になり、さらに転化して「カタクリ」になった。また、実がクリのいがの中にある1つ1つの実に似ている事から、「片栗」と呼ばれるようになったという説もある。
片栗の葉は長楕円形で、しばしば紫や白い斑点がある。頂部の大きい花は下向きに咲き、花弁は内側と外側にそれぞれ3枚ずつあり、花が開くと反転する。花の基部には紫褐色の模様がある。
種子にアリの好むエライオソームという物質が付いていて、蟻に運んでもらうことによって増える。生育に適した場所に運ばれた種は翌年の春、発芽し細長い葉を出す。2年目からだんだん幅広い葉に成長し、開花するまで7~8年もかかる
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ガマ
ガマ(蒲、香蒲)は、ガマ科ガマ属の多年草である。
ガマは水辺に生え、穂の茶色い部分は雌花で,雄花はその先につく。
蒲(がま)の名前の由来は、蒲(がま)は、トルコ語のカスミまたはカムスに由来するからという説と、日本語のルーツにあたるアルタイ語の葦(あし)を意味するカマが、日本語ではカマと呼ばれるようになったという説がある。
花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。外用で傷薬となり、内服すると利尿作用、通経作用があるとされる。雌花の熟したものは綿状になり、これを穂綿と呼ぶ。日本神話の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっており、両者は混同されていたことがわかる。
江戸時代、ガマの油売りと言って大道芸人が傷薬の軟膏を売り歩く商売が有った。このガマとは、元はガマカエル(ヒキガエルの別名)ではなくこのガマの事で、口上にカエルを利用した様であるとも言われている
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カラスウリ
カラスウリ(烏瓜)はウリ科の植物で、つる性の多年草。朱色の果実と、夜間だけ開く花で知られる。
原産地は中国・日本で、日本では本州・四国・九州に自生する。林や藪の草木にからみついて成長する。葉はハート型で表面は短い毛で覆われる。雌雄異株で、ひとつの株には雄花か雌花かのいずれかのみがつく。
カラスウリの名前の由来は、カラスが好んで食べるからだとして「鳥瓜(からすうり)」と書くが、カラスの好物ではないようだ。秋に果実が朱色で木の上に長く残る様から、カラスが食べ残したのだろうと、カラスウリの名前がついたといわれている。
雌花の咲く雌株にのみ果実をつける。果実は直径5~7cmの卵型形状で、10月から11月末に熟してオレンジ色ないし朱色になり、つるがからみついた枯れ木の中でポツンと目立つ。
鮮やかな色の薄い果皮を破ると、内部には胎座由来の黄色の果肉にくるまれた種子がある。この果肉はヒトの舌には舐めると一瞬甘みを感じるものの非常に苦く、人間の食用には適さないが、鳥が摂食して種子を運んでいる。中にある黒褐色の種子はカマキリの頭部に似た特異な形状をしており、その形から打ち出の小槌にも喩えられる。そのため財布に入れて携帯すると富みに通じる縁起物として扱われることもある。
近年ではインテリアなどの用途として栽培もされており、一部ではカラスウリの雌雄両株を出荷する農園も存在する。
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カワヤナギ
双子葉植物・離弁花類・ヤナギ科・ヤナギ属。落葉低木・小高木。別名:ナガバカワヤナギ。
山の日当たりのよい川沿いにはえ,庭木にも栽培される。高さは1.5~2m。早春に葉よりも先に雌雄のちがう花穂をつける。 花穂が猫のように見えることからネコヤナギともいわれ,エノコロヤナギは花穂が小犬のように見えることからつけられた。
北海道から九州まで、広く水辺に自生している。花芽は始めは赤色の厚い皮をかぶっているが、これが破れると白い長毛を密生する花になる。ヤナギの中では最も早く開花する。雌雄異株で、雄花の方が花がやや大きい。変種も多く、立性と這い性に大別されるが、立性のタチネコヤナギ、枝垂れ性のネコシダレなどがあり、斑入りのフイリネコヤナギもある。
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キキョウ
キキョウ(桔梗)はキキョウ科の多年性草本植物。山野の日当たりの良い所に育つ。日本全土、朝鮮半島、中国、東シベリアに分布する。
日本では秋の七草のひとつとして親しまれている。万葉集のなかで秋の七草と歌われているアサガオは本種であると言われている。
キキョウは秋の七草のひとつだが、むしろ盛夏の花で7-8月が盛りである。北海道から沖縄までの日当たりの良い草原に生育するが、個体数が減少しており、レッドリスト(環境庁,1997)において絶滅危惧II類(絶滅の危険が増大している種)に分類されている。
漢方では太い根を干してせきやのどの薬にする。また、この薬用成分のサポニンというものは昆虫にとっては有毒なため、昆虫からの食害から自らを守っている。
キキョウの根はサポニンを多く含むことから生薬(桔梗根という)として利用されている。生薬としては、根が太く、内部が充実し、えぐ味の強いものが良品とされている。去痰、鎮咳、鎮痛、鎮静、解熱作用があるとされ、消炎排膿薬、鎮咳去痰薬などに使われる。主な産地は韓国、北朝鮮、中国である。
昔から武士に好まれたようで、家紋に取り入れられたり、江戸城には「ききょうの間」や「桔梗門」の名前がある。
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キク
キク科とは、双子葉類合弁花類に属する植物の1分類群である。もっとも進化し、もっとも分化している植物とされる。草本(そうほん)または木本(もくほん)。
キク、タンポポのように小さな花(小花)がたくさん集まり、更にそれが一個の花に見えるという点が構造上の主な特徴である。このような花の形状を頭状花序(とうじょうかじょ、略して頭花)という。また、その基部の、ガク(萼)のように見える部分を総苞片(そうほうへん)と称す。頭状花序(頭花)をつくる小花には、筒状花と舌状花の二種類がある。
世界ではおよそ950属2万種、日本では約70属360種のキク科植物が知られており、地球上のほとんどの地域で生育可能である。また、そのため、キク科には多くの栽培植物、帰化植物が存在している。
「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。また、「菊」の漢字は、散らばった米を1ヶ所に集める、の意で、菊の花弁を米に見立てたもの。漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、一年の一番終わりに咲くことから名づけられた。
大輪の菊はよく菊花展で見かける形で文化の日(11/3)前後が見頃。菊花展で見られるのは「厚物(あつもの)→ 大輪もの」と「管物(くだもの)→ 細い花びら」に分けられる。
中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み長寿の祈願をした。これがしだいに日本にも伝わり、菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する「重陽の宴」が催されるようになった。のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。(日本の国花はこの菊と桜の2つ)
中国で呼ばれる「四君子(竹、梅、菊、蘭)」の一つ。水墨画の画材にもよく使われる。
花の盛りは11月だが、冬になっても「残菊、晩菊」というサブネームで咲き続ける。これらはだいたい小菊のことだが、野性味の濃い小菊は寒さには強い。これらは冬になっても咲いているので「冬菊」とも、寒気の中で咲いているので「寒菊」とも呼ぶ。しかし、年を越える頃にはやはり枯れてしまう。
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ギシギシ
ギシギシは北海道から沖縄、朝鮮に分布する多年生草本。
日本全土に分布すし、道ばたによく生えている。おなじみの雑草である。初夏に約1mの茎を伸ばし,ソバに似た花を鈴なりにつける。よく似た植物にスイバ(スカンポ,Rumex acetosa)があるが,スイバの葉の基部が矢尻型になっているのに対して,ギシギシの葉の基部は丸いのが特徴である。どちらも全草にシュウ酸を含む。日本では最近中毒の報告はないが、海外ではナガバギシギシによる羊の中毒,牛の中毒などが報告されている。
ギシギシはシュウ酸が多く、食べると酸っぱい。ぬるぬるとした若芽はゆでて醤油でいただける。てんぷらにすることもあるが、いずれにせよあまり美味しい草ではない。
類似種にエゾノギシギシ、ナガバギシギシ、アレチギシギシがある。
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キンセンカ
キンセンカ(金盞花・別名カレンデュラ、ポットマリーゴールド)は、キク科の園芸植物である。原産地は南ヨーロッパであり、北アメリカ、中央アメリカ、南ヨーロッパに自生する。春咲き一年草として扱うが宿根草タイプは冬を越すので「冬知らず」の名で市場に出回る。
葉は長さ5~18センチメートルの単葉、しばしば荒い毛が生えている。 花径10cmほどでオレンジ色や黄色の花を咲かせる。花容は一重、八重、また中心に黒のスポットのあるものと多彩。
切り花用の高性種から花壇や鉢物用の矮性種まである。花色は黄、橙、クリームなどで、ほとんどが八重になっている。
英名、ポットマリーゴールドとしてヨーロッパでは古くから薬用ハーブとして利用されてきた。皮膚や消火器系の治療、感染症の治療など、幅広く使われてきた。
夏に花弁を乾燥して煎じたものを、またはチンキ剤を服用する。抗菌、鎮痛、消炎、止血、健胃などの作用があり、感染症、皮膚炎、湿疹、口内炎、胃潰瘍などに効果があるとされる。
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クズ
クズは、マメ科のつる性多年草の名前で葛の文字を当てる。葛の根の部分を用いて食品の葛粉や漢方薬が作られる。秋の七草の一つ。
クズは日本各地に分布し、東~東南アジアに広く分布するツル植物。8月のおわり頃から9月にかけて房状の花を咲かせるが、花は葉群の下になって目立たない。伐採跡地や放棄畑、道路端などに繁茂し、大群落を形成していることも多い。盛夏には1日で1m程も伸びると言われるほど成長し、太い茎を伸ばして繁茂する。林業的にはせっかく植栽した樹木に巻き付いてしまう害草でもある。
多年生草本に分類されるが、長らく生きたものは木本といってもよいほど太くなる。根には大量のデンプンが貯蔵されており、これからクズ粉を採る。繁殖は種子からの発芽の他に、地上を伸びる茎の所々から根を出し、株を広げる。
種子は短期間で発芽するものと長期間休眠して伐採などの森林破壊の際に発芽してくるタイプがある。クズはマメ科植物であるので痩せ地にも生育できる。 クズの名前の由来は、神武天皇東征に絶大な功績があった、磐排別(いわおしわく)の子供の名前、大和国・奈良県の国栖(くず)が、デンプン・葛粉(くずこ)の産地であり、この国栖(くず)の人々が京都に売りに来たことから由来するとされている。
解熱、鎮徑(ちんけい)、脳冠状血管血流増加作用や血糖降下、女性ホルモン様作用があり、発汗解熱効果がすぐれている。漢方薬の葛根湯(かっこんとう)、桂枝加葛根湯(けいしかかっこんとう)などに配合され、漢方薬に最も多く配合される薬草のひとつである。葛根(かっこん)は主に漢方処方の葛根湯の主薬となり、葛粉からつくる葛湯(くずゆ)は、風邪などの時に用いるとよく効き目があり、寒気や熱をとり、のどの渇きや下痢をとめるといわれる。
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2005年09月09日
クスノキ
クスノキ(樟)とは、クスノキ科ニッケイ属の、常緑高木である。一般的にクスノキに使われる「楠」という字は本来中国のタブノキを指す字であるため正確には「樟」と記述する。別名クス、ナンジャモンジャ。
クスノキは高さ30mまでになる。ときに老大木で直径5mに達するものがある。葉は互生、卵形、広卵形で長さ6-10cm。春、新葉が伸びだすと、まもなく古い葉は全部落ちる。芽出しの若葉は淡紅色、橙黄色などから淡緑色に変わり美しい。花と果実は目立たない。
ショウノウ(樟脳)はクスノキの材を水蒸気蒸留して得られるモノテルペンに属するケトンの1つ。融点は178℃であるが常温でも少しずつ昇華する。この性質を利用して防虫剤と強いて広く使われた。
クスノキの材にこのような物質が含まれているということは、クスノキの材そのものに防虫作用があるということであり、クスノキでタンスを作ると防虫性が高いことになる。神社などに大きく生長したクスノキが見られることがあるが、この防虫作用と長寿であることとは関係が深いであろう。
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2005年09月10日
クチナシ
クチナシ(梔子)は、アカネ科・クチナシ属の常緑低木。
高さ1m-3mほどで、葉はつやがある。スズメガに典型的な尻尾をもつイモムシがつくが、これはオオスカシバの幼虫である。
東アジアに広く分布し、日本では本州南部以南で山野に自生する。森林の低木として出現するが、人家周辺に栽培されることの方が多い。ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もある。
古くに延喜(えんぎ・918)18年ころに深根輔仁(ふかねすけひと)があらわした日本で最古の植物名が記された書物の「本草和名(ほんぞうわみょう)」には、久知奈之(くちなし)として収載されている。
花型には、一重咲きと八重咲きがある。矮性種や、斑入り葉の品種、花が黄色く変化する品種なども出回っている。「ガーデニア」の名で売られているのは、大輪八重咲きのオオヤエクチナシである。花も葉も大型で、地植えすると、高さ数mに育つ。 矮性種のコクチナシも、八重咲きの種類。非常に小型で、高さ40cm程度にしかならない。鉢植えに向く。
「実成りクチナシ」も矮性だが、これは一重咲きの種類である。秋に、赤橙色の果実をたくさん付ける。花の強い香りは有名。かなり遠くからでも、クチナシが咲いているとわかるほど。花色は白だが、時間が経つにつれ、クリーム色に変化する。花は、食用にもなる。
果実から黄色の天然色素が採れ、タクアンの色付けに使われる。完熟しても果実が裂開しないので「口無し」の名があるという。(クチナシの名前の由来については諸説あり。)なお、八重咲き種は、果実ができない。
挿し木で簡単にふやすことができる。春に行う方法と初夏に行う方法がある。
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クマザサ
クマザサ(隈笹)は、イネ科ササ属の植物の一種。ただし、山地に生育する、大型のササ類一般を指す場合も多い。
標準和名をクマザサとよぶ植物は、高さが1-2mになる大型のササで、葉は長さが20cmを越え、幅は4-5cm。 葉に隈取りがあるのが名前の由来。この隈取りであるが、若葉には無く、葉が越冬するときに縁が枯れて隈取りになる。
ササは、イネ科で厳寒の冬に雪に埋もれても、その緑を保つ生命力には驚異的である。ササの類は、ほとんどが日本特産であり、日本で分化発達したグループと考えられている。また、朝鮮半島や千島、カムチャッカなどにも分布する。
ササの食品防腐作用は、多くのササの種類に含まれている安息香酸の殺菌、防腐作用であることが近年明らかにされた。この他、ササ類に共通した成分として葉緑素、ビタミンC、ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2 、カルシウムが多く含まれているので、血液の弱アルカリ性化と、葉緑素の胃炎に対しての効果が期待される。その他、多糖体バンフォリンを含むとする資料もある。
適応として胃のもたれにササの葉の青汁を飲む。ササ類ならばどれでも薬効は同じなので、身近にあるササ類を利用すればよい。新鮮な葉の柔らかい部分を取って、ミキサーで青汁を作り飲む。新鮮な葉を1回20~30gの見当で使用する。あるいは夏期、新しい新葉、芯笹。青汁とともに乾燥した葉を用いるとする報告も見られる。芯笹はハトムギなどと混ぜて飲む。
なお、「熊笹」という表記もよく見受けられるが、ほとんどは「隈笹」の誤字である。しかし、健康食品の中には、熊の絵を描いたり、熊の出るような深山の笹などと称して「熊笹」としているものもある。
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クリ
クリ(栗)はブナ科クリ属の木。落葉樹。種子を食用にする。原産地は広くアジア、北アメリカ、ヨーロッパなどに分布している。世界の主な栗の種別はヨーロッパグリ(ヨーロッパ)、アメリカグリ(北米)、チンカピングリ(北米)、シナグリ(アマグリ、チュウゴクグリの一部、チョウセングリ)、ニホングリ(日本)などがある。
日本特産の常緑高木。樹皮は赤褐黒色で、はじめはなめらかであるがのち裂目を生ずる。葉は互生し、毛のある葉柄があり、長楕円状披針形で縁に針状の鋸歯があり、表面は濃緑色、下面は淡緑色である。雌雄同株。花は新しい枝に生ずる。雄花穂は開花後、雌花の部分を残して落下する。堅果は2~3個。濃褐色で光沢がある。
クリの堅果はいわゆるイガに包まれている。堅果の渋皮にはタンニンが含まれているが、種子の内部には含まれていないので、そのままで食べることができる。食べる部分は子葉であり、双葉の部分に大量のデンプンなどの栄養分が貯蔵されている。コナラやクヌギなどのドングリはタンニンの含有量が高い。簡単に食べることができ、古代から重要な食物であった。
クリの樹皮は、若いときは青味をわずかに帯びた灰色であり、平滑ですべすべしている。大きくなってくると縦に割れ目が入り、コナラの樹皮に似た状態になるが、より割れ方は粗く、すべすべしているイメージがある。
材は落葉ナラ類としては軽い方であり、幹比重は0.6程度。材は赤褐色であり、タンニンを含んでいる。湿った状態でも腐りにくいことから、水車小屋の水がかかる場所や土台などの腐りやすい場所に使用されてきた。
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クロモジ
本州の岩手県以南の日本各地に生育する落葉の低木。葉や樹皮に芳香があり、和菓子などに添えられる、高級爪楊枝を作るので有名。新しい枝の樹皮は緑色であるが、次第に黒褐色となる。樹皮の模様が文字のように見えるところから、黒文字の和名が付いたといわれる。
昔は、宮中に仕える女房(女官)が、皮を残して先の方を砕いて稲穂のようにして歯ブラシとして用いたといわれる。それから、しゃもじ(杓子)のように、女房言葉で「モジ」と、樹皮が黒いことから、黒木(クロキ)とが転訛(てんか)して、クロモジと名がついたといわれる。 葉は被針形でクスノキ科に多い、三行脈は目立たない。新葉では葉柄から葉の裏面には絹毛があるが、成葉では脱落して無毛になる。花は4月、葉の展開とほぼ同時に咲く。夏の終わりには枝の先には次年の春に咲く花のつぼみが付いている。果実は秋に黒く熟す。
クロモジの根皮は、急性胃腸カタルや脚気(かっけ)に効き目があるとされている。クロモジの材は、去痰(きょたん)作用があり、せきやたんを抑える場合に用いられます。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:11 | コメント (0)
クワ
クワ(桑)はクワ科に属する落葉低木で、カイコの餌として古来重要な作物であり、また果樹としても利用される。
落葉性の高木で、大きいものは15mに達するが、普段見かけるのは数m程度のものが多い。樹皮は灰色を帯びる。葉は薄く、つやのある黄緑色で、縁にはあらい鋸歯がある。大きい木では、葉の形はハート形に近い楕円形だが、若い木では、葉にあらい切れ込みが入る場合がある。
花は4月頃、穂状に咲く。もじゃもじゃ。 実はとげとげがあり、だんだん赤くいちごみたいになり、その後黒っぽく変わる。甘味があり食べられるらしい。
材は家具用として使われる。古代の中国四川省では桑は神木だった。青森県の三内丸山遺跡からは桑の種子が大量に出土した。明治時代、絹は貴重な輸出品で、絹を作り出す「蚕(かいこ)」のエサになる桑は、重要な存在だった。
利尿、血圧降下、血糖降下作用、解熱、鎮咳などの作用があり、五虎湯(ごことう)、清肺湯(せいはいとう)などの漢方方剤に使われる。
地方によっては、桑酒として果実酒の原料となる。また、非常食として桑の実を乾燥させた粉末を食べたり、水に晒した成熟前の実をご飯に炊き込む事も行われてきた。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:43 | コメント (0)
ゲットウ(月桃)
月桃とは、インド南部、東南アジア、南西諸島などの亜熱帯の地域に群生するショウガ科の植物のことです。日本では、沖縄で群生していて、現地では身近な植物として利用されています。月桃の葉や茎、根茎には防虫、防菌、防カビの効果があります。種子には、咳止めの効果や整腸作用があると言われ、古来から漢方薬として利用されてきました。
最近ではポリフェノールが多く含まれていることが明らかになり、他にも食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルを含んでいます。
葉に含まれる精油の効果は、抗菌・防腐作用を利用して食品の保存に役立てる生活の知恵と言えるでしょう。月桃の精油は100kgの葉を蒸留してわずか30mlしか採れない貴重なものです。葉から精油を採る以外にも茎の繊維は壁紙などに加工され、種子は煎じて家庭薬にするなど月桃は無駄の無いエコ・プランツと言えます。
精油の放つ南の国の郷愁を誘う甘くスパイシーな香りは時間の経過と共に香調が変化し、心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。
さらに月桃葉部にはポリフェノール類も多く含ストレスによってブロックされたまれ(乾燥重当たり1.9%)、一般的に潰瘍、動脈硬化症、脳梗塞、心筋梗塞、細胞老化の予防に効果があるとされ、また、消臭効果、抗酸化作用があることが報告されています。
【ハーブティーとして】
「ポリフェノール」が多く含まれていることが明らかになり、幅広い分野への応用が進められています。
その他、心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 12:24 | コメント (0)
ゲンノショウコ
ゲンノショウコ(現の証拠)は、フウロソウ科の多年草。日本では北海道の草地や本州~九州の山野、また朝鮮半島、中国大陸などに自生する。生薬のひとつであり、植物名は「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味する。玄草(げんそう)ともいう。
茎は約30~40cmに伸び、葉は掌状に分かれる。夏、紅紫色または白紫色の5弁花が2個開花する(紅紫花種は西日本に、白紫花種は東日本に多く見られる)。夏の季語でもある。
ゲンノショウコはドクダミ、センブリなどと共に、日本の民間薬の代表格である。江戸時代から民間薬として用いられるようになり、現代の日本薬局方にも「ゲンノショウコ」として見える。但し、伝統的な漢方方剤(漢方薬)では用いない。有効成分はタンニン。
根・茎・葉・花などを干し煎じて下痢止めや胃薬とし、また茶としても飲用する。飲み過ぎても便秘を引き起こしたりせず、優秀な整腸生薬であることからイシャイラズ(医者いらず)、タチマチグサ(たちまち草)などの異名も持つ。食中り、下痢、慢性の胃腸病、便秘に効き目があり、煎じる場合は、時間をかけて十分煎じる必要がある。
薬効を示す主な成分は、タンニンでゲンノショウコの仲間のイチゲフウロ、タチフウロ、コフウロ、シコクフウロ、アメリカフウロ、ヒメフウロなどは、ほとんどゲンノショウコと同じ目的で用いる。中国のゲンノショウコの仲間である老鶴草(ろうかくそう)は、全草を筋骨増強、リューマチ、解熱、はれものに煎じて用いている。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 12:32 | コメント (0)
コブシ
コブシ(辛夷)はモクレン科モクレン属の落葉広葉樹の高木。 早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。別名「田打ち桜」。北海道のコブシは「キタコブシ」と呼ばれることもある。
コブシは北海道から九州に分布しており、山に春を呼ぶ植物として歌にも歌われる。岡山県では北部の海抜の比較的高い地域に分布している。冬芽は毛に覆われた厚い鱗片に包まれており、花芽の冬芽は大きく膨らんでいる。3月から5月にかけ、白い花を咲かせる。
日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読むが、中国ではこの言葉は木蓮を指す。和辛夷(わしんい)には、芳香(ほうこう)があって、精油(せいゆ)を含んでいるので、かむとわずかに辛味がある。鼻カタル、蓄膿症、頭痛に用いる。
春の庭先で開花するモクレンの仲間にハクモクレン、サクラモクレンなどがある。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 12:46 | コメント (0)
ザクロ
ザクロ(石榴、柘榴、若榴)はザクロ科ザクロ属の小高木、もしくはその果実。原産地はイラン東部。
果実の赤く硬い外皮を割ると透明な赤い小さな実が無数に出てくる。実は小さな種を含み、甘酸っぱくて食用。果皮を乾燥させたものは石榴果皮(せきりゅうかひ)といい、煎じて飲むと下痢止めや虫下しになる。花言葉は円熟の美。子孫の守護。
果実のしぼり汁で磨くと湯気でも鏡が曇らないといわれ、風呂の鏡を磨くために用いた、そこから風呂への入り口を柘榴口という。屈み入ると鏡鋳る(鏡を磨くこと)とを掛けたものともいう。
TV番組などでもブームになったザクロ。ザクロは、ヒトの女性ホルモン「エストロゲン」と同じ分子構造、女性ホルモン様作用を持つことから、生理痛、生理不順、子宮内膜症、原因不明の不妊症、更年期障害など女性特有の病気に有効といわれている。
女性ホルモンには2種類あり、卵巣ホルモン「エストロゲン」は卵巣や子宮、膣など女性生殖器の発育を促進させる働きがあり、黄体ホルモン「プロゲステロン」は、妊娠機能を司る。
この2つのホルモンバランスが乱れると、精神的に不安定になりやすかったり、分泌量が低下すると、更年期の女性が心身に不調を感じる原因となる。
若い女性でも、極端なダイエットや不規則な生活、ストレスなどで視床下部がダメージを受けると、「エストロゲン」の分泌が減少してしまい、更年期と同じ症状になってしまう(若年性更年期)。
また、ザクロに含まれる「酒石酸」は膵臓の働きを高め、インスリンの分泌を促進して、血中の糖分をコントロールするのを助け、「エラグ酸」など多種類の酸類が血液のPHを調節し、ミネラル類の流れをスムーズにして、腎結石や尿路結石などを改善するなどの血液の浄化作用がある。
その他にも、口内炎、肌荒れ、吹き出物に効用があり、抜け毛、白髪、髪が薄いなどの髪の悩み、白内障、緑内障、ものもらいなどの目の病気の予防にも有効である。男性では精力増強効果や、痛風、肝機能、糖尿病、前立腺肥大症などの多岐にわたる症状の緩和が期待できる。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 13:15 | コメント (0)
サトザクラ
サクラ (桜、櫻)は、バラ科サクラ属の植物のうち、ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称であり、一般には サクラ亜属 に属するものを指す。
開花時期は4~5月。八重咲きのものが多く、葉と花がほぼ同時に出るものが多い。樹形も横に枝が張るものや、箒状に上に伸びるものなど様々。白からピンクの品種が多いが、黄色い花をつける珍しい品種「鬱金(ウコン)」も有名。
サトザクラ(里桜)は、山桜に対し、人が里で交配による改造を行ったり、変異によって生まれた園芸品種の総称のことである。大島桜を改良したオオシマザクラ系のものが多く、代表品種は、カンザン(関山)や、普賢象、楊貴妃、一葉など。
春に白色や淡紅色から濃紅色の花を咲かせ、とくに果実を食用とするほか、花や葉の塩漬けも食品などに利用される。日本人に古くから親しまれており、日本の国花として定められている。
園芸品種が多く、とくに江戸末期に開発されたソメイヨシノ(染井吉野)は、明治以降、全国各地に広まり、サクラの代名詞となった。自然種としてはヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンなど10種ほどが認められている。
古代では、山に咲くヤマザクラ(山桜)や、八重咲きの桜が一般的であった。有名な吉野の桜も、ヤマザクラである。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 13:24 | コメント (0)
サンショウ
サンショウ(山椒)はミカン科サンショウ属の落葉低木。別名、ハジカミ。ハジカミはショウガの別名でもあり、その区別では「なりはじかみ」と呼ばれた。若葉は食材として木の芽の名称がある。アゲハチョウ科のチョウの食草でもある。
サンショウは本州から九州、朝鮮半島に分布し、イヌザンショウと同様に伐採跡などに生育する低木であるが、イヌザンショウよりも大きくなる。若葉を香味料に利用するので、しばしば植栽される。棘は対生。
山椒(さんしょう)は、苦味(くみ)チンキの原料でもあり、芳香辛味性健胃、整腸剤などに用いる。山椒(さんしょう)の成分のサンショオールやサンショウアミドは大脳を刺激して、内臓器官の働きを活発にする作用があるとされていて、胃腸の働きの弱くなった消化不良や消化不良が原因の胸苦しさ、みぞおちのつかえ、腹の冷え、腹部のガスの停滞、それに伴う腹痛に効果があるいわれる。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 14:59 | コメント (0)
シソ
シソ(紫蘇)は、シソ科シソ属の植物。変種、品種が多く、それらの総称名として「シソ」という場合(便宜上「広義のシソ」ということにする。)と、学名Perilla frutescens var. acutaのことをいう場合(便宜上「狭義のシソ」ということにする。)がある。
漢方医学では、主に赤紫蘇の葉を「蘇葉」(そよう)または「紫蘇葉」(しそよう)といい、理気薬(気が停滞している状態を改善する薬物、精神を安定させる目的もある)として半夏厚朴湯や香蘇散に配合される。(日本薬局方では、狭義のシソまたはチリメンジソ(学名P. frutescens var. crispa f. crispa)の葉及び枝先を「蘇葉」としている)、成熟した果実を「蘇子」(そし)といい、咳、喘息、便秘などの治療に用いる。
シソの葉はロズマリン酸という成分を含み、アレルギー疾患に有用として健康食品としても利用されている。
シソの効用は、防腐作用です。食中毒や魚毒を中和するのに有効で、さしみなど料理についているシソはその為です。またシソの葉には気分を壮快にする働きがあり、ストレスや初期の風邪には、煎じて飲むと効果があります。
入浴剤として葉を袋に入れて浴槽に入れる方法もあります。体が暖まり、冷え性、肩こり、神経痛、リウマチによいとされています。最近では、花粉症を防ぐハーブとしてよく利用されるようになってきました。シソの葉や種に含まれるポリフェノールが、鼻づまりの原因となるロイコトリエンや、くしゃみや鼻水、目のかゆみを引き起こすヒスタミンの生成を抑えてくれます。
さらに、抗原が体内に入ったときにできる抗体の生成も抑え、アレルギー反応を抑えてしてくれます。これらの効果は、青ジソよりも赤ジソの方が、また葉よりも種子エキスの方が高い傾向にあります。
【お料理として】
料理のアクセントや、薬味などに。
【お茶として】
・葉っぱを細かく粉上にしてさじ1杯で15秒ほど沸かします。
・新鮮なシソを葉っぱごとこれでもかというくらいに小さく切り刻み袋に煮出しおくとよりおいしいシソ茶が出来上がります。
(シソと一緒にショウガやみかんの皮を混ぜるとシソが持つ効果をより高めるそうです。)
・お好みではちみつを入れても。
ちなみに、アメリカで野生しているシソは日本とは異なり、香りも異なる。日本のシソの香りはペリルアルデヒドという化学成分であるのに対し、アメリカのシソではペリラケトンが主成分であり、外見の見分けはつかない。ペリラケトンは肺気腫を起こす毒性があり、家畜が被害を受けることからアメリカでは毒草扱いである。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 15:07 | コメント (0)
ショウガ(ジンジャー)
ショウガ(生姜、生薑、英: Ginger、学名: Zingiber officinale)はショウガ科の多年草。熱帯アジア原産。根茎(肥大した地下茎)を香辛料、生薬として用いる。
ショウガは香辛料としての使われ方が多い。日本料理ではすりおろして醤油と合わせて生姜醤油とするか、千切りにするか、刻んで振りかける使い方が多い。外国の料理では、カレー、酸辣湯などの料理にさわやかな辛味をつけるのに用いられる。
スパイシーで辛味のある刺激的なジンジャーティーは、胃を温めて食物の吸収を助ける消化促進作用があり、吐き気をおさえる効果があります。ジンジャーのかけらを噛むとどんな薬よりも乗り物酔いに効くといわれます。また、ジンジャーは新陳代謝を活発にして体を温める効果があるので腹痛、下痢、冷え性、夜尿症にも効果があります。
日本でも昔から発汗促進作用は有名で、風邪の時に生姜汁を飲む習慣がありました。咳止め用の漢方薬で乾姜散(かんきょうさん)と呼ばれ、風邪の民間療法が知られています。またジンジャー(生姜)のエッセンシャルオイルというとなじみがうすいかもしれませんが、血行を促進する作用があるのでマッサージオイルにすると腰痛や生理痛を和らげてくれます。
【様々なお料理に】
ジンジャー(生姜)には肉や魚の生臭みを消す効果があります。ジンジャー(生姜)焼きなどは人気のある調理方法として愛されています。またタンパク質分解酵素も含まれていますので、消化を良くする働きもあります。
ヨーロッパでは、乾燥ジンジャーが主に使われ、チョコレートやクッキーなどに使われ、欧米ではプリン、ケーキ、パンや飲み物(ジンジャーエール)、カレー、ピクルス、レバー料理などにも使われています。
【ハーブティーとして】
1.カップにティーパックを入れお湯を注ぎます。
2.しょうがの絞り汁を入れます。
3.お好みの甘さになるまではちみつを加えます。
[香り]
ややレモンと胡椒の香りがするスパイシーではっとする香り。
[相性のいい精油]
エレミ、オレンジ、カルダモン
[植物の特徴]
アジアが原産地ですが、現在ではアフリカや中米でも商業生産されています。ただし一番香りがいいのはジャマイカ産です。
[芳香剤としての歴史]
古くから香辛料や芳香剤、そして強心剤など薬剤として使われていました。
[ヒーリング作用]
引赤作用、緩下作用、強壮作用
[肌への効果]
ねんざやただれの症状を緩和する働きあります。
[精神作用]
滅入った気持ちを元気づけます。感覚を研ぎ澄まし、記憶力を高める働きもあります。
[身体的作用]
風邪のとき体を温め、鼻水を止める働きがあります。また発汗を促して熱を下げます。消化器系の活性化を促す作用もあり、胃液の分泌を促して食欲減退や下痢の症状を緩和します。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 15:20 | コメント (0)
シラカバ
シラカンバ(白樺、学名 Betula platyphylla var. japonica)は温帯から亜寒帯地方に多く見られるカバノキ科の植物、落葉樹の一種。樹皮が白いことからこの名がある。別名、シラカバ。
日本では福井県を西端、静岡県を南端として北海道までの落葉広葉樹林帯と亜高山帯下部に分布する。主に、長野県や北海道に多い。また日本のシラカバの原種であるBetula platyphyllaとそれにごく近縁にヨーロッパシラカバBetula pendulaはアジア北東部・シベリア・ヨーロッパの広い範囲に分布する。近縁種としてダケカンバがある。
和名の由来は、樹皮が白いこと、アイヌ語が起源のカンバの木という意味である。シラカバという名称は、シラカンバを省略したものである。
沼地や沢などに生えるシラカバの樹はハーブとしても用いられます。薬用植物として、人体の水分代謝を調節する役割を果たします。膀胱と腎臓を刺激し、浮腫、リューマチ、痛風、関節炎、腎臓結石、膀胱結石に効果があると言われています。また、皮膚の分泌活動も刺激されるので、皮膚病の治療にも効果的です。シラカバ葉茶は、4~5月の若い葉芽を乾燥させて用います。
樹液は果糖、ブドウ糖のほかにカルシウム、カリウム、マグネシウムなど各種のミネラルを豊富に含み、飲むとかすかに甘味のあるミネラルウォーターという感じ。樹液を飲用する習慣のある国々では、利尿や便秘、胃腸病などに効くといわれてきましたが、最近の実験で抗酸化機能があることも証明されたといわれます。
また、葉や樹皮から抽出される精油には、抗アレルギー作用、抗菌作用、保湿作用があり、ヨーロッパでは化粧品や入浴剤に広く利用されています。フィンランドではサウナにシラカバの葉と枝を入れますが、それも精油の薬効によるものです。
【スキンケアに】
シラカバの葉や樹皮から抽出された精油、木部を乾留して採取する樺木タール(樺油)はそれぞれ皮膚病や外傷、湿疹などに効く有効成分を持ち、化粧品などに使われています。
樹液を採取できるのは、1年のうち1カ月間だけ。穴を開けるだけで、1本の木から1日5リットル程度が採取できる。採取によって木が枯れること樹液を原料とする甘味料で、虫歯予防の効果がある。
カロリーは砂糖の75%で、インシュリンに影響を与えないことから糖尿病の患者や点滴にも使われているもない。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 16:14 | コメント (0)
シロツメクサ
シロツメクサ(白詰草、別名:クローバー)は、マメ科シャジクソウ属の多年草。原産地はヨーロッパ。花期は春から秋。
日本においては、明治時代以降、飼料用として導入されたものが野生化した。茎は地上を這い、葉は3小葉からなる複葉。花は葉の柄よりやや長い花茎の先につく。色は白。名前はガラス製品を輸入した際に緩衝材として荷物に詰め込まれていたことに由来する。
似た植物に、ムラサキツメクサ(アカツメクサ)、ベニバナツメクサ、タチオランダゲンゲ、ツメクサダマシなどがある。
シロツメクサが日本に渡来したのは江戸時代であり、花を乾燥してガラス器などの緩衝剤として詰め物にしたものから発芽したものであるという。地表直下から地表を匍匐する地下茎があり、所々から葉や花を付ける。3つの小葉を付けるのが普通であるが、4~6枚の小葉をつけることもあり「幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー」として親しまれている。
葉は柔らかいが、踏みつけや刈り取りには結構強く、地表近くに張り巡らした茎から迅速に再生してくる。マメ科であるので根には根粒が形成され、空中窒素の固定能力があるのでグランドのような荒れ地にも生育している。牧草として利用されてきたが、緑化にもよく利用される。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 16:26 | コメント (0)
スイカズラ
スイカズラは日本全国のほか東アジア一帯に分布し、山野や空地によく見られる常緑つる性木本。別名をニンドウ(忍冬)ともいう。
花は5月ごろ咲き、甘い香りがある。花弁は筒状で、先の方は上下2枚の唇状に分かれ上唇はさらに4裂、はじめ白いが徐々に黄色くなる。蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬で抗菌作用や解熱作用があるとされる。漢方薬としても利用される。果実は黒い液果。
スイカズラは、揮発油(リナロールやジャスモンなど)、タンニン、ルテオリンやイノシトール、苦味配糖体、フラボノイドの成分を含む。
金銀花(きんぎんか)も忍冬(ニンドウ)と同様な効き目があり、忍冬(ニンドウ)よりも抗菌作用は強いと言われています。解熱、解毒薬、風邪の初期の発熱に効果がある。
また、軽度の胃潰瘍の予防効果もあるといわれ、金銀花(きんぎんか)を煎じて服用するとよい。金銀花(きんぎんか)の煎じ液でうがいをすると、口内炎、歯槽膿漏に有効とされている。
「スイカズラ」の名は「吸い葛」の意で、古くは花を口にくわえて蜜を吸うことが行なわれたことに因む。
スイカズラ類の英名「honeysuckle」もそれに因む名称で、洋の東西を問わずスイカズラやその近縁の植物の花を口にくわえて蜜を吸うことが行われていたようである。「ニンドウ(忍冬)」の名は、常緑性で冬を通して葉を落とさないから付けられた。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 21:00 | コメント (0)
スギナ
スギナ(杉菜)は シダ植物のトクサ植物門トクサ科トクサ属の植物。
スギナはホーステールとも呼ばれます。北海道から九州、北半球の暖帯から寒帯にかけて広く分布する夏緑性の多年生のシダ植物です。鉄やリン、マグネシウム、カルシウムナドノミネラルが多く含まれていて、その中でもカルシウムの含有量はほうれん草の150倍とも言われています。
またスギナにはケイ素も豊富に含まれ爪や髪に栄養をあたえ、骨を丈夫にします。葉緑素の含有量も多いため、自然治癒力の増進も期待されている。スギナには血糖値を下げる働きがあり、利尿作用、肝炎、腎臓行、膀胱炎、肝臓病などに効果があります。
漢方薬、民間薬として解熱、せき止め、去痰、止血、手足の荒れ、皮膚炎に効果があるとされ、特に冷え対策として腎臓の強壮に役立ちます。また生汁は、うるしにかぶれたとき直接患部に塗ると炎症を抑えてくれます。
【お茶として】
乾燥させ煎じて飲むみます。市販もされています。ほかのハーブとブレンドしても活用できます。
【お料理として】 玉子とじや、汁の実、酢の物、ごまあえ、みそあえ、つくだ煮など。
また、浸出液(スギナ茶を濃くだしたもの)は、ゆるんだ組織、血行の悪い肌に良いといわれています。蒸気浴や手浴や足浴をしたり、トラブルのある部分に湿布したりするのにも効果があります。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 21:22 | コメント (0)
スベリヒユ
スベリヒユは、ナデシコ目・スベリヒユ科の植物の一種。和名・滑りひゆ(草冠に見)。ヒユとは、小さい可愛らしい草のこと。世界の熱帯から温帯にかけて幅広く分布する多年草である。
茎は多肉質で赤色をしており、地面を這う。葉は水滴形で厚く、大きくても3cm程度しかない。なお、標本にすると植物体は黒く変色してしまう。夏に黄色の小さな花を咲かせる。
畑や荒地に自生するが、多肉植物だけに乾燥に強い。放置されたプランターなどでは、乾燥により他の雑草が枯れてしまっても、スベリヒユだけが生き残って茂っていることがままある。
スベリヒユは世界の熱帯から温帯にかけて生育する、史前帰化植物。畑の雑草であるが、路傍や荒れ地にも生育している。葉は厚ぼったく、光沢がある。茎も多肉質であり、乾燥に強い対応能力を持っていることが予想される。昔から食用にされていた。ゆでると粘液がでるとのことで、それがスベリヒユの名前の由来となっている。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 21:33 | コメント (0)
セリ
セリ科はニンジンやパセリの仲間を含む。芳香を持ち、ハーブとして使われる種を多く含む。
特徴的な散形(傘形)花序をつけるので、古くは散形[傘形]科(さんけいか)と呼ばれた。子房下位で果実は分果(2個に割れる)。
春の七草のひとつで、ミツバ、フキ、ウド、ワサビとともに日本の野草から野菜になったもの。 小川や田や湿地に自生するセリは、丈が低く茎は紫褐色で香りが強いのに対して、栽培品は茎が長く青緑色で香りも少ないのが特徴。
生のセリは、野菜としてそのまま食べると大きな薬効を期待できる。 全草を採り、生のまま、鍋物や汁の実、塩を入れてゆでて水にさらしてから、おひたし、ごまあえはすりごま、しょうゆ、みりんかハチミツを加える。また、サラダ、天ぷらなどにも用いられる。
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センブリ
センブリ(千振)はリンドウ科センブリ属の多年草で薬草として利用される。生薬名は当薬(とうやく)。
草丈は5~40cm。茎の太さは1~2mmで断面は四角く、根元から数本に別れて生える。 1~3cmほどの細長い線形の葉が対生する。 山野に自生し、発芽した芽がそのまま越冬し、翌年の9~11月頃に多数の花を咲かせる。花は五弁で、白く縦に紫色の線がある。
薬には開花期の全草を用いる。薬効は、胃腸虚弱、下痢、腹痛、脱毛など。日本薬局方に収載されている苦味チンキの材料のひとつである。
中国ではセンブリと同じ仲間のものを「利胆草」と称して急性黄疸性肝炎、胆のう炎に用いられている。胆汁(たんじゅう)、膵(すい)液の分泌促進や鎮痛作用、抗炎症作用があることも知られている。
センブリは日本固有の薬草で、いわゆる民間薬として使用されてた。現在センブリは日本薬局方にも収載されており、この事からしても日本の薬草の中でも重要な生薬の一つと言える。
センブリの名は漢字で「千振」、又は「当薬」(とうやく)と書く。これはセンブリの名の由来と特徴を非常に良く表しているといえる。
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ソバ
ソバ(そば、蕎麦)は、タデ科の一年草。
中央アジア原産で、わが国での栽培始めは不明であるが, 722年元正天皇の詔でソバの栽培を勧めているのが記録に残っている。
虫媒による他殖性種子繁殖作物で,脱粒性が強い。冷涼な乾燥地を好み,湿地は不適である。生育期間が短いので,山間地の作物や救荒作物として古くから用いられてきた。
子実の蛋白質は消化のよいグロブリンで一般の穀類に少ないリジン,シスチン等のアミノ酸を多く含み,また,ビタミンB1,B2 も多く,最近健康食品としての評価が高い.ソバ殻は枕の詰物として用いられる。
世界のソバの9割以上がソ連で生産される。わが国では毎年約10万トンの需要ががあり,そのうち約8割が中国,カナダより輸入されている.わが国の栽培面積は約 2万ha弱で,北海道,東北,関東,南九州が主産地である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 22:58 | コメント (0)
ダイコンソウ
ダイコンソウは日本全国、中国に分布するバラ科の多年草。山地のやや明るい渓谷、山道のほとりなどに生育する。
根出葉は羽状複葉で、茎に付く葉は3裂から単葉へと変化する。根出葉は、言われてみればダイコンに似ている。花は7月から9月にかけて咲き、高さ30cm~50cmの枝分かれした先端にまばらに付く。花の中心には多数の柱頭があって、独特の形状である。柱頭には途中に関節があり、曲がって、果実の成熟にともなって脱落する。
葉がダイコンに似るので、ダイコンソウの名がある。本当のダイコンソウは日本に自生する小さな黄色花の植物だが、市販されているのは欧州生まれの園芸種。ベニバナダイコンソウやチリダイコンソウなどいくつかの種間交雑で改良されたもの。人気品種の花色は朱赤だが、橙、黄などもある。また八重咲きもある。
このダイコンソウの花盛りの時期の全草は腎臓機能の低下、鉄分不足、低血圧などに効果があるといわれている。全草を日に干して乾燥させたものが水揚梅(スイヨウバイ)といわれる生薬で、むくみが気になるときなどに水に煎じて飲むとよいといわれている。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 23:24 | コメント (0)
2005年09月11日
タデアイ
タデ科の一年草。葉にインディゴ色素を含み、藍染めに利用される。
アイ(藍、中国語:蓼藍)は、タデ科の一年生植物。タデ藍または藍タデともいう。外形はイヌタデによく似ているが、アイは葉を炒めると藍色になる。茎は高さ50~70cmになり、よく枝分かれする。葉は幅の広い被針形(竹の葉のような先端が尖り基部のやや広い形)をしている。原産地は東南アジアから中国。葉は藍色色素の原料となる他、乾燥させて、解熱、殺菌の漢方薬としても用いられる。
タデアイは昔から蓼正藍として藍染に利用されてきた種類である。徳島県などが主な産地で、暖地では3月ごろからまき始めるが、通常は桜の花が咲く頃がまき時の目安と言われている。
現在では化学合成したインディゴ染料が工業的にはよく用いられているが、藍染めは奈良時代から続く歴史があり、藍による染色を愛好する人もいる。海外では”Japan Blue”と呼ばれることもある。
染色には生葉染め、沈殿法(製藍法)、すくも法がある。生葉染めは生葉から抽出した液を用いる。沈殿法は葉を水につけ発酵させてから石灰で沈殿させて用いる。すくも法は葉を乾燥させてから用いる。
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タラノキ
タラノキはウコギ科の落葉低木樹。山林に生えている棘の多い樹木。新芽を「たらの芽」「タランボ」と称しスプラウトとして食用にする。スーパーマーケットなどで時折販売されている。天ぷら等に調理すると美味。
夏に小さな白い花を放射状にたくさん咲かせる。秋には黒い実がなる。葉のつき方は奇数二回羽状複葉。樹皮は民間薬として健胃、強壮、強精作用があり、糖尿病にもよいとされる。また、芽をたべることで同じような効果が期待できると言われている。根皮もタラ根皮(たらこんぴ)という生薬で、糖尿病に用いられる。
タラノキは高さ5mほどになる。日本全国、中国・樺太・東シベリアに分布する。全体に鋭いとげがあるのが特徴であり、かなり大きく成長しても幹の棘は残っている。伐採跡などで急速に成長するが、20年を過ぎると次第に樹勢が衰え、やがて枯れてしまう。伐採跡地では、新たにもたらされた種子や土中に埋蔵されていた種子が休眠から覚めて成長する場合、生育していたタラノキの根から再生する場合などがある。
タラノキはあまり枝分かれせず、茎の先端に長さ1m近くになる大きな2回羽状複葉の葉をつける。花は8月頃に咲き、林縁などで黄緑色の花を咲かせて目立つ。果実は秋に黒紫色に熟す。
タラノキの新芽(タラの芽)は、春の山菜の王者であり、天ぷらや白和えなどで食べられている。
名前の由来は、地方では、タロウノキ、タロノキ、ウドと同様に山菜の王様から、タロウウドなど、人名の「太郎(たろう)」を連想させるような呼び名がある。これには「太郎の木」ということから、転訛(てんか)して、タラノキと呼ばれるようになったという説もある。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 00:24 | コメント (0)
タンポポ(タンデライオン・タンデリオン)
キク科タンポポ属 (Taraxacum) の多年生植物の総称である。黄色い花を咲かせ、綿の種を作る。なお、英名のdandelionはフランス語で「ライオンの歯」を意味するdent-de-lionに由来するが、これはギザギザした葉がライオンの牙を連想させることによる。
生命力の強い植物で、アスファルトの裂目から生えることもある。また、セイヨウタンポポは古くからヨーロッパでは食用に供されており、多少の苦味があるがサラダなどにする。また、根を乾燥させたものはコーヒーの代用品として知られている。さらに、茎に含まれる乳液からゴムを採集する所もある。全草を乾燥したものは蒲公英(ほこうえい)という生薬で解熱、発汗、健胃、利尿などの作用がある。 古典園芸植物のひとつで、江戸時代幕末には園芸化され、数十の品種があった。
皆さんにもなじみ深いタンポポは、胃・肝臓の健全化、解熱、強壮などの多種多用の目的で広く用いられています。
強力な利尿作用をもち、洗浄効果を発揮するといわれています。タンポポコーヒーとして良く利用され、ビタミンA, C 鉄分、カリウムを含み、強壮興奮、暖下、血液浄化作用がある、肝臓、胆のう、痛風、リュウマチに有効です。ヨーロッパでは「おねしょのハーブ」といわれるほど利尿作用が強く、むくみには効果的です。
【タンポポコーヒーとして】
タンポポコーヒーとして飲まれるのは、根の部分です。軽くフライパンでローストし、熱湯を注いでください。タンポポコーヒーの出来上がりです。
【ハーブティーとして】
ブレンドの際相性の良いハーブ→ペパーミント
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 00:34 | コメント (0)
トウモロコシ
トウモロコシは、イネ科の一年生植物。穀物として人間の食料や家畜の飼料となるほか、デンプンや油の供給源としても重要で、年間世界生産量は6億トンに達する。
日本語では地方により様々な呼び名があり、トウキビ、ナンバ、トウミギ、コウライキビなどと呼ぶ地域もある。
イネ科の一年草で、高さは 2m に達する。イネ科としては幅の広い葉をつける。
発芽から3ヶ月程度で雄花(雄小穂)と雌花(雌小穂)が別々に生じる。雄小穂は茎の先端から葉より高く伸び出し、ススキの穂のような姿になる。雌小穂は分枝しない太い軸に一面につき、包葉に包まれて顔を出さず、長い雌蕊だけが束になって包葉の先から顔を出す。トウモロコシのひげはこの雌しべにあたる。
花粉は風媒され、受粉すると雌花の付け根が膨らみ可食が形成される。イネ科では珍しく、種子(果実)が熟すると穎の中から顔をだす。
子実は食用,でん粉,油,飼料等に利用される。また,青刈サイレ-ジ飼料としての利用も多い。未成熟のスウィ-ト種はスウィ-トコ-ンとして,ポップ種はポップコ-ンとしてそれぞれ食用となる。
世界のトウモロコシ子実の生産量 3.7億トンのうち,5割弱をアメリカが生産し,その他中国,ブラジル等で生産量が多い。わが国では青刈サイレ-ジ用に約12万ha栽培されているが,子実は全量輸入され,大部分が配合飼料として利用される。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:10 | コメント (0)
ドクダミ
ドクダミ(毒矯み、毒痛み)とは、ドクダミ科ドクダミ属の植物。毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)ということもある。
林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。住宅の回りでも、日当たりの良くないところに生えていることがある。開花期は5~7月頃。茎頂に、4枚の白色の苞のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。
ベトナム料理ではザウジャプカー(rau gi?p ca)またはザウディエプカー(rau di?p ca)と称し、主要な香草として重視されている。ただし、日本に自生している個体群ほど香りはきつくないとも言われている。
また、中国西南部では「折耳根(ジョーアルゲン zhe?rg?n)」と称し、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根を野菜として用いる。根は少し水で晒して、トウガラシなどで辛い味付けの和え物にする。
加熱することで香りが和らぐことから、日本でも山菜の1つとして天麩羅などにして賞味することがある。
利尿、便通及び高血圧予防には単独でお茶にしていただく。便通を整え、十薬(じゅうやく)中のクエルチトリン、イソクエルチトリンの作用によって、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する効果があります。
注意としては、単独での服用時、体が冷えている時や体調の悪い場合には用いてはいけません。ドクダミにおいの成分には強い抗菌性や抗かび性がありますので、生の葉を水虫の患部にすり込めば水虫菌の発育を阻止して、効き目があるとされます。
ドクダミの、イソクエルシトリンが血圧を下げ、デカノイルアセトアルデヒドが殺菌作用が蓄膿症を改善、利尿作用で便秘が改善、フラボン成分は細胞組織を保護、血液循環を良くして、お血を取り去り神経痛を改善、動脈硬化、高血圧、アトピーなどに効果があるとされます。
【ハーブティーとして】
ドクダミ茶を用いますが、十薬20~30グラム、ハトムギ10グラムとを煎じ、お茶代わりに飲むと一層効き目があります。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:21 | コメント (0)
ナズナ
ナズナ(薺)とは、アブラナ科ナズナ属の一年草。
日本では、荒れ地や道端など至るところに生えている。 秋に芽生え、ロゼットで冬を越し、春に数ミリほどの小さな白色十字花を多数花穂に付ける。春の七草の一つで、若苗を食用にする。冬季の貴重な野草である。
ナズナはペンペングサとも呼ばれる。果実の形が三味線のバチに似ているためという。よく稔った花茎を取り、果実を注意深く下向きに引っ張って茎と果柄を少し剥がして振るとシャラシャラと音がする。
ナズナは、春の七草としてよく知られている繁殖力が旺盛な雑草のひとつだが、七草粥に入れて食べるようになったのは、平安の頃からだとされている。
名前の由来は、切り刻むという意味の「ナズ」に、菜が付いて、ナズナになったという説や、春・秋・冬には、生えているが、夏には生えて無いという意味から転訛(てんか)して、ナズナになったとう説や、なでたい程かわいい花という「愛(め)でる草」を意味する「撫菜(なでな)」から転訛して、ナズナになったという説が多々ある。
民間薬として陰干ししたのちに煎じたり、煮詰めたり、黒焼きするなどしたものは肝臓病・解熱・血便・血尿・解熱・下痢・高血圧・止血・生理不順・腹痛・吐血・便秘・利尿・目の充血や痛みに効き、各種薬効に優れた薬草として用いられる。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:32 | コメント (0)
ニシキギ
ニシキギ(錦木)とはニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。
日本・中国に自生する。 紅葉が見事でモミジ・スズランノキと共に世界三大紅葉樹に数えられる。 庭木や生垣、盆栽にされる。 若い枝では表皮を突き破ってコルク質の2枚の翼(ヨク)が伸長するので識別しやすい。なお、翼が出ないものもあり、コマユミと呼ばれる。
初夏にあまり目立たない花を咲かせ、秋に実が赤く熟す。紅葉が特に美しく、秋が最も観賞価値がある。
和名は、秋の紅葉が美しい樹木で、その姿が豪華な錦(にしき)の織物のようなところからニシキギ(錦木)と呼ばれている。庭木としてもよく植えられている。薬草として用いられ翼を採取して黒焼きにし、その粉末を飯粒と混ぜ合わせてよく練って、和紙または布に広げてトゲの刺さった箇所に張ると、トゲが浮いてきて抜けやすくなるといわれている。果実はシラミの駆除に利用していたため、シラミコロシの別名もある。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:44 | コメント (0)
ニンニク
ニンニク(蒜:大蒜:葫、Allium sativum)とは、ユリ科の多年草で、球根(鱗茎)を香辛料として用いる。
ガーリック (GARLIC) とも呼ばれる。日本ではニンニクやノビル(野蒜)など根茎を食用とするユリ科の植物を総称して蒜(ひる)と呼んでいたが、特にノビルと区別する場合にはオオヒル(大蒜)とも称した。生薬名は大蒜(たいさん)。
ニンニクは、僧侶が荒行に耐えうる体力を養うために食したとされ、その語源はあらゆる困難に耐え忍ぶという意味の仏教用語の「忍辱」とされる。
原産地は中央アジアと推定されるが、すでに紀元前3200年頃には古代エジプトなどで栽培・利用されていた。日本には中国を経て8世紀頃には伝わっていたと見られる。
日本では江戸時代、その臭気により公家・武士階級では食べる事を禁止されていた。ニンニクが広く食べられる様になったのは明治以降になってからである。
[香り]
強いクセのある刺激的な香り。
[植物の特徴]
原産地はアジアですが、スペイン、エジプト、フランスでも生息しています。白やピンクの花をつけますが、エッセンシャルオイル(精油)を抽出するのは地中の鱗茎からです。
[芳香剤としての歴史]
昔から長寿を促すといわれ、精力をつける作用も注目されていました。漢方でも広く使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、駆虫作用
[肌への効果]
吹き出物や膿瘍といった皮膚の不調を緩和する働きがあります。潰瘍や腐敗が置きやすい創傷の消毒にも使われます。
[精神作用]
体を温め、精神的な疲労を取り去る働きがあります。
[身体的作用]
甲状腺の機能を整え、リンパ系を活発化させることにより、体を丈夫にし、代謝を高めてし若返りを促します。その一方で循環器系にも働きかけて動脈硬化ををおきにくくします。呼吸系にも親和性があり、気管支炎や結核などの症状を和らげる効果があります。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:59 | コメント (0)
ハコベ

ハコベ(繁縷)とは、ナデシコ科、ハコベ属、草植物の総称である。越年草。ハコベラともいって、春の七草の一。
ハコベには、ハコベラ、ハクベ、ハッカソウ、ベニソル、ビズル、アサシラゲ、ヲシズリ、ネコノミミなど多くの別名がある。日本の各地の山野、路傍、垣根などのいたるところに普通に見られます。日本では、古くからハコベ塩を歯磨きして用いられていた。
「ハコベ」と呼ばれる植物には、茎葉が緑色のミドリハコベと、やや小型で、茎が紫色を帯びるコハコベがある。ハコベより一回り大きいウシハコベも食用になる。
若い葉は、軟らかくてクセがなく、食べやすい。小鳥が好む草でもある。花弁は5枚だが、形がV字型をしているため、10枚あるように見える。放任すると雑草化するが、根絶したければ、必ず根ごと抜き取る。
非常に生命力が強く、少しでも茎が残ると、元通り再生する。基本的に、秋に芽生え、夏にはタネを残して枯れる越年草だが、地域によっては、春~秋にかけて生育する。やや酸性の土を好むので、土壌酸度を推し量る指標になる。庭や花壇などに、これが生えてきたら、土が酸性に偏っている証拠である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 02:09 | コメント (0)
ハス
蜂の巣状の花托に果実が実ることからハチス→ハスという名になったと言われている。
インド原産。地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出す。草高は約1m、茎に通気のための穴が通っている。水面よりも高く出る葉もある(スイレンにはない)。葉は円形で葉柄が中央につき、撥水性があって水玉ができる。花期は7~8月で白またはピンク色の花を咲かせる。
実の入った花床(花中央の黄色部分)はたくさんの穴があいていて蜂の巣に似ていることからその名がついたともいわれる。漢字の「蓮」は漢名からで、種子が連なってつくことからといわれる。
夏の朝に水面まで花茎を立てて開花する。朝早く開き午後3時頃には閉じる。花の開閉は3回繰り返し、4日目には花びらが散る。
アジアの多くの国の国花となっている。仏教では西方浄土の極楽は神聖な蓮の池、と信じられているため、寺の境内にハス池をつくって植えるようになった。また多くの仏典に「蓮華(れんげ)」の名で登場し、仏像の台座にもその形がよく使われる。
ちなみに、古代エジプトで神聖視されたのは蓮ではなく熱帯睡蓮(スイレン)である。
泥の中にある根の部分はふくらんで蓮根(レンコン)になる。花、葉、茎、種子なども食用になる。
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2005年09月14日
ハッカ
ニホンハッカ(日本薄荷)。シソ科ハッカ属の多年草。国外では通称、和種薄荷(ワシュハッカ、Japanese peppermint)と呼ばれている。単に薄荷ということもある。ハーブの一種。
漢方では、とくに頭痛、目の充血、のどの腫脹による疼痛(とうつう)などの症状に適していて解熱、発汗、健胃の目的で荊芥(けいがい)、防風(ぼうふう)、桔梗(ききょう)、甘草(かんぞう)などを配合する。夏の熱射病による頭のふらつきや発熱、口乾、尿の減少などの症状には石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)を配合して用いる。
虫さされなどには、生葉をもんで患部に塗布すると、かゆみ止めになる。ハッカの全草を、陰干しして、浴湯料として疲労回復、腰痛、神経痛などに用いられている。
ハッカの名前の由来は、漢名の薄荷(はっか)の音読みから和名が付けられたが、薄荷の語源自体は明確ではない。古くは、目が疲れたときに葉をもんで、まぶたをなでたりしたことから、目草、目張り草、という呼びなや、眠気覚ましに用いたことから、目覚め草などという呼び名もある。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:32 | コメント (0)
ハトムギ
ハトムギ(鳩麦)はイネ科ジュズダマ属の穀物。ジュズダマとは同種で、栽培用の変種である。
中国南部からインドシナ半島にかけての地域原産とされる。漢方や民間療法では、皮を剥いた種子をヨク苡仁(よくいにん)と呼んで薬用に用いられ、いぼ取りの効果、利尿作用、抗腫瘍作用などがあるとされる。また、ハトムギ茶などに利用される。
ハトムギの、茎は根から数本叢生(そうせい)し分岐して色は緑色をしている。葉は互生、長さ30~60センチ、巾2~4センチの細長い披針形、先は尖って、葉縁はざらつき、葉の基の方は葉鞘となって茎を抱く。
花は、8~9月ころ葉腋の軸に数個、穂状花序をつくり、下部の1つの雌花穂は変形した硬貨の葉鞘につつまれている。中には3花入っていて、育つのは1花しかない。 果実は花の咲いた後、苞が暗褐色の堅い果実状となって中にうすい果皮に包まれた種子がある。
名前の由来は、明治以降に、ハトが好んでその実を食べることから、ハトムギという名がついたといわれるが、それ以前には、1反歩(約10アール)で、4石(約180リットル)の収穫があるということから、四石麦(しこくむぎ)という名がついていたといわれる。ハトムギは、古来「ショクムギ」「朝鮮麦」「唐麦」などと呼ばれていた。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:45 | コメント (0)
ハハコグサ
ハハコグサ(母子草)とは、キク科ハハコグサ属の越年草である。春の七草の一つ、「御形(オギョウあるいはゴギョウ)」でもあり、茎葉の若いものを食用にする。
日本全国の人里の道端などに普通に見られ、成長した際の高さは10~30cm。葉と茎には白い綿毛を生やす。花期は4~6月で、茎の先端に頭状花序の黄色の花を多数つける。
ハハコグサの全草を採取し細かく裁断して日干しし、お茶にする。咳止めや内臓などに良い健康茶ができる。これには鼠麹草(そきくそう)という生薬名があるが、伝統的な漢方方剤では使わない。
ハハコグサは秋に芽生えてロゼットで越冬し、春に茎をもたげて花を咲かせる、越年性の1年草である。全体に白いクモ毛が多い。春の七草の1つであり、御形(おぎょう)の名で登場する。
名前の由来は、葉や茎が白い綿毛をかぶっている様子が、母親が子を包みこむように見えたことから、母子草(ハハコグサ)の名がついたという説と、昔は葉を餅に入れて草団子にして食べた「葉っこ草」が転訛して、ハハコグサの名がついたという説がある。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 01:54 | コメント (0)
バラ
バラ(薔薇)とは、バラ科バラ属の種の総称。しかし、一般にはそれらから品種改良で作られた栽培植物を指す。薔薇と書いて「そうび」「しょうび」とも読む。
観賞用および香料原料に使われる。観賞用に品種改良されたものは香りの少ないものが多い。6月の誕生花。 バラ属の植物は、灌木、低木、または木本性のつる植物で、葉や茎に棘があるものが多い。葉は1回奇数羽状複葉。花は5枚の花びらと多数の雄蘂を持つ。ただし、園芸種では大部分が八重咲きである。北半球の温帯域に広く自生しているが、チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけてが主産地でここから中近東、ヨーロッパへ、また極東から北アメリカへと伝播した。南半球にはバラは自生していない。 世界に約120種がある。
[香り]
深くて甘い高貴な香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール、ガルバナム
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)はモロッコ、トルコ、フランスで生産されています。山岳地帯で栽培され、朝露があがった直後に花を摘んで蒸留します。
[芳香剤としての歴史]
古くから花として愛されてきましたが、中世のヨーロッパで、肺の疾患と喘息を治す薬の役割が見出されました。バラの香りをつけた食品も大流行しました。19世紀以降は香水と石鹸の成分として人気を博しています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強肝作用、強壮作用
[肌への効果]
老化した肌、乾燥肌、硬化肌に効果があります。炎症にも有効です。
[精神作用]
情緒を安定化し、悲しみや嫉妬といった感情、ストレスを取り除きます。
[身体的作用]
血液循環を活性化し、毛細血管を強化します。毒素を浄化する効果があり、二日酔いの解消に使われた時代もあります。女性には子宮の強壮剤として月経前の緊張を緩和し、月経の周期を正常化します。男性にも精液を増やし、インポテンツを解決する働きがあります。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 02:07 | コメント (0)
フキ
フキ(蕗)とは、キク科フキ属の多年草。
茎は地上で伸びるのではなく地下茎となっている。早春、葉よりまえに花茎がでる。これを蕗の薹(フキノトウ)とよんでいる。雌雄異花であり、雌花は受粉後、花茎を伸ばしタンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばす。開花時の草丈は5~10cmだが、結実時の草丈は80cmになるものもある。
日本原産で、北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布している。北は樺太から、朝鮮半島・中国でも見られる。水が豊富で、風があまり強くない土地を好み繁殖する。
ふきのとうや葉柄を食用とする。ふきのとうは天ぷらや煮物・味噌汁にする。葉柄は灰汁を抜いて煮物などにする。
フキの日本古来の呼び名は、ヤマフフキまたはオオバと呼んでいたが、日本の古書「本草和名(ほんぞうわみょう・918)」には、始めて中国の植物の款苳(かんとう)に、フキをあてていることが記されている。
フキは、ワラビとともに発ガン性物質が含まれていることが、よく知られているが、アク抜きや塩漬けなどの処理をすることによって発ガン性は消滅するので、季節料理として風味を楽しむぐらいの摂取量であるならば、なにも心配はない。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 02:29 | コメント (0)
ヘチマ
ヘチマ(糸瓜)はインド原産のウリ科の植物の一種。
巨大なキュウリのようなをつけ、若い果実は食用に、成熟した果実は強い繊維が発達するのでたわしなどに用いる。果実は成熟後、次第に乾燥し、種子の周囲が繊維で支えられた空洞となる。その頃になると果実の先端が蓋のように外れ、果実が風でブラブラと揺れるたびに、ここから遠心力で種子が振り出され、飛び出す。原産地で野生植物であったときには、こうして一種の投石器のような機構で種子散布を図っていたと考えられる。
ヘチマはインド原産で江戸時代に渡来し、糸瓜(いとうり)と呼ばれ、若い瓜を煮たり、漬けものにして珍重されていた。ヘチマの別名、糸瓜の意味は老熟すると繊維が多く糸が織られているようで中国でつけられたものである。江戸時代の後期には、化粧水としてヘチマの水がとられ、江戸城大奥の女中たちもさかんに使ったという記録が残されている。
ヘチマは9月上旬ころ、茎を地上50cmぐらいに切り、一升瓶に差し込んでおくと、一晩でへちまヘチマ水が2リットル近くとれるので、これを煮沸ろ過し、グリセリンとエタノールを加え、香料を入れるとへちま(ヘチマ)水がでる。
ヘチマを湯上りに手や顔にぬると肌がうるおい、すべすべするほか、ひびやあかぎれ、しもやけにつけてもよい。これはヘチマに含まれるサポニンの一種であるヘチマサポニンの効能と言われている。
ヘチマ水の作り方(1リットルの場合)
1. ヘチマ水1リットルを鍋に入れ、40~50度位になるまでコンロで加熱します。
2. 温まったらコンロの火を止め、ホウ砂5gを加え、良くかき混ぜて溶かします。
3. ホウ砂が完全に溶け、ヘチマ水の温度もある程度下がったら、エタノール 100ml を加えてかき混ぜます。
4. 更に、グリセリン 50ml を加えてかき混ぜます。
5. ベルガモット油などの香料を数滴加えて、よくかき混ぜます。
6. クッキングペーパーなどを用いて、予め用意しておいた瓶に少量ずつろ過します。
(ろ過する前に 5.の段階で暫らく静置しておくと不純物が沈殿してろ過し易くなります。)
以上で完成です。
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ベニバナ
ベニバナ(紅花)とは、キク科ベニバナ属の植物。末摘花(すえつむはな)ともいう。紅色染料の原料として栽培される。
インドまたはエチオピア原産とされ、広く温帯に分布している。わが国には応神天皇の時代にシルクロ-ドを経て渡来し末摘花と称された。
1年生または越年生の種子繁殖作物で,高温・乾燥を好む。暖地は秋播き,寒地は春播きする。染料用は開花着色後に収穫する。葉の刺は染料用種には少なく,油料種は多い。
赤色染料は着色した花を収穫後処理して作り,化粧用とする。種子はリノ-ル酸含量が高いので,食用油として用いられるほか,医薬原料等にも使用される。また,葉はサラダ用,花は通経薬としても用いられる。
世界の栽培面積 140万haのうち50%以上がインドで栽培され,そのほかメキシコ,アメリカ等の乾燥地帯での栽培が多い。わが国では徳川時代までは高級染料として100トン近くの生産があったが,明治に入って洋紅や化学染料の輸入により栽培は衰退し,現在は,山形県ほかで 3~ 4haが栽培または試作されているに過ぎない。
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マコモ
マコモは北海道から九州、東アジアから東南アジアに分布する大型の多年生草本。ため池の湖岸、沼沢地、流れの緩やかな河川などに生育し、草丈は1.5mを越える。8月から10月にかけて花序を形成する。雌花は花序の先端につき緑色、雄花は下部について淡い紫色を帯びる。種子は食用となり、ワイルドライスとして販売されることもある。種子は稔ったものからすぐに脱落するので、花序はいつもまばらな印象がある。種子を集めるためには、船の中にたたき落としたという。
地下茎は直径1.5~2cmで、水深が地表面付近である場合には泥中を伸長するが、水深の深い場所では水中を浮かんでのびる。波浪の影響が少ない場所ではヨシよりも水深の深い場所まで群落を形成するが、風の影響が強い場所では群落を形成しにくい。
大きいものは2mを越え、地方によりコモガセ、コモガヤ、マコ、チマキグサ、カツミ、ハナカツミ、ガッゴなどとも呼ばれている。わが国では田圃の水路など至る所の湿地帯に見られ、更に中国大陸や沖縄、北米インディアンの間では現在でも食用としているといわれる。
中国では黒穂病菌の寄生した若い茎を菰角(こもづの)といい食用とし、菌の成熟したものは油を加えてマコモ墨といい眉墨とした。
マコモを母体にして発生させる微小単細胞生物は「マコモ耐熱菌」と名付けられ、製品化された。
マコモ耐熱菌については、未だ科学的に解明されていないとされているが、マコモ耐熱菌は微生物ながら病疫微生物ではない。マコモ耐熱菌は無数の繊毛で被われ、体内で芽胞を形成する。芽胞中に自身が生きるための栄養を蓄え、1000℃の高熱にも死なないマコモ耐熱菌は、三つの形に変化し、体内から代謝物質を排出するが、この代謝物質が人体に有効ではないかとされている。
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マタタビ
マタタビ(木天蓼、「もくてんりょう」とも読む)は、別名夏梅ともいい、マタタビ科マタタビ属の落葉蔓植物である。低位の山を散策すると割とよく見かける。日本の山地に自生している。
ツル植物とはいっても、巻き付くことは少なく、伸び上がってもたれかかり、垂れ下がるような生育形態をとる。したがって平坦地では生育しにくく、渓谷の急傾斜地などに生育することが多い。岡山県では、県南には少なく、中部から北部に多い。
葉は丸めで夏に小さな白い花を咲かせる。花をつける蔓の先端部の葉は花期に葉緑素が抜けて白化し、送粉昆虫を誘引するサインとなっていると考えられる。近縁のミヤママタタビではこの変化は白くなるのではなく、鮮やかな桃色に着色する。若い果実は辛いが熟すと美味しい。薬用酒(マタタビ酒)の素として果実がよく使われる。
ネコ科の動物はマタタビの臭い(マタタビ酸)に恍惚を感じ、強い反応を示すため「ネコにマタタビ」という言葉が生まれた。
有効成分は、マタタビ酸、マタタビラクトン、アクチニジン(鎮静)、ポリガモール(利尿) 。体を温めて血行をよくして、強心、利尿の効き目がある。
名の由来は、アイヌ語で呼ばれる、マタタンプが転訛(てんか)して、マタタビになったという。また、古名では、和多々比(わたたび)と呼び、ワタタビが転訛して、マタタビの名になったという説もある。
古くから、猫にマタタビと言うが、実際に猫がマタタビにじゃれる様子は異常なほどすごく、名前の由来は、長旅に疲れた旅人が、マタタビの果実を食べたら元気が出て、「また旅」をしたということから名づけられたというマタタビ語源説がある。
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ミカン
ミカン。ミカン科は双子葉植物の科で約150属、900種からなる。木本または一部草本で温帯から熱帯に分布する。精油を含み芳香(または異臭)を有する。花に芳香のあるものも多い。
カンキツ類(ミカン属、キンカン属、カラタチ属などのグループ)は果樹として非常に重要である。またサンショウ、コブミカンCitrus hystrix、オオバゲッキツMurraya koenigii(カレーの木とも呼ばれる)などは香辛料として用いられる。キハダ、ゴシュユ、ヘンルーダなど薬用に用いられたものや、ミヤマシキミなど有毒植物もある。観賞用に栽培されるものとしてボロニア、ゲッキツなどがある。
またアゲハチョウ科のチョウの食草としても知られる。
ウンシュウミカンは、ミカン科の常緑小高木、またはその果実。様々な栽培品種がある。
日本の代表的な果物であり、冬になれば炬燵の上にミカンという光景が一般家庭に多く見られる。単に「ミカン」と言う場合も、普通はウンシュウミカンを指す。
甘い柑橘ということから漢字では「蜜柑」と表記される。古くは「みっかん」と読まれたが、最初の音節が短くなった。
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ムクゲ
ムクゲ(木槿)はアオイ科の落葉低木。夏から秋にかけて赤、白、紫などの美しい花をつけ観賞用に栽培される。中国・インドの原産。大韓民国の国花で、しばしば韓国の象徴とされ、国章にも意匠化されている。
ムクゲは荒れ地にも耐えるので庭木の他、道路路側帯などにも植栽されている。種子もよく稔り、自然に若木が発生する。初夏から秋まで花期は長く、1つの花は1日しか開花しないが、次々と開花するので、花が絶えることはない。5つの花弁の中心に大きな雌しべとこれに付着した雄しべが多数ある。淡い紫色のものが多いが、白花や八重咲きなどの品種が作出されている。
木槿皮(もくきんぴ)は、「本草綱目(ほんぞうこうもく)」にも、水虫、たむしに用いられている。一般には、解熱(げねつ)、利尿(りにょう)、解毒(げどく)、かゆみ止めに効き目があるとされている。 ムクゲの名前の由来は、木槿(もくきん)を、そのまま音読みにして付けた名前というが、ムクゲの花は、花が朝開いて夕方にはしぼむことから、うたたかの栄華にたとえて、「槿花(きんか)一朝の夢」という表現もある。
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ムラサキシキブ
ムラサキシキブ(紫式部)はクマツヅラ科の落葉低木で、日本各地の林などに自生し、また果実が紫色で美しいので観賞用に栽培される。
葉は対生。花は淡紫色の小花が散房花序をつくり6月頃咲く。秋に果実が熟す。栽培品種には白実のものもある。
名前の由来は平安時代の女性作家「紫式部」だが、この植物にこの名が付けられたのはもともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたためと思われる。「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。
コムラサキも、全体に小型だが果実の数が多くて美しいのでよく栽培される。別名コシキブ。ムラサキシキブとは別種であるが混同されやすく、コムラサキをムラサキシキブといって栽培していることが大半である。
ムラサキシキブというと、初冬の雑木林で目につく、あざやか紫色の果実のイメージが強いが、夏に咲く花も紫色である。
ムラサキシキブの幹はまっすぐに伸びて、しかも強靱であるところから、金槌などの道具の柄や、杖に用いられる。また火縄銃の時代には、銃身掃除や弾丸込めのための唐子棒にも使われた。
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ヤナギタデ
ヤナギタデは北海道から南西諸島に分布し、北半球に広く分布する1年草。砂質~砂礫質の河原に生育し、新しく形成された砂州で群落を形成する。9月の終わり頃から10月にかけて長い花序を形成し、秋には紅葉して美しい。晩秋の河原では、この紅葉でヤナギタデの存在が容易に確認できる。葉は細長く、その形をヤナギの葉に例えたのが和名となった。
タデは、タデ科の1年草。単にタデと言う場合は、ヤナギタデを指す。「蓼食う虫」の蓼もヤナギタデである。
特有の香りと辛味を持ち、香辛料として薬味や刺身のつまなどに用いられる。品種としては、柳タデ(本タデ)、紅タデ、青タデ、細葉タデなどがある。タデの葉をすりつぶして酢でのばしたものはタデ酢と呼ばれ、アユの塩焼きに添えられる。辛味成分はポリゴジアール。
葉が細く、柳に似ていることからこの名がある。水辺に生え、高さ30-80㎝になる1年草。別名をホンタデとかマタデといい、葉に辛みがあって食用になることからの命名。刺身のつまや蓼酢に用いられ、「蓼食う虫も好き好き」の蓼は本種のことである。
普通はヤナギタデの栽培品種が使われ、刺身に付き物の芽蓼には、茎葉の赤いムラサキタデなどが、鮎の塩焼きに欠かせない蓼酢には緑色のアオタデなどが使われる。
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2005年09月15日
ヤブツバキ
ツバキ(椿、つばき)は、ツバキ科ツバキ属の植物の総称である。狭義には、ヤブツバキ(あるいは単にツバキとも。照葉樹林の代表的な樹木。花期は冬から春にかけて。「春」の季語。
ヤブツバキは東北以西の暖地に生育する常緑の小高木である。照葉樹林(シイ・カシ帯といってもよい)の代表的な種である。葉の表面にはクチクラが発達しており、光沢がある。花は冬から早春にかけて咲く。
ツバキは冬の花の少ない季節に咲く花として、古来からサザンカとともに品種改良されてきた。中国でも古くから栽培されており、19世紀にはヨーロッパで大流行し、その後はアメリカで流行があった。ツバキの種子は油を大量に含んでおり、ツバキ油が採取される。ツバキ油は灯明・薬・化粧などに使用され、重要な油用植物であった。油を採取する目的で、ヤブツバキを残したためにヤブツバキの純林となった場所もある。
花が美しく利用価値も高いので万葉集の頃からよく知られたが、特に近世に茶花として好まれ多くの園芸品種が作られた。美術や音楽の作品にもしばしば取り上げられている。
ツバキの花は花びらが個々に散るのではなく、萼の部分から丸ごと落ちる。それが首が落ちる様子を連想させるとして武士はツバキを嫌った、というのは明治時代以降の流言であり、実際には江戸時代には大々的に品種改良が進められていたというのが真相である。
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ユキノシタ
ユキノシタとはユキノシタ科ユキノシタ属の植物。湿った半日陰地の岩場などに自生する多年草である。人家の裏の石垣に栽培されることも多い。葉は円形に近く、裏は赤みを帯びる。根本から匍匐枝を出して繁殖する。開花期は5~7月頃で独特の形の花が咲く。
葉は全て根生草で全体が長い赤褐色の毛で被われ、長い葉柄があり腎臓形で基部は心形となっている。葉の辺縁は浅く裂け小さい鋸歯があり、上面は暗褐色または暗緑紫色を帯び、葉脈に沿って淡緑色または白く、その間に赤紫斑がある。また、茎の基部から細長い糸状の葡匐枝を出し、長く地上を這って新しい株を作る。
初夏の頃、高さ20~50cmの花茎が直立し、特徴ある白い小花を多数円錐花序につけ、花弁は5枚で上方の3枚は小さく濃紅色の斑点があり、下方の2枚は大きく垂れ下がる。
ユキノシタは名前の由来どうり寒さに非常に強く、雪の積もった下でも生じ、日陰でも生じることができる。
腫瘍、火傷、凍傷には葉を火であぶって患部に貼り、小児の百日咳、ひきつけなどには葉のしぼり汁を飲ませ、ウルシカブレには葉を塩で揉んで患部に貼り付け治療。成分は無機物で硝酸カリウムと塩化カルシウムが知られている。
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ユズ
ユズ(ゆず、柚子)は、ミカン科の常緑植物で、柑橘類の1つ。
一般的にユズと呼ばれる物は本ユズである。果実は比較的大きい。果皮の表面はでこぼこしている。一方で花ユズと呼ばれ、果実は小型であるが早熟性のユズがある。おおよそ日本では両方をユズと言う、ないしは混同している。種の多いものが多い。
ユズは柑橘類の中では寒さに強いので、各地で栽培されており、温暖な地域では野化している。枝には鋭い棘があり、葉柄には幅広い翼がある。白い5弁の花は5月頃に開く。果実の表面は凸凹がめだち、強い香りがある。お菓子に加工されたり、皮を味噌に混ぜて柚味噌、お吸い物に香りを添えたり、冬至には風呂に浮かべて柚風呂にしたりする。 ユズの果汁は、日本料理等において、調味料として、香味、酸味を加えるために用いられる。また、果肉部分だけでなく、皮も七味唐辛子に加えられるなど香辛料、薬味として使用される。
いずれも、青い状態、熟れた状態の両方とも用いられる。九州地方では柚子胡椒と呼ばれる調味料としても使用される。これは柚子の皮に、皮が青い時は青唐辛子、黄色く熟している時は赤唐辛子、そして塩を混ぜて作るもので、緑色または赤色をしている。
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ヨモギ
ヨモギ(蓬)は、キク科の多年草。別名モチグサ。
日本全国いたるところに自生している。夏から秋にかけ、目立たない花を咲かせる。セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する。この現象をアレロパシーと言う。
特有の香りがあり、春につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草もちにして食べる。また、天ぷらにして食べることもできる。香りの主成分はシネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などである。
灸につかうもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものである。 葉は、艾葉(がいよう)という生薬で止血作用がある。
ヨモギの名前の由来は、四方に根茎を伸ばして繁茂するという意味から、四方草(よもぎ)という説や良く燃えるということから善燃草(よもぎ)という説がある。
葉裏の毛を集めたものが、燃え草という意味から艾(もぐさ)といい、それに葉がついて艾葉(がいよう)という漢名が生まれた。また、ヤイト(灸・きゅう)グサという別名や草餅の原料に用いられることからモチグサとも呼ばれる。
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リンドウ
リンドウ(竜胆)はリンドウ科リンドウ属の多年生植物。
湿った山野に自生し、秋に茎を伸ばして釣り鐘型できれいな紫色の花を上に向けて咲かせる。 葉は細長く、対生につく。
かつては水田周辺の草地やため池の堤防などにたくさん自生していたが、そのような場所は農業との関係で定期的に草刈りがなされ、草丈が低い状態に保たれていたため、リンドウやアキノキリンソウなどの草花が多かった。近年、そのような手入れのはいる場所が少なくなったため、リンドウをはじめ、これらの植物は見る機会が少なくなってしまい、リンドウを探すことも難しくなってしまっている。
園芸植物として、または、野草の一つとしてよく栽培される。
リンドウや他のいくつかのリンドウ属の根は生薬で苦味健胃作用がある。竜胆を含む漢方方剤には竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)、立効散 (りっこうさん) などがある。 (但し、ゲンチアナ(Gentiana lutea)は、生薬名もゲンチアナで、やはり苦味健胃作用がある。)
名前の由来は、クマの胆(い)より苦いという生薬名の、竜胆(りゅうたん)を、音読みにしたもの。 別名では、胃病み草(いやみぐさ)、ケロリグサなど、胃に関する名前がある。
リンドウ科には、世界に約70属1150種以上もあり、日本には12属38種がある。このうち、リンドウ属には比較的大型のエゾリンドウ、リンドウ、トウヤクリンドウと小型のミヤマリンドウ、フデリンドウ、ハルリンドウなど14種類がある。
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ワサビ
ワサビ(山葵)は、アブラナ科ワサビ属の植物。日本原産。食用。独特の刺激性のある香味を持つ。
日本原産の植物で古来から薬味として珍重されてきた。ツーンと鼻から頭に抜ける厳しい辛さに眼が覚める。さわやかな薄緑と深山を想わせる香りは、刺し身、そば、寿司など和食には無くてはならない物である。
ワサビは、日本特産で深山幽渓(ゆうけい)に生ずる宿根生草木(そうほん)。 ワサビの語源は、「悪障疼(わるさわりひびく)」の略、「悪舌響(わるしたひびき)」の意味、「鼻迫(はなせめ)」の意味が転じたとするなど、わさびの特長である「鼻につんとくる辛さ」を語源としているが、いずれもこじつけの感が強い。
その他、ワサビの「わさ」は鼻に走る辛さを表現したもので、「走る」を意味する古語「わしる」と関連づけ、ワサビの「び」を「実(み)」の転といった説があり、他の説よりは自然であるが、正確な語源は未詳である。
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2005年09月16日
アセビ
アセビ(馬酔木)とは、ツツジ科の植物である。あしび、あせぼともいわれる。
本州、四国、九州の山地に自生する常緑樹。やや乾燥した環境を好み、樹高は1.5mから4mほどである。早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くの白くつぼ状の花をつける。果実は扇球状になる。有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤とする。 有毒成分はアセボトキシン。
馬酔木の名は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。 多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。たとえば、奈良公園では、鹿が他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。逆に、アセビがやたら多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 13:10 | コメント (0)
オニドコロ
本邦各地の山野に普通に生えるつる性多年草。葉は互生し、円心形で先は長く尖り、全縁。花期は7~8月。根茎は苦味があり食用には適さないが、ヒカイと称しリウマチなどに用いる。
雌雄異株で、雄株で雄花序は上向きに出る。同属種としてタチドコロ、ヒメドコロ、ヤマノイモがあるが、本種と前2種は類似し、区別は容易ではない。
エビを海老と書くように、ヒゲ根を野の老人に見立て「野老」と書き、根に塊ができる事から「凝(とこり)」がなまってトコロになったとされる。葉が大きいのでオニドコロ(鬼野老)と呼ばれ、ヒゲ根を正月の床に飾って長寿を願う風習があり、「野老飾る」は季語にもなっている。
日本には北海道、本州、四国、九州まで幅広く分布する。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 13:27 | コメント (0)
キツネノボタン
キツネノボタンは多年生の草本。日本各地に分布し、水田周辺の水路や溝、畦などに生育する。このような場所には同属のタガラシも生育するが、タガラシが一年生草本であるので、耕作などの攪乱があっても生育できるのに比べ、キツネノボタンは多年生の草本であるので、耕作される水田の中に生育することはない。
「狐(きつね)の牡丹(ぼたん)」の名は、キツネの住むような野原に生え、葉がボタンを思わせることによるとされる。
葉は3つの小葉に分かれ、それぞれの小葉にはさらに1、2カ所の深い裂け目がある。果実は小さな粒が集まってできた球形で、先がとがり、下向きに曲がった多数のトゲがあり、コンペイ糖を思わせる。
茎や葉の柄に毛が多く、果実のトゲの先がほとんど曲がらないものを、特に区別して、ケキツネノボタンと呼ぶ。 似たものに、ウマノアシガタがある。こちらは、やや乾いた場所を好み、根元から出る葉は、小葉に分かれず、やや深く三つに裂け、花も1.5~2センチと、やや大きい。
開花期の水洗いした生葉を豆粒大に切り取り、手首の内側に5~10分張りつけると赤くはれるが、扁桃炎(へんとうえん)によいとされる。ただし、有毒成分を含むため、取り扱いに十分注意したい。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:25 | コメント (0)
キンポウゲ
キンボウゲは日当たりのよい道ばたや畑の縁などに見られる多年生草本植物。直接食べることはないが、ゲンノショウコの芽生えと間違って採取する場合もある。誤食すると腹痛や下痢、嘔吐などの中毒症状が現れる。また汁液が皮膚に付着すると皮膚の弱い方は赤く腫れ上がったり、水泡ができることもある。北麓にはその他、タガラシやキツネノボタンなども自生している。
キンポウゲ科は双子葉植物キンポウゲ目に属する科である。ウマノアシガタ科(ウマノアシガタはキンポウゲの別名)の名も用いられる。多くは草本。
花は両性花で、花被としてがくと花弁を両方持つもののほか、花弁が退化し、がくが花弁状になったものもある。雄蕊は多数、雌蕊も複数ある、いわゆる多心皮である。雌しべは多数の心皮が根本まで分かれており、それぞれに柱頭があって、それが寄り集まった構造をしている。これは花の構造としては原始的なものであると考えられている。
虫媒花で、美しいため観賞用に栽培されるものも多い。キンポウゲ、トリカブト、クレマチス、アネモネなどの種がある。アルカロイドを含み有毒植物が多いが、一部は漢方薬、医薬品としても用いられる。約50属、1500種ある。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
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クサノオウ
クサノオウは北海道から九州にかけて生育する一年生の草本。林縁や土手などに生育し、春に黄金色の花を咲かせる。花だけをみているとキンポウゲ科の植物と間違えそうであるが、葉をみると、ケシ科の植物であることがわかる。植物体を傷つけると、黄褐色の乳液がでるのはよい目印である。
和名は皮膚病の一種である瘡(クサ)の優れた治療薬であることから、「瘡の王」であるとの説がある。昔から胃の痛みによいということで煎じて飲む人もいるが、多量に用いると嘔吐や下痢、手足のしびれなどの中毒症状が現れる。北麓にはその他、ヤマブキソウやタケニグサも自生している。
全体に毛が密生し白っぽく見える。葉は互生し、1~2回に羽状に裂け、裂片には不規則な粗い鋸歯がある。花期は4~7月。全草を白屈菜(ハックツサイ)と称し、鎮痛薬とする。また切り口からの液汁(オレンジ~黄色)を皮膚病薬として外用する。全草にアルカロイドを含み有毒である。同属種にヤマブキソウがある。
クサノオウの方言には、タムシグサ、イボクサ、チドメグサ、ヒゼングサなどがあり、いずれも、皮膚病と関係が深い名前で呼ばれていることがわかる。クサノオウの方言で、ヒゼングサは皮癬草(ひぜんくさ)のことを表していて、疥癬(かいせん)の治療に用いる薬草のこと。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
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コバイケイソウ
コバイケイソウは、夏の山で、ごく普通に見られる高山植物の一つ。単にコバイケイともいう。湿原や湿潤な草地に群生する多年草で丈は0.5-1m。真ん中の花穂は雌雄両性で、脇の花穂は雄花で実はならない。数年に一度大満開になる。根茎にアルカロイドを含む有毒植物であるが、有毒とわかっていても、雪解け後の新芽はオオバギボウシの新芽を思わせ、うまそうに見える。近縁のバイケイソウは針葉樹林の縁や林床に生え、花穂が細く花数も少なく、緑白色の花をつける。
バイケイソウの花が梅に似ており、葉は蕙蘭に似ているために、「梅蕙草」。そこから類種の高山型のコバイケイソウ(小梅蕙草)の名がつけられた。しかし、コバイケイソウの花は、小型のお椀型で白ないしクリーム色。
コバイケイソウの若芽は、オオバギボウシ(山菜名はウルイ)と似ており、中毒例が後を絶たない。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:37 | コメント (0)
ジギタリス
ジギタリスとは、ゴマノハグサ科の2年草、多年草。全体にジギトキシン、ジゴキシンなどの強心配糖体を含み、これらはジギタリスの葉を温風乾燥したものを原料としていたが、今日では化学的に合成される。
西ヨーロッパ及び南ヨーロッパ原産の2年生又は多年生草本。多年生化して各地で鑑賞用、薬用に栽培される。高さ60~180cm、茎は直立し分枝はなく、葉は卵状長楕円で、先の円い鋸歯があり、下面葉脈は突出して網状、柔軟で上面はしわがよって縮み、下面や小花梗と共に綿毛がある。茎生葉は互生、根出葉は叢生する。6月頃、花は変側性の総状花序、長さ30~60cm、鐘状で4.0~5.5cmの合弁花を穂状に多数付け、下から順に咲かせる。色は紅紫色、白色などがある。
英名のfox globesに基づいて、「きつねのてぶくろ」とも呼ばれる森林や岩石地に生える多年草。昔は葉や根の粉末やエキスを強心剤として利用したが、有毒植物なので民間薬的な服用は危険。花の色は淡黄色・淡桃職・淡柴色。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:41 | コメント (0)
テンナンショウの仲間
テンナンショウ属は、被子植物単子葉類サトイモ科に属する植物。有毒なものがある。
湿潤な熱帯や温帯に見られ、東アジア、東南アジア、北米、メキシコ、アフリカ東部などに分布する。世界で約150種があり、日本では約30種ほどが見られ、日本全土の原野、低山の陰湿地に普通に自生する。
テンナンショウは、毒草であるため、生の根茎(こんけい)をそのまま食べることはできない。毒成分はサポニン類似成分。中毒症状として、胃腸障害、麻痺などを起こす。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:45 | コメント (0)
トウダイグサ
トウダイグサは本州以南の暖地、世界では北半球に広く分布する一年生の草本。植物体を傷つけると白色の乳液を分布する。有毒植物である。
花は雌雄異花で、一部の群では退化する傾向があり、特にトウダイグサ属とニシキソウ属(トウダイグサ属にまとめることもある)は非常に特殊化した花序(杯状花序と呼ばれる)をつける。これは小型のカップ状の総包(蜜腺を有する)の内側に単一の雄蕊からなる雄花が輪を作り、中央に単一の雌蕊からなる雌花が1個あって、全体として1個の花のように見える。果実はふつう分離果(種子ごとに分かれる)で熟すると弾けるものもある。葉は単葉または複葉で、多くは托葉がある。
トウダイグサは主に熱帯を中心に分布する植物群であり、木本である場合と草本である場合がある。傷付けると乳液がでる植物が多い。
シナアブラギリのように花弁が発達している種もあるが、花弁らしい花弁が発達しないことも多い。種子の表面や内部に油脂やロウ物質を含むことが多く、植物体が青色あるいは赤色を帯びることが多い。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:49 | コメント (0)
ドクウツギ
ドクウツギ(毒空木)はドクウツギ科ドクウツギ属の落葉低木。
北海道・本州(近畿以北)の山地、または海岸の荒地などに自生する。高さ1mから2m程度。花期は4から5月。実は約1cm程度であり、初めは赤く、熟すと黒紫色になる。コリアミルチン、ツチンなどの有毒成分を含む有毒植物。人が食べると痙攣・呼吸困難に陥り、場合によっては死に至る。果実には甘みがあるといい、昔は農村で子供が食べ死亡する事故が多かった(イチロベゴロシ=一郎兵衛殺しなどの方言名もある)ため、ドクウツギ狩りが行われた。
ドクウツギの仲間は、日本では中北部の一属一種のみだが、近似種が十種ばかりあって、国外ではアジアでは台湾、中国内陸部からヒマラヤに、オセアニアではニューギニアとニュージーランドに、それに南アメリカの南部と北部の太平洋側、そしてヨーロッパの西部に分布がある。
このように、極めて飛び離れた隔離分布をしており、これと西シベリアの化石種を併せて、前川はこれが白亜紀頃の赤道に沿った分布であると考えた。白亜紀の赤道に沿って分布していた種が、その後の気候の変化の中で、寒くなりすぎた地域で絶滅したため、このような、世界中を点々とするような分布が生じたのだというわけである。
別名ネズコロシあるいはイチベコロシといわれるように猛毒だが、実が美しく,甘みもあるのでヒトが食用と間違える事故が頻繁に起こっている。葉24グラムが人の致死量といわれている。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:52 | コメント (0)
ドクゼリ
ドクゼリ(毒芹)はセリ科ドクゼリ属の植物。水辺に群生する多年草。花期は夏。セリにやや似るが大型で根茎には筍状の節がある。有毒植物。毒成分はシクトキシン、シクチンで全草に含まれる。中毒症状は痙攣、呼吸困難など。死に至る場合もある。別名、オオゼリ(大芹)。
葉の形状が食用のセリとよく似ている上に、生育環境も共通しているため、若葉をセリと間違って摘み、中毒する者が後を絶たないが、ドクゼリには葉にセリ特有の香気がない点や、セリはドクゼリと違って根茎が存在しない点に注意すれば区別は比較的容易である。
ドクゼリの名の由来は、セリに似て有毒なことからドクゼリになったという。 名前のとおりセリに酷似しているため誤食事故が多く、二本食べて死亡した例も報告されている。毒性は強く成分は皮膚からも吸収される性質を持つので十分な注意が必要。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 17:58 | コメント (0)
トリカブトの仲間
トリカブト(鳥兜)は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草。
有名な有毒植物。主な毒成分はアルカロイドの一種、アコニチンで、全草(特に根)に含まれる。このため、食べると嘔吐や下痢・呼吸困難などから死に至ることもある。 山菜のニリンソウやヨモギと間違えて食べた事故(死亡例もある)が報告されている。花の蜜や花粉にも毒が含まれ、蜂蜜でも中毒例がある。このため、養蜂家はトリカブトが自生している所では蜂蜜を採集しないか開花期を避ける。また、アイヌが狩に使う矢毒として用いたとされる。
トリカブトは日本で約30種自生している。トリカブトの種類にはエゾトリカブト(アイヌが用いた)、オクトリカブト、ハナトリカブトなどがある。
トリカブトの一つ「ハナトリカブト」はその名の通り、花が大きくまとまっているので、観賞用として栽培され、切花の状態で販売されている。トリカブトの由来は、花が古来の衣装である烏帽子(えぼし)に似ている為とも、鶏の鶏冠に似ているからとも言われている。
茎は直立して高さ1m位になり,夏に濃紫色で烏帽子のような形をした花を多数つける。花がついているときにはトリカブトを見間違うことはないのですが,芽吹きの頃にはニリンソウ,セリ,ゲンノショウコなどと似ているため,山菜と間違えた中毒事故が頻繁に起こっている。漢方では,トリカブトの母根を烏頭(うづ),子根を附子(ぶし)と言い,鎮痛,抗リューマチ,強心作用があるとされている。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 18:04 | コメント (0)
ハシリドコロ
ハシリドコロは本州から九州、朝鮮に分布する多年草。冷温帯から暖温帯上部の落葉広葉樹林下に生育し、谷底の平坦地や斜面下部に生育することが多い。
春から芽をだし、新緑の頃には群生して花を咲かせているが、6月終わり頃には地上部はなくなってしまう。地下に太い根茎があり、勢いのある地上茎をだし、高さ50cmほどになる。葉は長さ20cm弱になり、柔らかくて両面無毛。4月から5月にかけ、葉腋に暗紫紅色の花を付ける。
全草柔らかく、食べられそうな印象があるが有毒植物として有名である。成分はアルカロイドの一種、スコポリンとのこと。チョウセンアサガオと同じ成分であるが、含有成分が多いので中毒になると重症になりやすく、死に至ることもあるらしい。狂乱状態が激しく、走り回るのでハシリドコロの名前が付いているとのことで大変である。薬用としては鎮痙・鎮痛作用があり、ロートエキスとして鎮痛薬や目薬に使用されている。劇薬であり、素人の利用は厳禁である。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 18:08 | コメント (0)
ヒガンバナ
ヒガンバナ(彼岸花)は単子葉植物綱ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。日本には中国から伝来した帰化植物と考えられる。道端などに群生し、9月中旬に列をなして赤い花をつける。生長の仕方は独特で、夏の終わりから秋の初めにかけて、高さ30~50センチの花茎が葉のない状態で地上に突出し、その先端に5~7個前後の花がつく。開花後長さ30~50センチの線形の細い葉をロゼッタ型に出すが、翌春になると葉は枯れてしまい、秋が近づくまで地表には何も生えてこない。開花期には葉がなく、葉があるときは花がない。球根。
鱗茎にアルカロイド(リコリン)を含む有毒植物であるが、この毒は水にさらして抜くことが可能であり、澱粉に富むため、古くは救飢植物として食用とされた。このため田畑の畝に植えられることがある。
ヒガンバナは曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも呼ばれる。毎年、ちょうど秋のお彼岸頃に赤色の花を咲かせることで馴染み深い。毎年花は咲かせるが、種子は実らない。種子が実らないのは3倍体であるからで、中国には2倍体で種子が稔るヒガンバナがあることから、中国原産の植物であり、古い時代に日本に持ち込まれた史前帰化植物の1つであるとされている。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 18:13 | コメント (0)
ヤマウルシ
ヤマウルシは日本全国に分布する落葉の小高木。明るい雑木林に生える木で紅色を帯びた新芽が伸びてくる。枝にも新芽にもとげがない。折ったり、触ったりするとかぶれる恐れが高いので注意。枝が細めで、すべすべしているのが特徴。
大きさは、高さ約5m。葉は枝に枝の先に傘状に「互生(ごせい)」で互いちがいに付く。葉と枝の間は、褐色の柔らかい毛がついた「葉柄(ようへい)」がある。
花は6月から7月頃に咲く。黄緑色で、花の付き方は「円錐花序(えんすいかじょ)」で何回も枝分かれして花がつき、全体が円錐状にみえる。
ヤマウルシの和名は、山に生育する漆の取れる木であるとの意味で、樹液から漆液を取ることが出来るが、取れる量は多くはない。樹皮を傷付けると最初は白色の乳液が出るが、やがてこの樹液は黒紫色に変色する。
ヤマウルシは樹液に触れるとかぶれる。春の新芽が出る頃はかぶれ易いが、秋の紅葉の頃はあまりかぶれない。切り口から出る樹液が直接肌に付くとかぶれてしまう。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
投稿者 ニッポンハーブ事典 : 18:16 | コメント (0)
ヨウシュヤマゴボウ
ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)は、ヤマゴボウ属に属する多年草で、アメリカヤマゴボウとも呼ばれる。別名の通り北米原産の帰化植物で、明治時代初期以降、日本各地で雑草化している。
ヨウシュヤマゴボウは毒草で、全体にわたって毒がある。毒成分は、フィトラッカトキシンとフィトラッキゲニンである。誤食すると、嘔吐や下痢が起こり、さらに中枢神経麻痺から痙攣、意識障害が生じ、最悪の場合呼吸障害や心臓麻痺により死に至る。
ヨウシュヤマゴボウの茎は無毛で赤く、根は太く長い。葉は大きく、秋になると紅葉する。花は小さく、薄紅色で、夏の時期に扁平な実をつけ、秋の初旬に黒く熟す。熟した実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。この果汁は強い染料で、服や人体に付くとなかなか落ちない。この特性のため、アメリカではインクベリーとも呼ばれている。アメリカでは、かつて着色料としてワインなどに用いられたが、毒性があるため現在は使用されていない。また、若い茎と葉を茹でて食用にしていた時期もある。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。