ショウガ(ジンジャー):メディカルハーブ・アロマ事典

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ショウガ(ジンジャー)

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 ショウガ(生姜、生薑、英: Ginger、学名: Zingiber officinale)はショウガ科の多年草。熱帯アジア原産。根茎(肥大した地下茎)を香辛料、生薬として用いる。

 ショウガは香辛料としての使われ方が多い。日本料理ではすりおろして醤油と合わせて生姜醤油とするか、千切りにするか、刻んで振りかける使い方が多い。外国の料理では、カレー、酸辣湯などの料理にさわやかな辛味をつけるのに用いられる。

 スパイシーで辛味のある刺激的なジンジャーティーは、胃を温めて食物の吸収を助ける消化促進作用があり、吐き気をおさえる効果があります。ジンジャーのかけらを噛むとどんな薬よりも乗り物酔いに効くといわれます。また、ジンジャーは新陳代謝を活発にして体を温める効果があるので腹痛、下痢、冷え性、夜尿症にも効果があります。

 日本でも昔から発汗促進作用は有名で、風邪の時に生姜汁を飲む習慣がありました。咳止め用の漢方薬で乾姜散(かんきょうさん)と呼ばれ、風邪の民間療法が知られています。またジンジャー(生姜)のエッセンシャルオイルというとなじみがうすいかもしれませんが、血行を促進する作用があるのでマッサージオイルにすると腰痛や生理痛を和らげてくれます。

 【様々なお料理に】
 ジンジャー(生姜)には肉や魚の生臭みを消す効果があります。ジンジャー(生姜)焼きなどは人気のある調理方法として愛されています。またタンパク質分解酵素も含まれていますので、消化を良くする働きもあります。

 ヨーロッパでは、乾燥ジンジャーが主に使われ、チョコレートやクッキーなどに使われ、欧米ではプリン、ケーキ、パンや飲み物(ジンジャーエール)、カレー、ピクルス、レバー料理などにも使われています。

 【ハーブティーとして】
 1.カップにティーパックを入れお湯を注ぎます。
 2.しょうがの絞り汁を入れます。
 3.お好みの甘さになるまではちみつを加えます。

 [香り]
 ややレモンと胡椒の香りがするスパイシーではっとする香り。

 [相性のいい精油]
 エレミ、オレンジ、カルダモン

 [植物の特徴]
 アジアが原産地ですが、現在ではアフリカや中米でも商業生産されています。ただし一番香りがいいのはジャマイカ産です。

 [芳香剤としての歴史]
 古くから香辛料や芳香剤、そして強心剤など薬剤として使われていました。

 [ヒーリング作用]
 引赤作用、緩下作用、強壮作用

 [肌への効果]
 ねんざやただれの症状を緩和する働きあります。

 [精神作用]
 滅入った気持ちを元気づけます。感覚を研ぎ澄まし、記憶力を高める働きもあります。

 [身体的作用]
 風邪のとき体を温め、鼻水を止める働きがあります。また発汗を促して熱を下げます。消化器系の活性化を促す作用もあり、胃液の分泌を促して食欲減退や下痢の症状を緩和します。

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