2006年12月05日
アロエベラ

アロエ(蘭: Aloe)はアロエ科アロエ属の多肉植物の総称。現在までに300種以上が知られている。日本ではキダチアロエとアロエベラ、シャボンアロエの3種がよく栽培される。原産地はアフリカ南部、およびマダガスカル。古くは蘆薈(ろかい)と称した。
アロエ属の科は分類体系によって異なっており、アロエ科、ユリ科、ツルボラン科のいずれかとなる。
【解説】
ねばねばした成分『ムチン』と呼ばれる成分は、筋肉、皮膚、各種器官軟骨などの結合組織に含まれ、弾力性・水分を保ち、特に浸透性が強く、皮膚細胞を若く保ってくれます。
日焼け後のヒリヒリ、しもやけ、すり傷、虫さされ、のどの痛み、胃痛、便秘などその効能は限がないというほどで、「医者いらず」といわれています。皮膚薬として使う場合には葉肉をガーゼなどにすりつけて患部に貼っておくと効果があります。日焼けなどで患部が広い場合には湯船に刻んだ葉を入れてアロエ風呂にすると鎮静に効果的。保湿効果もあるので女性の方には、一石二鳥です。
アロエベラの葉肉部分をジュースやヨーグルト、ゼリーなどに入れて、食べることもできます。
また、アロエベラの葉1枚をトゲをとり、よく水洗いしてから1~2㎝幅にきざむ、布袋にきざんだアロエを入れ、アロエが外に出ないようにしばって湯船にいれます。浴槽に入りながら、アロエ汁を絞り出すように袋をもみほぐしてアロエ風呂を楽しんでみてはいかがでしょうか。
アイブライト
アイブライトとは、ゴマノハグサ科の一年草。4cmくらいの高さに成長するハーブの一種。アイブライトは、昔から目の健康に役立つハーブとして親しまれてきました。充血や粘膜の炎症を改善し、疲れ目やアレルギーによる目のかゆみ、視力の維持に効果があるといわれます。ハーブティーとして飲用するだけでなく、アイウォッシュとして使っても効果があります。抗炎症、収斂作用があるため花粉症、副鼻腔炎、鼻ずまり等の治療に役立ちます。
【ハーブティーの作り方】
1.耐熱容器(ポットなど)にアイブライトまたはジャーマンカモミールのハーブを2g入れ、熱湯2カップを加え、ふたをしてそのまま冷ます。
2.冷めたら茶こしでこし密閉容器に注いでコットンを加え冷蔵庫で保存します。
その他、冷たくひやしたコットンを軽くしぼり、軽くふき取るか、目の上にしばらくのせて使うこともできます。(1週間のうちに使いきるように)
アーティーチョーク
アーティチョークはワインのつまみに最高の料理とされていますが、肝臓の保護の面からも好ましいと言えるでしょう。健胃剤にはシナモン(Cinnamomum aromaticum)のような芳香性健胃剤とアーティチョークのような苦味性健胃剤があります。
苦味性健胃剤の特徴は消化器の働きを向上させるだけではなく神経的なトニック(強壮)効果も期待できる点にあります。したがって夏バテなどによる食欲不振に加えて神経性の食欲不振症にも奏効します。
アーティチョークは作用がマイルドなこともあり、小児科領域でも消化器系強壮薬として用いられることがあります。能を高めたり、血中コレステロールを抑えるなど、成人病予防に葉のティーが飲用されます。
【ハーブティーの作り方】
1.ティーポットなどはあらかじめ温めておきます。ポットにカップ1杯につきティースプーン約2杯のハーブを入れ、作る杯数分の沸騰したてのお湯 (100℃) を注ぎます。(ブレンドをする場合は、混ぜ合わせた量で1杯分ティースプーン約2杯です)
2. すぐに蓋をし、約3~5分蒸らします。
3. 茶漉しのないポットの場合は、茶漉しで濾しながらカップに注ぎ出来上がりです。香りを吸い込むようにお飲み下さい。
アニス
アニス (Anise, Pimpinella anisum)は、セリ科の一年草。原産地はギリシア、エジプトといった地中海東部地域。開花期には花茎が伸びて高さ50cmほどの高さにまで成長する。種のように見える果実(アニシードとも呼ばれる)をアニス果(アニシード:aniseed)と呼び、香辛料として用いる。
ケーキやクッキーなどの菓子類やパン、アブサンやウーゾなどのリキュールの他、カレーや魚介類の料理にも使用される。時には息の香りを良くするためや、消化剤などとしても用いられる。
果実は長さ5㎜程度で2つに結合した心皮からなる双懸果であり、強い芳香を持つ。地上に出ている部分は若いうちは野菜として食用にされる。茎はセロリと食感が似ており、香りはアニシードよりもずっと弱い。
[香り]
温かみがあるなかにもピリリと刺激のある香り。
[相性のいい精油]
アミリス、カルダモン、ガルバナム
[植物の特徴]
羽毛のような葉と小さな白い花が特徴。灰褐色の種子を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を得ます。原産地は中東ですが、現在はヨーロッパやアメリカの温暖な地域でもみられます。
[芳香剤としての歴史]
消化器官に鎮静作用があることで知られ、種子は昔からパンやケーキに使われてきました。現在ではぺルノーなどのリキュール類のほか、歯磨き粉やマウスウォッシュの成分となっています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強心作用、去痰作用
[肌への効果]
感染性の皮膚病に効くといわれます。エッセンシャルオイル(精油)はシラミを駆除する力もあります。
[精神作用]
疲れを癒すリラックス効果があります。
[身体的作用]
心臓の動悸を鎮める一方で、気道に働きかけて喘息や呼吸困難を鎮めます。消化器系への効果は有名で、とくに神経性の消化不良、吐き気を抑えるのに威力を発揮します。
アミリス(サンダルウッド)
日本では「白檀」の名でよく知られています。虫除け効果が高く、古くから寺院の建材や、家具、扇子などの材料に使われています。また、芳香用のお香や線香にも活用され、日本人にとっては大変なじみの深い香りといえます。最も揮発性が低い種類で、持続性があります。
[香り]
ほのかに甘いウッディな香り。
[相性のいい精油]
原産地はハイチ。サンダルウッドという名でも知られます。低木で樹皮から得られる粘液でエッセンシャルオイル(精油)が作られますが、産地や樹齢で品質は異なってきます。
[植物の特徴]
アミリスは昔、薪や松明として使われました。木に油分がたっぷり含まれているからです。1920~30年代に中米からヨーロッパに木材が輸出され、エッセンシャルオイル(精油)が得られるようになりました。以後、香水の保留剤や石鹸・化粧品の成分に使われています。
[芳香剤としての歴史]
去痰作用、血圧降下作用、消炎作用
[ヒーリング作用]
炎症の緩和効果があるといわれます。
[肌への効果]
緊張を和らげる効果があります。
[精神作用]
残念ながらはっきり分かっていません。ただし鎮痙特性があり、咳や呼吸器系の症状を緩和すると考えられています。また血圧を下げたり、殺菌消毒作用もあるようです。
アンジェリカ
アンジェリカ(Angelica spp.)は、セリ科、Angelica属(シシウド属)の植物群。アンゼリカともいう。
北半球の広い範囲に分布している二年草または多年草で、ヨーロッパを中心に古くから薬用・食用のハーブとして用いられている。日本に原産するシシウドやアシタバもこの属の植物で、40種ほどが知られている。
寒さに強いため、スカンジナビアでは貴重な野菜として利用される。 葉は大きく羽状の切れ込みがある。初夏に黄緑の散形の花序をつける。全草に甘味、ほろ苦味と強い芳香がある。
ヨーロッパでは古くからこの芳香が悪魔を退け、病気を治すと信じられ、「天使のハーブ」、「聖霊の宿る根」とも呼ばれた。
[香り]
ジャコウに似たハーブ調の香り。
[相性のいい精油]
カモミール、グレープフルーツ、ゼラニウム
[植物の特徴]
背が高く、先端のとがった特徴的な葉をつける植物です。北欧やロシアの川や湖など水辺でよくみられます。エッセンシャルオイル(精油)の産地としてはイギリスやベルギーが有名です。
[芳香剤としての歴史]
16世紀に北アフリカからヨーロッパに広がったといわれます。以後、フランスのリキュール類やジン、香水の香りづけに重宝されてきました。砂糖漬けにしてケーキの飾りやお菓子類にも使われています。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
抗炎症作用のほか、さまざまな肌のトラブルに有効といわれます。
[精神作用]
疲労回復、ストレス解消の作用があります。精神的なリラックスに効果的。
[身体的作用]
体内に入った蛇の毒を無毒化します。頭痛・歯痛といった痛みを取り去ることでも評判です。一般にはリンパ系を活発化し、代謝をあげて体を浄化する働きがあります。胃潰瘍や消化不良など消化器系の不振にも有効なほか、神経性の食欲減退にも有効です。
さらに女性ホルモン(エストロゲン)の生産を促すことから、生理不順や生理痛にも効果があります。不妊治療中の人(男女とも)に使われることもあります。
イランイラン
イランイランはイランイランノキ(Cananga odorata バンレイシ科カナンガ属/イランイランノキ属)の花および花からとれる香油の名。
イランイランノキは平均12メートルの樹高に達する。直射日光あるいは部分光によって生育し、原産地である熱帯多雨林の酸性土を好む。葉は長くなめらかで光沢がある。花(すなわちイランイラン)は黄緑色あるいは淡紅色で、ヒトデのように巻き上がり縮れた形状。非常に薫り高い精油を得ることができる。
イランイランという語はタガログ語由来 (ilang-ilang) であるが香気を意味する語ではない。
[香り]
エキゾチックなフローラルの香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、グレープフルーツ、サンダルウッド
[植物の特徴]
植物の原産地はセイシェル、タヒチ、フィリピンなどの南洋諸島。さまざまな色の美しい花を咲かせますが、蒸留したとき最も高品質のエッセンシャルオイル(精油)を得られるのは黄色い花の木です。
[芳香剤としての歴史]
洋の東西を問わず、昔からイランイランの精油は他の精油とまぜて女性用の整髪料に使われてきました。19世紀まではフィリピンが精油の輸出で圧倒的強さをみせていましたが、現在では高級香水にひろく使われています。
[ヒーリング作用]
血圧降下作用、抗うつ作用、催淫作用
[肌への効果]
脂性肌にも乾燥肌にも使えるのが魅力。頭皮に使えば髪の毛の成長を促します。ただし皮膚炎を起こした肌には使用しないこと。
[精神作用]
アドレナリンを抑制してリラックスさせる働きがあるので、怒りやショックを和らげます。
[身体的作用]
ホルモンのバランスを整える作用があり、生殖器系の働きを促すほか、性的障害にも効き目を発揮します。また呼吸や血圧を整える働きもあり、神経系をリラックスさせます。ただし長時間使用すると逆効果をもたらすことがあるので注意が必要です。
イモーテル
イモーテルとは地中海に面した地方のみに生える黄金色の小さな花を咲かせる植物で岸壁や荒地などでも根を下す生命力を持った植物。この花から抽出されたオイルには、炎症を止めたり、菌の繁殖を防ぐ効果がある為に古代から打撲や感染症治療などの医療用に使われてきたそうです。
また、イモーテルにはコラーゲン生成を飛躍的に増大させる効果があって傷付いた細胞も修復させる効果もあるとの事です。
[香り]
スパイシーでウッディーな香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール、ゼラニウム
[植物の特徴]
野生の植物でエッセンシャルオイル(精油)の生産地はイタリア、フランス、ユーゴスラビア。種類は多くありますが採集後24時間以内に蒸留すれば、高品質の精油が得られます。
[芳香剤としての歴史]
精油の生産が始まったのは20世紀に入ってから。化学的特性が似ているヘリクリサムと一緒に蒸留されることが多くなっています。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強脾作用、去痰作用
[肌への効果]
細胞の新陳代謝を高める働きがあり、にきびや皮膚炎をきれいに治す助けをしてくれます。殺真菌特性があるので水虫にも効きます。
[精神作用]
心理的な強い衝撃を和らげてくれます。抗うつ作用もあります。
[身体的作用]
新陳代謝を高め、免疫系を活性化させてアレルギーや感染症にかかりにくい体を作ります。また風邪を引いたときには、呼吸を安静にして眠りやすくしてくれる働きがあります。リウマチや頭痛などの痛みにも効き目があります。
エレミ
エレミはフィリピン原産のカンラン科の樹木で、樹高30mにまで成長します。エレミの樹木から得られる芳香性の樹脂は、樹皮に切り込みを入れて樹液を滲み出させて採取されますが、この樹木が樹脂を分泌するのは、葉を芽吹かせているときだけで、全ての葉が落葉すると、樹脂の分泌は止ります。エレミの樹脂は古くから薫香や香料として用いられるほか、ワニスに粘度を与えるためにも使われています。
エレミは現地では「ピリ」の名前で親しまれていますが、ときどき「マニラエレミ」とも呼ばれるそうです。エレミ樹脂は未精製のものは「セクンダ」、精製されたものが「プリメーラ」と呼ばれています。
[香り]
柑橘系のスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カルダモン、ガルバナム
[植物の特徴]
原産地はフィリピン。樹皮から自然ににじみでる樹脂からエッセンシャルオイル(精油)を作ります。ただし樹脂が出るのは葉があるときだけ。ガムの状態で世界に輸出されます。
[芳香剤としての歴史]
ヨーロッパですでに15世紀頃から軟膏として使われていました。現在は湿布や石鹸の成分としても使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、抗ウイルス作用
[肌への効果]
ほてった皮膚を冷まし、乾燥させる働きがあります。皮脂の分泌を整えるほか、皮膚の感染症や創傷の両方に聞きます。
[精神作用]
神経鎮静剤の働きがあり、感情の波を抑えます。
[身体的作用]
免疫力を高める働きがあり、丈夫な体づくりを助けるほか、体温や発刊作用を整えます。泌尿器系を浄化する効果もあります。
オレンジ
オレンジ(orange)はカンキツ(柑橘類)の一種。スイートオレンジ(アマダイダイ、学名Citrus sinensis OSBECK)とサワーオレンジ(ダイダイ、学名Citrus aurantium)の総称だが、日本では通常前者を指す。転じて、だいだい色のことをオレンジ色という。
原産地はインドのアッサム地方。中国を経てリスボンに伝わり、世界中に伝播した。 現在の主産地はアメリカ、ブラジル、スペイン、イタリア、メキシコなど。 日本での栽培はそれほど多くなく、国内流通品の大部分はアメリカのカリフォルニア産である。
果皮、果肉共にオレンジ色(橙色)で多汁質。適度な甘味・酸味をもち、香り高い。 生食用のほか、ジュースの原料として利用され、またカモなどの肉の料理にソースとして用いられる。 中東では、花弁を蒸留して得られる液体「オレンジフラワーウォーター」を菓子や飲み物の香りづけに用いる。
果皮と袋(じょうのう)が密着して離れにくいのが特徴。
果実だけでなく、花、葉、樹皮など、全てが薬用になる植物です。オレンジブロッサム茶(花の浸出液)や葉の浸出液は、穏やかな味と香りで、緊張や不安をほぐして気分を落ち着かせてくれます。
ストレスによる下痢症状を緩和したり、消化器の不調を和らげるので、幼児やお年寄り、病気の方にはお勧めです。
[香り]
さわやかな甘い香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、クローブ、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地は中国とインドですが、現在では世界各地とりわけ地中海沿岸やアメリカ大陸でみられます。果皮からはオレンジ油、花からはネロリ油、葉からはプチグレン油がとれます。
[芳香剤としての歴史]
すでにギリシャ帝国時代にヨーロッパに伝わり重用されていたようです。アメリカではキリスト教の宣教活動とともに西海岸まで伝わりました。現在エッセンシャルオイル(精油)は香水のほか、食品の香りづけとしても使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、解熱作用
[肌への効果]
発汗作用があるため、肌から毒素を除去したり乾燥肌やシワ、皮膚炎の緩和にも効き目を発揮します。
[精神作用]
柑橘系特有のさわやかな甘い香りは、気持ちの落ち込みを慰め、明るい気分にしてくれます。
[身体的作用]
胃腸の不調(とくに神経性)を和らげる効果があり、下痢や便秘にも効きます。逆に食欲を増進するので、ダイエット中は避けたい香りです。体内でコラーゲンの生成を助けるので、筋肉痛を緩和したり骨を丈夫にする働きがあります。
オレガノ
オレガノ (Oregano、学名 Origanum vulgare ) はシソ科の多年草。ヨーロッパの地中海沿岸地方が原産。香辛料として使われる。和名はハナハッカ(花薄荷)。広義には、O. compactumやO. majorum、観賞用のO. rotundifolium、O. pulchellum、ハイブリッド種などOriganum属全般を指す。
オレガノ入りの浴湯はリラックス効果が高い。オレガノティーはセキが止まらない時や、神経性頭痛や過敏症、一般的な疲労、生理痛などによい。オレガノの葉を噛むと一時的な歯痛止めになる。花のドライはクラフトによく利用される。
[香り]
ウッディーでややスパイシー。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、ゼラニウム、タイム
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国ですが、現在は世界的に生息しています。1メートル弱の毛深い茎が固くなって卵型の葉をつけピンク系の花を咲かせます。
[芳香剤としての歴史]
古代の昔は重要な儀式で重用されたほか、バスオイルにも使われました。その後、料理用、医療用に使われるようになりました。
[ヒーリング作用]
引赤作用、緩下作用、強肝作用
[肌への効果]
創傷が感染症で悪化したときなどに効き目を発揮します。シラミ退治にも効果があります。
[精神作用]
気分が落ち込んでいるときや、精神的な疾患に有効で、刺激剤の役割を果たします。
[身体的作用]
消化器系に作用する特徴があり、胃や肝臓の不調を鎮めて食欲を増進します。また呼吸器系にも有効で、喘息など気管の不調を和らげます。 頭痛や歯痛などの痛みを軽減する働きがあり、生理痛にも効くといわれます。
エルダーフラワー
風邪やインフルエンザなどの初期の症状(鼻水や涙目など)を軽減し、発熱時の風邪やアレルギーにも有効と言われています。イライラしている時などにも心を静め、リラックスさせる効果もあります。ノドの痛みなど風邪のひきはじめの症状や花粉症のつらい症状を緩和するのに役立ちます。
なかでも花と実には多くの薬効があり、花からつくられる蒸留水、エルダーのフラワーウオーターは、若々しい肌を保ち美肌効果に定評のある化粧水です。
【ハーブティーの作り方】
(ブレンドして) ペパーミントやヤロウ⇒発汗作用に効果があり、インフルエンザや、風邪のの特効薬にもなります。
体には、濃く煮出してうがい薬として利用できます。洗面器にエルダーフラワーを人れてお湯を注ぎ、立ちのぼる蒸気を顔にあてれば、しわやしみ、そばかすの予防、ニキビや吹き出物の改善に効果があります。
また、花や実は乾燥させたりしてフリッター、お菓子、ワインに利用されます。シロップにして保存食にもなります。
オリーブ
オリーブとはモクセイ科の植物で、果実がオリーブ・オイルやピクルスを作るときに利用されている。
地中海地方が原産とされ、葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている。
日本での栽培は香川県小豆島ではじめて成功した。現在は香川県、岡山県などで栽培されている。なお、オリーブは香川県の県の木、県の花に指定されており、イスラエルの国章にも使われている。
ビタミンEをたっぷり含んでいろので、老化防止に効果があります。抗酸化作用のあるオレイン酸も多く含まれているため、コレステロール値の低下に効果があるとされ、ヴァージンオリーブオイルの中には、特にビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質が多く、動脈硬化の予防に効果があると言われています。
また、子供の骨格の発育、ミネラル化(骨格組織へのカルシウム沈着)を促すと言われているオレイン酸が含まれています。さらにオリーブオイルは油脂の中でも胃に負担をかけず、朝の空腹時にスプーン1~2杯を取り入れれば、慢性の便秘解消に役立つと言われています。オイルだけでなく、黒く熟した果実を潰して塗れば解熱や毒素を抜く作用があるそうです。
血圧降下作用により、高血圧、動脈硬化の予防や、糖尿病、狭心症、冷え性の方にも、効果があります。
【ハーブティーの作り方】
オリーブの葉をハーブティーとして飲用できますが、青臭い葉っぱのような香りで、シングルでは、あまりおすすめできません。
また、イタリア料理や地中海料理には欠かせません。オリーブの実の塩漬けなど、料理の彩りや風味付けに欠かせません。
カモミール(カミツレ・カミルレ)
カモミールに含まれる成分には平滑筋に対して鎮痙作用があり喘息などの発作ふせぎます。
皮膚のサイクルを増強させアレルギー反応を軽くさせる働きをします。日焼けで傷んだ肌にカミツレ抽出液を塗布すると消炎効果が働き日焼けあとを保護してくれます。入浴剤として使用することによりアレルギーやアトピー性皮膚炎の改善・かゆみを抑える効果も期待できます。また、防腐作用・消毒作用があります。
気管支喘息やリュウマチ熱アレルギー性の各種疾患、湿疹などにも。風邪のひきはじめなどカミツレを煎じて飲む事により発汗作用・鎮痛作用が働き関節の痛みなどををやわらげ、胃薬としても効果が持て、胃液の分泌を盛んにして食欲増進させる効果もあります。
【ハーブティーの作り方】
・鍋の中にジャーマンカモミールのドライをティースプーン1杯、ミルク180ccを入れ、煮立てます。
・煮立ったら火を止め蓋をし、3~4分蒸らしてから、茶こしでカップに注ぎます。
・お好みではちみつを入れると飲みやすくなります。
ハーブティーを濃く煮出したものを浴槽に入れて入浴剤として使用すると、お肌にも効果を発揮します。
[香り]
リンゴのようなフルーティな香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、安息香、イランイラン
[植物の特徴]
原産地はイギリスですが、ドイツ、フランス、モロッコなどで栽培されています。白い花を蒸留する際にアズレン(抗炎症成分)が形成されます。
[芳香剤としての歴史]
古代エジプトでは熱病の緩和特性などが認められ、早くから薬草として重宝されました。以後、シャンプーに使われたり、ハーブティーとして親しまれてきました。最近では化粧品と香水の両方に使われます。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、強脾作用
[肌への効果]
毛細血管を修復し肌の弾力性を高めることにより、創傷や火傷などの炎症を抑えます。アレルギーを原因とする肌荒れにも効果的です。
[精神作用]
緩和作用が非常に強く、緊張や怒りなどの感情を和らげて、リラックスを促します。不眠症に効果を発揮する場合もあります。
[身体的作用]
鎮痛作用があり、頭痛や神経痛、歯痛に効果的。月経周期を整え、月経痛を緩和するなど生理不順にも効果があります。細菌と戦う白血球の生産を促すので感染症に強い体作りにも貢献します。
ガルバナム
「ガルバナム」は、セリ科ガルバナムの樹脂から水蒸気蒸留法で抽出したエッセンシャルオイル。ウッディーで深みのある香りです。芳香浴、アロマバス、希釈してマッサージなどにご使用ください。原産国はイラン。
[香り]
ジャコウ系の神秘的な香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、エレミ、シトロネラ
[植物の特徴]
原産地はイランやイスラエルなどの中東。若木の根本に傷をつけて、そこからしみだす樹脂からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
旧約聖書にも登場するくらい、昔から薫香として重宝されてきました。また強い防腐特性があり、死体を保存する目的でも使われました。現在では香水の保留剤として使われています。
[ヒーリング作用]
去痰作用、駆風作用、刺激作用
[肌への効果]
老化した肌を若返らせ、創傷や炎症といったトラブルにも効果を発揮します。
[精神作用]
不安を取り除き、緊張を和らげる働きがあります。
[身体的作用]
イライラや顔面高潮といった更年期障害の症状を和らげます。呼吸器系にも作用して、痰を切ったり咳止めの働きもします。生殖器系に働きかけて、無月経や月経時の不調を和らげます。
キャラウェイ
キャラウェイ(英:Caraway、学名:Carum carvi)。セリ科の二年草。原産地は西アジア。香辛料として用いられるのはその種子(植物学上は果実)。和名は姫茴香(ひめういきょう)。フェニキア人の手によってヨーロッパ中に広められた。
キャラウェイと言う名前はこの香草を最初に調理に使用したアラビア人が、カルウィヤーまたはカラウィヤーと呼んでいたことに由来する。
今日のドイツの植物療法でも、粉砕したアニスとフェンネルとキャラウェイの等量混合茶を「AFC tea」と呼び、駆風の目的で処方します。この目的では、チンキ剤やキャラウェイの精油を植物油に希釈したマッサージオイルでおへその回りをマッサージする方法でも用いられます。
欧米では昔から、食べた後にお腹の張りやすいパンやキャベツ料理に、風味付けを兼ねてキャラウェイを入れる習慣があり、昔の人の知恵の深さに気付かされます。またエリザベス時代の英国では、キャラウェイを使った料理がお皿に盛られると、それは食事の終わりを告げるしるしだとされていたといいます。キャラウェイの種を噛めば消化促進、食欲増進に役立ち、息もすっきりします。
[香り]
甘く、胡椒のようにややスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
安息香、エレミ、オレンジ
[植物の特徴]
ロシアや北ヨーロッパでの栽培が頻繁です。クミンに似た実からエッセンシャルオイル(精油)が蒸留されます。
[芳香剤としての歴史]
石器時代の大昔から香辛料として使われていたようです。アラブ世界では視力を高めたり、呼吸を整える作用があるとされました。現在は香辛料としてのほかリキュールの成分にもなっています。
[ヒーリング作用]
強心作用、去痰作用、駆虫作用
[肌への効果]
細胞の再生を活性化する働きがあり、創傷を治します。皮膚のかゆみやにきびにも効果的です。
[精神作用]
疲労回復、ストレス解消の作用があります。温かい気持ちをもたせ、エネルギー充電を促します。
[身体的作用]
消化器系に有効で、胃痛や胃痙攣などの症状を緩和し、消化を促します。また胃酸の生成を抑えて口臭を防ぎます。母乳の出をよくしたり、生理痛を和らげる働きもあるとされます。
キャロットシード(ニンジン種子)
キャロットシードとは、セリ科のハーブで、精油は種から水蒸気蒸留法でとられます。スパイシーで甘く、土のようなハーブの香り。
キャロットシードの精油は主にワイルドキャロット(ノラニンジン)の種子から採油されますが、野菜用のニンジンの種子からも採油されることもあります。ワイルドキャロットの葉と茎は野菜用のニンジンにも似ていますが、その根は食用には適していません。
キャロットシードの精油は、香料として幅広い用途に用いられるほか、リキュールのフレーバーとしても用いられています。キャリアオイルにも同名の「キャロットシードオイル」が存在し、よく混同されますが、こちらはキャロットシードを植物油に浸した、インフューズドオイル(浸出油)です。
[香り]
ドライな甘さのある香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ジュニパー、ネロリ
[植物の特徴]
ノラニンジンの種子からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。ノラニンジンは食用のニンジンと違って根を食べることはできません。精油が作られるのは主にヨーロッパです。
[芳香剤としての歴史]
体内に入るとビタミンAに変わる成分、カロテンを含んでいることから、昔から医薬として重宝され栽培されてきました。現在ではリキュールや香水の成分として使われています。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、駆虫作用
[肌への効果]
肌への効果は昔から知られています。赤血球を活性化し表皮細胞の代謝を高めるため、顔色を良くし、肌の張りと弾力を高めます。ただれやウオノメを治す働きもあります。
[精神作用]
ストレスや疲労感を取り除きます。
[身体的作用]
肝臓を解毒する働きがあり、黄疸をはじめとする肝臓障害を治癒します。下痢や膀胱炎にも効くようです。赤血球を増加させるため、貧血に効くほか生理不順や不妊症にも効くといわれます。
クラリセージ
クラリセージとは、エッセンシャルオイル(精油)がアロマセラピーに使われています。女性特有の月経の不調、月経痛などを解消する、オイルマッサージにも使われています。
常緑小低木で南ヨーロッパに広く分布する。クラリセージオイルには気持ちを高揚させる働きがあり、陶酔に近い状態に導かれる。憂うつや、神経疲労を和らげ、内面的な落ち着きを確保し、多幸感を感じたり意気揚々とした気分にさせる。神経を安定させる作用は、月経前緊張症、更年期障害、中年期の危機に起因する感情やホルモンのアンバランスな状態に有効である。
[香り]
甘いナッツのような、ハーブ調の芳ばしい香り。
[相性のいい精油]
グレープフルーツ、サイプレス、サンダルウッド
[植物の特徴]
原産地はヨーロッパ。最近はアメリカでもみられます。60センチほどの草の葉と花の一部からエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
昔は眼の洗浄に使われました。イギリスではビールのホップ代わりに使われた時代もあります。現代では、香水の成分としてよく使われます。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、血圧降下作用
[肌への効果]
細胞とりわけ頭皮の代謝を高め、毛髪の成長を促します。その一方で皮脂の生成を抑え、フケをおさえます。
[精神作用]
体を温める作用があり、気分を落ち着かせ、幸福感で満たしてくれます。
[身体的作用]
子宮の安定を促すことから、月経を正常化したり安産を促す作用があります。産後のうつ症状を緩和して気分をリラックスさせます。薬物の使用を断った人が陥るパニック症状を和らげる働きもあります。
ギンコウ
強い薬効成分として、13種類のフラボノイドとギンコライドが含まれます。
血行促進して生活習慣病や肩こり、冷え性、利尿作用、便秘、前立腺肥大、コレステロール値の低下、皮膚保湿に効果があります。脳内の活性酸素を防止して脳細胞を守り、老化防止、記憶力向上、めまい、耳鳴りや痴呆症の予防にも効果があります。
脳と末梢神経の血液循環を促し、脳の働きを改善します。 循環器系に有効で、脳や下半身への血液の供給を促進し、記憶力を高めたり、老化を防止したりする。また、血液凝固を阻害するので、血行不良が原因で生じる耳鳴りやめまい頭痛にも効果があります。
さらに、抗酸化作用が報告されており、ガンや老化の原因といわれているフリーラジカルの形成を防止する効果が期待されています。
【ハーブティーとして】
効果を得るためには2~4ヶ月間、1日3回、食後に継続して飲んでください。
※1:12歳以下のお子様は飲まないで下さい。
※2:抗血液凝固薬と併用しないで下さい。
クミクスチン
クミスクチンはシソ科の低木多年草です。クミスクチンには、各種ミネラルが含まれていますが、特にカリウムが豊富に含まれているのが特徴です。クミスクチンのマレー語は、「ねこのひげ」。クミスクチンは、美容と健康維持に役立つ多年草です。
クミスクチンは水分の利尿を促すだけではなく、高血圧の原因となるナトリウムや塩素、それに痛風の原因となる尿酸などの窒素化合物の排泄を増加させることが知られています。またクミスクチンには体内からのナトリウムの排泄を促すミネラルとして知られるカリウムを豊富に含んでいることも注目に値します。
こうした特徴からクミスクチンの需要が高まり、インドネシアなどで栽培され、欧米に向けても輸出され、ドイツ、フランス、スイスなどでも尿路の細菌性の感染症や炎症性疾患に茶剤として、また洗浄療法として用いられています。
【ハーブティーとして】 急須の場合、急須にティーパック1袋を入れ熱湯をそそいでフタをし、しばらくお待ちください。急須を軽く振って湯のみにそそいでください。
●夏はクールで、冬はホットで、また、お好みによりハチミツやレモンなどをおともに楽しめます。
クミン
クミン(英:cumin、学名:Cuminum cyminum L.)は、エジプトなどを原産とするセリ科の一年草。また香辛料として用いられるその種子(クミンシード)。和名・漢名では馬芹(ばきん、まきん、うまぜり)。
ガラムマサラやチャツネを作る際によく使われ、インド料理には必須のスパイスのひとつ。カレーを作る際に、まず始めに油に香りをつけるためにクミンシードを油で熱する。メキシコ料理ではチリコンカーン等に用いられるチリパウダーの主要な原料の一つである。また、トルコ料理、スペイン料理でも非常によく用いられる。スープ、パン、ケーキ、ピクルス、ソーセージなどにも用いられる。漢方では胃薬として用いられる。
消化を促進し、胃腸内にガスがたまるのを防ぐ作用があります。またインドやアジアの熱帯地域では、下痢や腹痛の治療薬として、また肝機能を高めるために利用されています。
【料理に使用します】
・カレー粉の原料として欠かせません。
・北アフリカの“クースクース”
・北欧の“クミン入りチーズ”
・ドイツの“キュンメル酒”
・メキシコ料理の“チリー・コーン・カーン
[香り]
スパイシーでとても刺激的な香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、カモミール、キャラウェイ
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国やアジア。30センチほどの草で、種子からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
昔から消化促進作用が認められていたため肉料理に使われてきました。税金の一種としてクミンが納められていた地域もあります。カレー料理が有名ですが、現在は香水の成分としても使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、催淫作用
[肌への効果]
はっきり分かっていません。ただ、皮膚がかぶれる恐れがあるので使用には注意が必要です。
[精神作用]
神経系を刺激する作用があり、疲労感を吹き飛ばすことができます。
[身体的作用]
体を温め、体内の毒素の排出を促します。また精油は消化を促進し、消化不良をはじめとする胃腸の不調を和らげます。また生殖器系にも刺激を与え、性欲を高めるといわれています。
コリアンダー
コリアンダー(coriander、学名 Cariandrum sativum L.)は、セリ科の一年草。コエンドロとも。俗に中国パセリとも呼ばれる(パセリとは別の植物)。
地中海東部が原産。高さ80cm程度で、葉、茎、果実には特有の芳香があり香辛料として用いられる。熟した果実にはレモンにも似た香りがある。
葉は主に東南アジア-東アジアで薬味として利用されるが、独特の風味があり人によって好き嫌いが分かれ、その風味を嫌う人にカメムシのような風味であると評される。
ポルトガルではコエントロ(coentro)と呼ばれ、魚介類と野菜を主な材料とする鍋料理であるカタプラーナなどの郷土料理によく用いられる。ポルトガル料理の味を特徴づける重要な食材である。
食用以外では、カニやエビを食べた後に手を洗うフィンガーボールに入れて、臭い消しにする例がある。
[香り]
甘くてややピリッとした香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ガルバナム、サイプレス
[植物の特徴]
原産地はモロッコ。最近ではロシアや地中海沿岸でも栽培されています。高さ60センチほどの草につく種子からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から薬用、料理用の両方で使われてきました。ギリシャやローマでは早くもワインの香り付けとして使われました。17世紀にはフランスの修道院で化粧水の成分として使われ始めました。現代ではリキュールにも使われています。
[ヒーリング作用]
駆風作用、健胃作用、刺激作用
[肌への効果]
はっきり分かっていません。
[精神作用]
無気力、精神的な疲労を和らげ、気持ちをリフレッシュさせます。記憶力を高めるともいわれます。
[身体的作用]
体を温める作用があり、リウマチや関節炎の症状を和らげます。また消化系に作用して、腸内のガスを出し胃の不調を和らげます。特にはしかによく効くともいわれます。
クランベリー
クランベリー(Cranberry)とはツツジ科スノキ属Oxycoccus節に属する植物。常緑低木。北半球、寒帯の酸性の沼地に見られる。クランベリーという名前はツル(crane)の好物であることからだが、花が開く前、茎、萼、花弁がツルの首、頭、くちばしに似ているからだという説もある。
その果実は甘酸っぱく美味で、菓子やジャム、クランベリージュースの原料となる。七面鳥の丸焼きに添える甘いクランベリーソースは、アメリカ合衆国とカナダの感謝祭には欠かせない。
クランベリーは尿道炎や膀胱炎に効果があります。またアメリカではクランベリーは泌尿器系疾患に最も効果があると評価されました。さらに、普段からクランベリーのミックスジュースを飲む高齢女性は、尿に含まれる細菌や膿がかなり少ないと結果付けられました。クランベリージュースを飲まない女性よりも、感染症が発生する確率が圧倒的に少ないことになります。
また、パソコンなどによる眼の疲れにも効果が持てます。さらにアルプチンとビタミンが美白効果を示すため、働く女性の人気ナンバー1のハーブです。クランベリーはビルベリーと同様、強い抗酸化剤アントシアニジンを含みます。北米の先住民は、クランベリーを乾燥させたものを外傷の消毒に利用したりしていました。
【ハーブティーとして】
材料 (カップ約1杯分)
100%クランベリージュース ・・・ 約100cc
レモンバーム(フレッシュ) ・・・2枝(生葉を10~15枚程度)
お湯 ・・・約100cc
その他ジャム、ジュース、いろいろなお菓子にも。
クローブ
クローブ(Syzygium aramaticum、syn. Eugenia aromatica、英:Clove)は、フトモモ科の植物。またその開花前の花蕾を乾燥させた香辛料の名。
インドネシア(モルッカ群島)が原産。日本では丁子(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)とも呼ばれる。
現在スリランカ、モーリシャス、マダガスカルなどで栽培されている。 肉料理によく使われるが、他の香辛料とブレンドして使用することが多い。
クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、中国では釘を意味する「丁香」「丁字」の文字があてられ、フランス語では釘を意味する Clou と呼ばれ、英語の Clove もこれを語源とする。
非常に強い香気を持っているので、百里香という別名もある。
クローブは、胃腸の消化機能を促進したり、体を温める作用があり、また、口臭を消したり、芳香性健胃薬として、消化不良・嘔吐・下痢・腹部の冷痛などの際に使われます。また、しゃっくりや吐き気にも効果があり、気分をよくするためにも用いられます。
料理とともにの成分クローブが胃に入ると、胃液の分泌を高め、食欲を増進するので、胃を健康な状態にしてくれます。クローブ油に含まれるオイゲノールという成分は、殺菌・鎮静作用があり、歯痛の局部麻酔薬や、歯磨き粉にまで利用され、いろいろな場面殺菌薬としても利用されています。歯が痛いときにクローブを噛むと、その効果で痛みが止まります。
薬酒としてを服用すると、身体を温めて血行を促す効果が強まります。また、精油成分が揮発しないで抽出できるという利点があります。
料理には煮込みやオーブン料理で肉・たまねぎなどに刺して香りを加えます。ひき肉料理には粉末を使います。甘くさわやかな香りが特徴です。
[香り]
スパイシーでしみとおるような強い香り。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、グレープフルーツ
[植物の特徴]
原産地は東南アジアの諸島群。高さ9メートルの木につく赤褐色のつぼみからエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
感染症の予防や歯痛の緩和など医療用に昔から重宝されてきました。アジアからヨーロッパに輸出されてからは、香辛料としても使われるようになりました。現在では香水やリキュールの香り付けのほか、医薬品の成分としても使われています。
[ヒーリング作用]
強脾作用、駆虫作用、駆風作用
[肌への効果]
皮膚のただれや感染症をおこした創傷を治癒します。
[精神作用]
精神を刺激し、記憶力を高めるといわれます。落ち込んだとき気分を高める働きもあります。
[身体的作用]
消化器系に作用して、吐き気や下痢、消化不良に効きます。痛みを和らげる特性もあり、歯痛や関節炎、精神的な理由からくる頭痛に効果を発揮します。殺菌特性もあるとされ、空気の消毒に効果的です。
カンファー
カンファーとはウコンに含まれる成分のひとつで、いわゆる精油と総称されるもののひとつになります。
カンファーは、ドイツ語読みでは「カンフル」と呼ばれます。いわゆる「カンフル剤」の「カンフル」と同一のものなのです。
ちなみに、日本語では「樟脳」とも言います。ケトン類に含まれる芳香成分の一つで、古くから防虫剤の原料として知られており、その香りには、ちょっと懐かしさを感じるかもしれません。
カンファーは、クスノキの根や葉、枝などを蒸したり煮たりして、抽出されます。
【詳細】
血行促進作用や鎮痛作用、消炎作用などがあるために主に外用医薬品の成分として使用されている。かつては強心剤としても使用されていたため、現在でも駄目になりかけた物事を復活させるために使用される手段を比喩的に「カンフル剤」と呼ぶことがある。
その他にも香料の成分としても使用されている。 また人形や衣服の防虫剤、また防腐剤、花火の添加剤としても使用されている。樟脳は皮膚から容易に吸収され、そのときにメントールと同じようなスーッとする感じをもたらし、わずかに局部麻酔のような働きがある。しかし、飲み込んだ場合には有毒であり、発作、精神錯乱、炎症および神経と筋肉の障害の原因になりうる。
また、かつてはセルロイドの可塑剤として非常に大量に使用されていた。日本は台湾においてクスノキのプランテーションを経営していたため、20世紀はじめには世界最大の生産国であった。しかし1920年代に入ると化学合成品が開発されて押されるようになり、やがてセルロイドに代わるプラスチックが出現してこの用途はほとんど無くなった。
[香り]
しみとおるようなフレッシュな香り。
[相性のいい精油]
カモミール、カユプテ、バジル
[植物の特徴]
原産地はボルネオ諸島やスマトラ諸島、それに中国など。クスノキの一種で、高さ30メートルくらいまで生長します。エッセンシャルオイル(精油)は樹齢50年以上の木から採油されます。
[芳香剤としての歴史]
昔から強い芳香を出す木として船や寺院の建材として使われてきました。防腐作用も強く、死体の保存にも使用されました。芳香剤、殺虫剤として世界的に使われています。
[ヒーリング作用]
引赤作用、緩下作用、強心作用
[肌への効果]
ほてった肌を冷ますほか、脂性肌のトラブル(にきびなど)を治す効果があります。
[精神作用]
刺激性でありながらリラックス効果もあるため、抑うつ症状を和らげるほか、病後の回復期の心理を高揚させます。
[身体的作用]
体のバランスを整えます。心臓に働きかけて血液の循環をよくするほか、呼吸を楽にします。体温を調節する働きもあります。肩凝りなどにも効果的で、リウマチの症状を和らげます。
カルダモン
カルダモンはインドが原産で、ショウガのような大きな塊根を持ち、草丈3m以上になる多年草です。ハーブとしては果実の部分を用います。スパイスの女王と称されますが、栽培が難しく高価です。胃腸の不調を解消します。
また清涼感があるため食後の口直しに用いられます。カレー料理には欠かせないスパイスで、インドでは紅茶にブレンドしてマサラティーとして愛飲されています。
【詳細】 カルダモン(英:cardamon、もしくはcardamom、学名:Elettaria cardamomum)は、ショウガ科の多年草。和名は小荳蒄(ショウズク、「小豆蒄」とも書く)。原産はインド、スリランカ、マレー半島。
紀元前2世紀ごろにはすでにインドからヨーロッパに輸出されていた、最も古いスパイスのひとつ。
種子の乾燥品は香辛料として用いられ、カレー料理にはかかせないスパイスのひとつとされる。 その他に、肉料理の匂い消しやパン、ケーキの風味付けに用いられる。また、中近東ではコーヒーにカルダモンの精油や種子の粉末を加えたカルダモンコーヒーが好まれている。
また、種子は生薬「小豆蒄」として日本薬局方に収録されており芳香健胃作用(インドでは体力増進のためにカレーのスパイスとして用いられる)がある。
[香り]
甘くてスパイシーなビターレモンのような香り。
[相性のいい精油]
ガルバナム、コリアンダー、ジュニパー
[植物の特徴]
原産地はインド、スリランカ、ベトナム。エッセンシャルオイル(精油)はフランスで生産されます。細長い楕円形の果実のなかにある種子を蒸留して、精油が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
昔から香辛料や消化を促す医薬として使われてきました。エジプトでは、種子を噛んで歯を白くする風習もありました。精油が抽出されたのは16世紀半ば。以後、オーデコロンの成分としても広く使用されています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、健胃作用
[肌への効果]
はっきり分かっていません。ただ、敏感肌の人は肌荒れを起こす可能性があるので注意が必要です。
[精神作用]
加温作用があり、疲れを癒して気持ちを高揚させる働きがあります。
[身体的作用]
胆汁の生成を促し、体脂肪を減少させるといわれます。また消化器系・呼吸系ともに効果があり、腸内のガスを抜いて消化不良や吐き気を和らげます。胃に作用して口臭をとめる働きもあります。
グレープフルーツ
グレープフルーツとは、皆さんご存じの橘類の果物。実の中に含まれるナリンギンという苦み成分が、過度の食欲を押せる働きをします。皮に多い成分としてあるリモネン(香り成分)は、交感神経を刺激し、体脂肪を燃えやすくする作用、血流を促進する作用を持っています。抽出成分は、ダイエットサプリメントやスリミングジェル(痩身用ジェル)などに使われます。
アロマテラピーなどに使われる精油の成分は、90%以上がリモネンですグレープフルーツ(学名:Citrus X paradisi)は亜熱帯を原産とする柑橘類である。グレープフルーツは様々な種類があるが、その色で呼び分けるのが一般的である。
グレープフルーツの木は、常緑樹であり5-6mの丈のものが良く見られるが、成長を続ければ13-15mにもなる。その葉は15cmほどの長さで細長く、花は5cmほどの大きさで白く4枚の花弁がある。実は10-15cmほどの大きさで黄色く、球形だがでこぼこしている。中の身が白や赤のものも広く栽培されている。pomelo、toronjaや、pamplemousseと呼ばれることもある。19世紀の後半まで主に観賞用として栽培されていた。
グレープフルーツは生で食べるほかにジュースや様々な加工食品に用いられる。また、絞り汁はカクテルやサワーに用いられ、グレープフルーツ専用の搾り器がある。皮もマーマレードやジャムに使われることもあるが、海外輸入の物には品質を維持するために農薬(殺菌剤)が使われていることが多い。この農薬をポストハーベスト農薬と呼ぶ(日本では食品添加物扱い)。
グレープフルーツ(特にジュース)は様々な医薬品と干渉し、意図しない効果を生み出すことがある。これはグレープフルーツに解毒酵素のシトクロムP450を阻害する成分が含まれているため、医薬品の代謝が阻害されることによる。特にカルシウム拮抗剤という系統の高血圧治療薬にグレープフルーツの影響を強く受けるものがあることがよく知られている。
[香り]
甘酸っぱく、リフレッシュする香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、カモミール、シダーウッド
[植物の特徴]
おなじみのグレープフルーツですが、エッセンシャルオイル(精油)を分泌するのは果皮。このためオレンジやレモンよりも精油の量は少なくなります。
[芳香剤としての歴史]
地中海沿岸諸国ではかつて装飾用樹木として栽培されたようですが、原産地については諸説があります。精油の商業的生産が始まったのは1930年代のフロリダで、以後食品、化粧品、香水の成分など広く使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、抗うつ作用、殺菌作用
[肌への効果]
よく分かっていません。ただし肌に塗った後、強い日光に当たると肌荒れの原因となる恐れがあります。
[精神作用]
ストレスを和らげる作用があるほか、中枢神経系のバランスを整えて感情の起伏が激しくならないようにします。
[身体的作用]
リンパ系を活性化して新陳代謝を高めます。利尿作用もあることからダイエットにも効果的。ただし食欲を刺激する働きもあります。偏頭痛や海外旅行の時差ボケによる疲れを緩和します。
グアヤックウッド
深い森から立ち昇る夜の空気の様に、暖かく優しい深みのある木の香り。無理なく深いリラクゼーションにいざなってくれます。浄血効果や発汗作用等があり発熱を伴う症状にも良い様です。
[香り]
土の匂いが混じったバニラ基調の香り。
[相性のいい精油]
安息香、イランイラン、エレミ
[植物の特徴]
フロリダや中米に生育する高さ3~4メートルの木は樹皮が白いのが特徴。ここから自然にしみでる樹脂からエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
硬い木なので中米では装飾品の材料に使われるなどしてきました。19世紀末に精油抽出用にヨーロッパに輸出され始めて以来、香水の保留剤や石鹸の成分として利用されています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、抗リウマチ作用、催淫作用
[肌への効果]
たるんだ肌を引き締める効果があります。
[精神作用]
リラックス作用があるので、瞑想のときに利用されたりします。
[身体的作用]
強い発汗作用は血液の浄化に有効です。風邪で発熱しているときも、発汗を促し喉の粘膜を潤します。痛風やリウマチの症状を緩和することでも有名です。汗以外の体液の分泌も促すので、更年期の性的な悩みも解決します。
カユプテ
カユプテとは、フトモモ科の常緑樹で、精油は枝から水蒸気蒸留法でとられます。スッキリとしたフレッシュな香り。
カユプテ精油と相性の良い精油には、レモン・ベルガモット・ティートゥリー・ユーカリ・ラベンダー・ジュニパーなどがあります。
カユプテ精油の適応範囲は空気の浄化・風邪・殺菌などに効果があるとされています。
カユプテ精油の使用方法には芳香浴、お風呂、フェイスケア、ボディケア、ヘアケアなど手作りコスメ全般にご利用いただけます。
[香り]
しっとりとしたハーブ調の香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、イモーテル、カルダモン
[植物の特徴]
原産地はマレーシアやフィリピン、オーストラリア。ホワイトティーツリーともいわれます。高さ14メートル弱まで成長する大木で、自制力が強いため栽培は最小限にとどめられています。
[芳香剤としての歴史]
アジアではその消毒特性に早くから注目が集まり、家庭療法に使われてきました。リウマチやコレラの治療薬としても重宝されました。殺虫剤として屋内でスプレーされてた時代もあります。
[ヒーリング作用]
去痰作用、駆虫作用、解熱作用
[肌への効果]
にきびをはじめとする慢性的な皮膚病に効果があるようです。
[身体的作用]
発汗作用があり、高くなった体温を冷ます力があります。エッセンシャルオイル(精油)の蒸気を吸入すれば、呼吸器系の不調にも対処できます。さらに殺菌効果があるため胃腸や泌尿器系の不調を緩和するほか、更年期障害にも効きます。
サフラン
サフラン(学名Crocus sativus L., 英: saffron crocus, 仏: safran)は、地中海沿岸を原産とするアヤメ科の多年草。およびそのめしべを乾燥させた香辛料。日本では大分県竹田市で生産されている。
独特の香りを持ち、水に溶かすと鮮やかな黄色を呈するため料理の色付けをする際に使用される。
南フランスの名物料理ブイヤベースや、スペインのパエリャにはかかせない。またインド料理のサフランライスでもおなじみである。
メディカルハーブとしては鎮痛、鎮痙、通経作用をもつことから生理痛や冷え症、ヒステリーなどに用いられます。わが国でも古くから血の道症の家庭薬原料として用いられた歴史があります。
配糖体として存在するカロチノイドとしては数少ない水溶性の黄色色素クロシンや、無色の苦味配糖体ピクロクロシン、その分解物であるテルペンアルデヒドのサフラナールを含むためサフランは特有の匂いがあり、味は苦くだ液を黄色に染めるのが特徴です。
強壮剤、消化促進、発汗。月経促進等、女性に良い作用を及ぼしますが、妊婦は避けた方がいいでしょう。 料理には、調味料や色づけとして、ブイヤベースやパエリアに利用されます。
その他、サフランの浸出液で布をサフラン色(明るい黄色)に染める事ができます。
サイリウム
多くはオオバコ科の植物プランタゴ・オバタ(インドオオバコ)の種子の皮殻から精製した食物繊維のことを指す。
大部分が水溶性の食物繊維からなるが、少量の不溶性食物繊維も含む。吸水作用、膨張作用、吸着作用、整腸作用、血糖値抑制作用、血中脂質調整作用などの効果があるといわれている。
国内では、サイリウム由来の食物繊維成分を関与成分とした特定保健用食品が許可されている。
近年サイリウムは、『リバウンドがなく、自然にやせられ、かつ、健康に も良い』ダイエット素材として注目されています。
サイリウムは粘液質を10~30%と豊富に含み、水を加えると吸収、膨潤して容積が30倍にも増え、ゼリー状の塊となります。この塊が腸のぜん動運動を刺激して便秘を改善するのです。
ドイツでは慢性の便秘や過敏性腸症候群(IBS)の改善に、また痔疾や排便時の苦痛の軽減、妊婦の便秘予防に用いられています。
サイリウムは緩下作用の他に生活習慣病の予防となるさまざまな効用が確認されており、総コレステロールやLDLコレステロール、トリグリセリドなどの値が減少し、HDLコレステロールが有意に増大したという報告があります。また腸管からの糖分の吸収を抑え、血糖値を低下させる働きも確認されています。
【利用法】
特定保健用食品には「おなかの調子をととのえる」食物繊維として、サイリウムを使用した即席麺、シ リアル、粉末飲料などがあります。食物繊維食品やダイエット食品の素材にも利用されています。
サイリウムが、ダイエット素材として注目される訳は、サイリウムの食物 繊維だけの特徴として、水溶性・不水溶性両方の性質を兼ね備えているか らです。 これは、サイリウムの不溶性食物繊維には、優れた保水性・膨潤性があり、 胃の中で水分を吸って、約40倍にふくらむので、少量の食事でも満腹感を 得られるのです。
つまり、自然に食が細くなり、摂取カロリーを抑えられるのです。 また、サイリウムの不溶性食物繊維には、腸内で余分な水分や有害物質を 吸収し、利尿作用や便の量を増やす働きがあるので、むくみを防ぎ、ダイ エット・美肌の大敵である便秘を改善します。
ジュニパー
ジュニパーはヒノキ科の植物と言うことで、若木のフレッシュな香りがします。精油 に慣れない方にはよい香りとは言いがたいでしょうが、他の精油と同じく注釈したりブレンドした時にこれらの香りの良さがわかります。
ジュニパーは「ジン」の重要な 成分で、「ジン」と言う名はこの木のフランス語名から由来します。利尿と解毒作用 が主な特徴ですが、殺菌消毒剤としてもローズマリーと合わせ 近年までフランスの病院で使われてきました。
現在でも関節炎や尿路感染症、リウマチや肝臓の障害に役立つ自然の薬としても広く知られています。汗や尿の分泌を促し、老廃物を排出させる働きがあるとされ、むくみや水太りの解消にも役立つと言われています。
【ハーブティーとして】
(他のハーブティーとブレンドして)ジュニパーベリーは、スプーンの背などで、軽くつぶしてから、ブレンドしてください。そして、通常より長めに時間をおいてからお飲み下さい。
【料理として】
・ジンやリキュール酒の香りづけに使われるのは有名です。
・すりつぶした実は樹脂のような香りがあるので、パテやマリネなどによく使われます。
・肉の保存や臭み消しとしても良く利用され、かつてヨーロッパでは、コショウの代わりに使われていました。
[香り]
ややウッディーではっきりした香り。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、グレープフルーツ
[植物の特徴]
樹木の原産地は北欧ですが、エッセンシャルオイル(精油)はハンガリー、フランス、カナダなどで生産されます。赤みがかった木に青黒色のジューシーな実をつけ、そこから精油が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
現在ではジンの成分として有名ですが、古くは医薬として重宝されてきました。コレラやチフスなどの伝染病、さらいは糖尿病に有効と信じられていました。
[ヒーリング作用]
引赤作用、強壮作用、駆風作用
[肌への効果]
脂性肌の悩みを解決してくれますので、頭皮のフケ防止にも効果的です。にきびなどの肌のトラブルも軽減してくれます。
[精神作用]
感覚を研ぎ澄まし、チャンレジ精神を促す作用があります。
[身体的作用]
解毒特性があり、お酒の飲みすぎや油っぽい食事を分解し排出します。利尿剤の働きもあり、性尿路の殺菌にも効果を発揮します。
ジャスミン
ジャスミン(Jasmine)はモクセイ科ソケイ(素馨)属の植物の総称。 ソケイ属の植物は世界で約300種類が知られている。 オウバイ(黄梅)もこれに含まれるが、香りはない。 アジアからアフリカの熱帯あるいは亜熱帯地方が原産である。
ほとんどの種は白または黄色の花を咲かせる。 いくつかの種では花は強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用される。
どのジャスミンも共通した独特の甘く上品な香りをもちますが、この香りに鎮静効果や抗うつ作用がある事が知られ、また婦人病などのホルモンバランスを回復。ジャスミンには鎮静効果や抗うつ作用があり、気分転換をする、不安や気うつを軽減する、不眠を解消するなどが代表的な効能です。
他にも胃腸の調子の良くない方、下痢気味の方などにもおすすめです。また、女性のホルモンバランスを調整する働きも知られていますので、生理時に体調が崩れる人や更年期障害の方にもよいでしょう。
食後にお茶にしていただくと、消化を助け口臭を予防するので最適です。しかしお茶にはカフェインが含まれる為、寝る前や不眠の改善をねらって使うなら、他のハーブとブレンドして飲む方がより良いでしょう。
【お茶として】
ティーポットにティースプーン2杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らします。
【エッセンシャルオイルとして】
気分をリラックスさせてくれます。また、不安感を和らげる作用もあり、気分を明るくさせるだけでなく気持ちを高ぶらせてくれます。
そのほか、ジャスミンのハーバルバスは、高貴な湯浴として、肌を鎮静させ強壮するのに、とても効果があるとされています。
[香り]
甘美でエキゾチックな香り。
[相性のいい精油]
イモーテル、オレンジ、グアヤックウッド
[植物の特徴]
原産地はイランと北インド。最近では北アフリカ諸国やイタリアなどでも栽培されています。白い花を芳香が最も強くなる夜間に摘み取りエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。フランス産のオイルが最高級品といわれます。
[芳香剤としての歴史]
昔から催淫作用に注目が集まってきましたが、次第に淋病や前立腺の障害の治療にも使われるようになりました。以後、お茶になったり、香水の成分として広く使用されたりしています。
[ヒーリング作用]
抗うつ作用、催淫作用、催乳作用
[肌への効果]
乾燥肌や敏感肌に作用して肌を守ります。マンダリンやラベンダーの精油とブレンドして処方すると、肌が弾力を取り戻し妊娠線を消すのにも役立ちます。
[精神作用]
深刻な抑うつ症状に効果を発揮して、自信を取り戻すのを助けます。
[身体的作用]
生殖器系に働きかけ、生理通を和らげたり精子を増やす働きがあります。出産時には子宮の収縮を強めて分娩を促します。一方で苦痛を和らげるほか、産後の抑うつ症状にも効果的です。
シナモン
シナモン(英:Cinnamon、学名:Cinnamomum zeylanicum J.Presl、シノニムCinnamomum verum J.Presl)は、熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の名、またその樹皮から作られる香辛料の名。仏名はカネル(cannelle)。
熱帯地方ならほぼどこでも成育するので、栽培もされている。葉は大きく光沢があり葉脈がはっきりしていて鑑賞価値がある。このため観葉植物として栽培されることがある。
香辛料としてのシナモン(シンナモンとも)は、上記のシナモンの樹皮をはがし、乾燥させたもの。独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味があり、カプチーノ等の飲料や、アップルパイなどの洋菓子の香り付けに使われる。近種のシナニッケイ(シナ肉桂、ニッキ、C. cassia)の樹皮からも作られる。ただし、シナニッケイからつくられるものはカシアと呼ばれ、成分が若干異なる。
シナモンは抗菌性物質としても有名。効能としては、体を温める作用、解熱、鎮痛作用、消化器系の機能を活発にする作用などがあるので、風邪の諸症状や消化不良、下痢や吐き気などに効果がある。また、最近体内のインシュリンを活性化させ、糖を全身に運び血糖値を下げる効果が発見され、新たに注目を集めています。
【お料理として】
シナモン…2~3g
米…50~100g
黒砂糖…スプーン1杯(お好みで適量)
まずシナモンをよく煮てください。上澄みを取ったら煮汁は残してください。次に土鍋(薬膳ではふつう鉄鍋は使いません)に米を入れ適量の水と先ほどのシナモンの煮汁、黒砂糖を入れてを入れ煮てください。お湯が沸騰したら、弱火にしてください。お米の形がくずれてきたらできあがり。
【食べ方】
1日2回、3~4日間続けてお召上がりください。
【効能】
冷えからくる腹痛、食欲不振に効果があります。中国では生理痛がひどいときにも食べられています。
2006年12月06日
ゼラニウム
テンジクアオイ属(Pelargonium)とはフウロソウ科に属する植物の属。
多年草、多肉植物、低木など約200種がある。テンジクアオイ属の種の大部分は亜熱帯、熱帯に生息して、霜には耐性がない。葉は普通互生で、掌状もしくは羽状である。花は直立した茎の先につき、5枚の花弁がある。花の色や形は様々なものがある。
精神面の効能では、精神的疲労、ストレスの緩和、不安感、抑うつを取り除く効果があります。
身体面の効能では、生理痛、生理不順、月経前の緊張やイライラの改善やホルモンのバランスを整える効果があり、血液循環を良くして、冷えや、むくみを改善します。ホルモンのバランスを整えるので、月経と関係のある様々な不調に効能があるとされています。また、免疫効果を高めるとされ、感染症の予防に役立ち、治癒作用を向上させると考えられています。
【ハーブティーとして】
ローズゼラニウムティー→ローズゼラニウムは、バラの香りがして、やさしい気持ちになれます。また、ストレートティーに1枚浮かべても楽しいです。ふたつきマグカップに葉を5枚ほど入れて、お湯を注いで、2、3分ふたをします
【スキンケアとして】
注意事項としては、強力なのでアトピーの方や敏感肌に方は注意して量を抑え目にするか、他のものを使うほうがいいと思います。
[香り]
ミントとバラの香りをあわせたような甘くて思い香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、オレンジ、キャロットシード
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の産地はレユニオン、フランス、スペイン、モロッコなど。高さ60センチほどの草につくピンク色の花と尖った葉から精油を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
薬剤としての威力はかなり昔から認められていましたが、商業生産が始まったのは19世紀初頭から。現在は香水と石鹸によく使われます。
[ヒーリング作用]
強壮作用、血管収縮作用、血糖値低下作用
[肌への効果]
皮脂のバランスを整え、肌をしなやかに保ちます。血液の循環をよくするので肌の血色をよくします。
[精神作用]
神経系に働きかけることにより不安を抑え、ストレスを軽減します。
[身体的作用]
ホルモンの働きを正常化して、月経前緊張や更年期障害の症状を和らげます。また利尿作用やリンパ系を活性化する作用があり、代謝を高めて体内から毒素を排出する助けをします。
セージ
セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)はシソ科、アキギリ属の多年草。和名は薬用サルビア。高さ50cm程度。地中海原産。学名でも分かるとおり、サルビアの仲間である。
セージは昔から「長生きのハーブ」として、老人の記憶力の回復に定評があったそうです。17世紀のイギリスのハーバリストのジェラードは、セージの効能は、万能で強壮や止血、記憶力アップ、解熱にも良いとしています。緑色をした普通の品種より、紫色のものが薬効が強いとされ、薬として用いられたようです。
セージには、殺菌、収れん作用があり、のどの痛みや口腔の清潔に、うがいやマウスウォッシュとして浸出液が役立ちます。また、エストロゲン類似作用もあるため、ハーブティーは更年期特有のイライラや不安、不眠などに役立ち、神経のバランスを整え、気持ちを前向きにしてくれます。
【お料理として】
豚肉や、脂っこい肉料理や、臭みのあるレバーなどの臭い消しとしても利用されています。
【ハーブティーとして】
フレッシュのほうが飲みやすいでしょう。
また、ハーブティーの二倍の濃度でうがい薬にもなる。
[香り]
ハーブ調のはっきりした香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ジンジャー、ゼラニウム
[植物の特徴]
原産地はユーゴスラビアを中心とする地中海沿岸諸国。高さ60センチほどの木につく青い花と紫がかった葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
昔は万病に効く薬、長寿の薬ともてはやされました。中世以降、強壮剤の成分に使われたほかハーブティーとしても愛されました。現在では男性用香水によく使われます。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、血圧上昇作用
[肌への効果]
切り傷などからの出血を抑えるほか、毛穴を引き締める働きがあります。
[精神作用]
副交感神経系に働きかけ、感情を落ち着かせます。記憶力を高める働きもあるようです。
[身体的作用]
消化器系に働きかけ、食欲増進を促すほか利尿作用をはじめ体の代謝をよくします。また女性ホルモンと似た働きがあり、月経周期の正常化や不妊症の治療、更年期障害に役立つといわれます。
セントジョーンズワート
セントジョーンズワートは一般的にセイヨウオトギリソウ(Hypericum perforatum、西洋弟切草、英語では Klamath weed、Goat weedとも呼ばれる)という植物種のことを指す。
近年うつ病治療の観点から注目を集めているハーブである。
セントジョーンズワートが気分の落ち込みを和らげる効果があるのは、ヒペルフォリンとヒペリシンという成分が含まれているため。これらがストレスを消す効果は2つあります。
1つは、神経伝達物質を分解するモノアミン酸化酵素の働きを抑える効果。もう1つは、脳内にあるセロトニンが他の神経細胞に再吸収されるのを防ぐ効果です。この2つの働きが脳内のセロトニン濃度を上昇させ、気分の落ち込みを改善する効果をもたらします。
また、人に会うのが億劫(おっくう)、毎日を意欲的に送れない、自己嫌悪に陥りやすい、自信が持てないといった、軽度のうつ気分を明るくします。
シダーウッド
日本の木の香りに比べるとドライな感じがします。レッドは主に北アメリカ原産で、ホワイトはモロッコ産が多く、その通り広大な土地に育つ森林を感じさせてくれる香り。古代から宗教的な儀式に薫香として使われきたこともあり、信仰のシンボル的な存在でもありました。但し、古代に使われてきたシダーは希少になってしまったので、一般的には現在の品種が多く出回っています。
不安や緊張をときほぐし、 瞑想を行うときに役立ちます。また、神経系や内分泌系を強壮し、身体のバランスを回復させ、呼吸器のトラブルによって痰が多く出すぎる時に役立ちます。腎臓を競走する作用があり、膀胱炎にも有効です。
そのほか、美容の面では、収れんと殺菌作用がありますので、にきび、脂性肌の方にも効果があるとされます。フケや脱毛の気になる方のトニック剤に適しており、肌を柔らかくする作用があります。サイプレスやフランキンセンスとのブレンドがよい。
[香り]
サンダルウッドに似たウッディーな香り。
[相性のいい精油]
安息香、サイプレス、シナモン
[植物の特徴]
北米原産のレッドシダーとモロッコ原産のアトラスシダーがありますが、抽出されるエッセンシャルオイル(精油)は同じ特性をもちます。
[芳香剤としての歴史]
昔から寺院や棺を作る材料になってきました。アジアでは淋病の治療薬として、北米では気管支炎や結核など呼吸器系の疾患を癒す薬として使われました。現代では香水の保留剤として使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、殺真菌作用
[肌への効果]
殺菌・消毒特性があるのでにきびを始めとする皮膚炎を治します。脂分を取り除くのでヘアトニックとして頭皮にも効果を発揮します。
[精神作用]
神経が高ぶっているときや不安にとりつかれた気持ちを落ち着け、リラックスさせる作用があります。
[身体的作用]
呼吸器系に強い効力を発揮して、気管支炎や咳の症状を軽減します。また内分泌系と神経系を強くして体のバランスを整えることにより、慢性的疾患を和らげる働きをします。
サンダルウッド
豊かで甘くウッディーでオリエンタルな香りのサンダルウッドは、日本では白檀(びゃくだん)と言い、古くから親しまれてきました。日本古来の香道では、香りをかぐことを「聞く」と表現します。「聞香(もんこう)療法」というものがあり、頭痛、体調不良、腰痛、等の人に対し、枕の下やよく使うバッグのなか等に香を入れて症状をやわらげたりすることが行われているそうです。
リラックス性があり、ストレスを和らげる効果があります。 また、精油の中では最も揮発性が低く穏やかな効き目が長続きします。
体の症状には、喉頭炎、喉の炎症による痛みに効果があります。 膀胱炎、尿路感染症に対して消毒殺菌効果で炎症をやわらげます。
美容の面でも抗炎症作用、殺菌作用があるのでニキビ、吹き出物に効果があります。 乾燥肌の人のトリートメントに有効とされています。
[香り]
甘くてウッディーな香り。エキゾチックで残り香が強い。
[相性のいい精油]
安息香、イランイラン、サイプレス
[植物の特徴]
樹齢60年ほどの成熟した木の心材からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。ただし樹木は絶滅の危機に瀕しており精油の蒸留目的でのみ使用されています。一般に最も品質が高いのはインド・マイソール産の精油といわれます。
[芳香剤としての歴史]
古代の昔から人気の木で、世界的に取引されていました。アリを寄せ付けない特性から寺院や家具類の材料として重宝されました。現在も宗教的な場面でたかれるなど根強い人気があります。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、駆風作用
[肌への効果]
肌を潤しハリをもたせる作用があり、乾燥肌や湿疹のある肌、老化した肌に効果があります。かゆみや炎症を抑える効果もあります。
[精神作用]
リラックス効果が高く、過去の出来事にクヨクヨしている人を慰める作用があります。
[身体的作用]
浄化作用、抗炎症作用があり、とくに膀胱炎など性尿路系の不調によく効きます。また気管支炎や激しい咳など呼吸系の症状を和らげて、眠りやすくする作用があります。膣内の分泌を促すともいわれます。
セロリ
セロリ(英名:celery、学名:Apium graveolens L.)はセリ科の植物。オランダミツバ、清正人参(きよまさにんじん)とも呼ばれ、コーネル、トールユタなどの品種がある。中国で改良されたキンサイ(芹菜、英名:Chinese celery、学名:Apium graveolens var. dulce)は広東セロリやスープセロリとも呼ばれる。葉、茎、根、実、ほぼすべての部分を食用にできる。独特の強いにおいがある。
セロリはカロチンとビタミンCを多く含んでおり、カロチンは全身の代謝をよくし、ビタミンCはストレスに対する抵抗力をつけたり、健胃、血圧降下、鎮静などの効果 があります。
食物繊維は整腸やコレステロールの低下に効果 があります。香りの成分にはセダノリッドとセネリンがあり、精神安定、食欲増進、頭痛に効果 があるようです。
[香り]
フレッシュで温かみのある香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、オレンジ、カモミール
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の主要産地はインドとフランス。高さ60センチほどの草にできる褐色の種子を砕いて精油を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代には宗教的な儀式に使われましたが、17世紀以降に食用での使用が拡大しました。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、血圧降下作用
[肌への効果]
体のむくみを解消し、ほてった肌を冷まします。
[精神作用]
中枢神経系に作用して、気持ちを落ち着けます。
[身体的作用]
大きな利尿作用があり、体内に滞留した水分の排出を促すとともに、血液を浄化します。また血圧を低下させる作用があり、心臓への負担を緩和する働きがあります。
スペアミント
清涼感のある爽やかな香りを持つミントには多くの品種がありますが、ハーブティとして飲まれるのはペパーミント、スペアミント、アップルミントの3種類です。スペアミントはペパーミントより作用が穏やかで、甘みがあり、ヨーロッパで好まれています。
リラックス、リフレッシュしたい時や、眠気を覚まし、集中力を高めたい時などにぴったりなハーブです。殺菌作用、発汗作用、利尿作用、胃腸不全、食欲不振、便秘などに効果があります。
[香り]
ペパーミントをやや甘くした香り。
[相性のいい精油]
グレープフルーツ、バジル、ボダイジュ花
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国ですが、現在は世界各地で栽培されています。高さ1メートル弱の草につく紫色の花と尖った葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
古代ギリシャの時代から強壮剤や香料として使われてきました。牛乳の凝固を防いだり、歯茎を丈夫にする目的でも使用されました。
[ヒーリング作用]
駆風作用、健康回復作用、殺虫作用
[肌への効果]
かゆみ止めや、かさぶたをきれいに治す働きがあります。
[精神作用]
疲労感を和らげ、精神に活力を与えます。
[身体的作用]
消化器系の症状を和らげる働きがあり、しゃっくりを止めるのにも役立ちます。女性ホルモン系に働きかけ、母乳の出すぎや多すぎる月経の量を調整します。
スパイクラベンダー
ラベンダーの一品種。真正ラベンダーの香りに、すこしツンとした樟脳を思わせる香りを加えたイメージの芳香。やけどや炎症の症状を改善する作用があり。真正ラベンダーに比べ、葉が大きく、暑さに強いことから「男のラベンダー」の異名を持つ。
スパイクラベンダーは原種ラベンダーの一種で、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia)よりも少し草丈が高く、葉は幅広で大きく、花穂は長いが花が非常に小さく、花色が淡いことから、花よりも萼(がく)の方が目立つのが特徴です。標高の低い海辺の土地に好んで生育します。スパイクラベンダーは暑さにも比較的に強く、他の種類のラベンダーより強健なことから「男のラベンダー」という異名がついています。スパイクラベンダーの精油は香料として用いられるほか、ワニス産業でも使われています。
ラベンダーの属名「Lavandula」は、ラテン語で「洗う」という意味の「lavo」に由来するといわれています。しかし、一説にはラベンダーの花の色に因んだ「青みがかった鉛色」という意味の「lividus」に由来しているともいわれています。種小名の「latifolia」はラテン語で「広い」=「lati」+「葉の」=「folius」の意味で、その葉の形に因んでいるといわれ、別名「ヒロハラベンダー」の名でも呼ばれています。
スパイクラベンダーは、かつてスペイン全土で野生状態で生息しており、スペインの人口の大半が農民だったため、労働者達は安価な賃金で何時間もスパイクラベンダーを刈り取り、蒸留して精油を生産していたといわれています。しかし、1936年に内乱がおこり、スパイクラベンダー精油の生産量は減少しましたが、スパイクラベンダー精油の需要は高まり、法外な価格に値上がりしたため、セージ精油でスパイクラベンダー精油を偽和することがひんぱんに行わたといわれています。
スパイクラベンダーのエッセンシャルオイルは、ラベンダーの香りにも似ていますが、真正ラベンダーにはない芳香成分の「カンファー」を含んでいるので、もっとくっきりとしていて、しみとおるようなクリアでシャープな、いっそう爽やかな芳香です。
[香り]
ラベンダーをもっとはっきりさせたような香り。
[相性のいい精油]
イモーテル、オレンジ、カモミール
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の生産地はスペイン、フランス、イタリアなど。ふつうのラベンダーより大ぶりで、海辺によく生えています。
[芳香剤としての歴史]
一般のラベンダーよりも荒削りな香りなため、比較的安価な製品に代替品として使用されてきました。
[ヒーリング作用]
抗ウイルス作用、抗うつ作用、殺虫作用
[肌への効果]
ケガや湿疹の痕跡をきれいにする働きがあります。
[精神作用]
鎮静作用があり、感情の起伏を落ち着ける働きがあります。
[身体的作用]
気管支炎など呼吸器系の症状を和らげます。免疫系を活性化し、丈夫な体を作る作用もあります。
スターアニス
トウシキミの果実を乾燥させたものはスターアニス、八角(はっかく)、八角茴香(はっかくういきょう)、あるいは大茴香(だいういきょう)とも呼ばれる香辛料である。実の形は八つの角を持つ星形をしていて、アニスやウイキョウに似た良い香りがあるためこれらの名がある。主に中華料理に使われ、他のスパイスと混ぜて「五香粉」として使われる。
トウシキミは中国原産のシキミ科の常緑高木である。学名はIllicium verum。花は赤褐色で果実は香辛料になる。
また、果実の成分のひとつであるシキミ酸はインフルエンザ治療薬タミフルの合成原料のひとつとして使用されているが、直接果実を食べてもインフルエンザには効かない。
果実は直径3~3.5cmで、6~8片の星形で熟すと茶褐色の木質になり、やがて各片が裂けて、中からつやのある茶色の扁円形の種子が1個ずつこぼれる。この果実の、とくに木質の莢はよい香りがあり、粉にしたものが中華料理の香辛料五香粉(ウーシャン)の材料である。
フェンネル(ウイキョウ)やアニスに似た風味と苦味もそなえている。ダイウイキョウの木は、インド南部やインドシナ地域で栽培されており、果実は未熟のうちに採取して乾燥するか、ただちに成分の揮発性の芳香油、ダイウイキョウ油を採る。共に料理のスパイスとするが、これは東洋独特のものらしく、西欧人は用いないという。そのせいか、欧米の著名なスパイスの専門書にも、Star aniseはのっているが、図が不正確だったり、日本産のシキミの図が描かれていたりすることが多いそうだ。
ダイウイキョウはスパイスのほか、健胃剤、風邪薬、浴湯料にも使われる。ダイウイキョウの精油の成分は、プロトカテク酸(Protocatechuic acid)、シキミン酸(Shikiminic acid)およびアネトール(Anethol)で、3~5%含まれる。
日本のシキミはダイウイキョウが赤い花であるのに対し黄色の花であり、全く別の種である。しかし果実・種子ともにこのダイウイキョウとよく似ている。しかしこれは猛毒性なので、もし混入しているとひどい中毒をおこすから注意を要する。
[香り]
アニスに似たしみとおるような香り。
[相性のいい精油]
カルダモン、キャラウェイ、コリアンダー
[植物の特徴]
高さ9メートルほどの木は東アジア以外ではあまり育ちません。特徴的な星型の果実がまだ熟していない緑色のときに採取して、エッセンシャルオイル(精油)を取ります。
[芳香剤としての歴史]
アジアを中心に食欲増進剤を始めとする医薬として使われてきました。16世紀にヨーロッパに渡ってからはリキュールの香りづけに多用されるようになりました。
[ヒーリング作用]
去痰作用、駆風作用、健胃作用
[肌への効果]
よく分かっていません。ただしパワフルな精油なので、アロマテラピーではあまり使われません。
[精神作用]
精神を刺激し、元気づける作用があります。
[身体的作用]
消化器系全体に優れた作用をもち、胃腸の調子を整え、便秘にも効きます。また女性ホルモンの分泌を促すことにより、月経前緊張や生理痛を和らげる働きがあります。
2006年12月07日
シトロネラ
シトロネラは、スリランカが原産のイネ科の植物で、マダガスカル、ビルマ、南米など熱帯地域に広く生育します。生命力が強いハーブで、細長い葉は1メートル近くまで成長します。
シトロネラのエッセンシャルオイル(精油)は、レモンに似た鮮烈で強い香りが特徴です。イネ科の植物ですが、香りは柑橘系として分類されます。高級精油のメリッサ(レモンバーム)にも香りが似ています。
シトロネラの最も優れた特長は、その香りに昆虫忌避作用があることで、特に蚊に対しては非常に威力を発揮することで知られています。シトロネラの香りを嫌がって、蚊などの昆虫が近寄らなくなるため、天然の虫除けアロマとして役立ってくれます。蜜蝋を使った手製の虫除けクリームをはじめ、アロマスプレーやアロマランプでの蒸散など、様々な方法で使うことができます。 アロマテラピーで使用される大抵のエッセンシャルオイル(精油)は、一年を通じて需要にさほどの変動はありませんが、シトロネラだけが夏場に特に需要が高まるのもこのためです。蚊避け以外にも、コットンなどに染み込ませて洋服ダンスに置いておくと、衣類の防虫に役立ってくれます。また、犬や猫などのペットに対しては、ノミ除けにも便利に使うことができます。一方で、猫が嫌う香りでもあり、猫を近づけたくない場所の香り付けとしても、使うことができます。
心身に対しては、気分をリフレッシュして、明るくしてくれるほか、デオドラント効果にも優れており、汗をかいた後の足浴(フットバス)に使えば、消臭とともに足を優しく癒やしてくれます。
シトロネラのエッセンシャルオイル(精油)には優れた昆虫忌避作用(虫除け作用)があることから、蚊よけ用ろうそくなど様々な虫除け剤の原料成分として広く使われています。また、香水や石鹸、スキンローションなどの化粧品、洗剤などの原料としても広く使用されています。
[香り]
レモンに似た軽い甘さのある香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、カユプテ、セージ
[植物の特徴]
原産地はスリランカ。中南米でもみられます。90センチ強の草の葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を得ます。このとき新鮮な葉でなく乾燥させた葉のほうが香りのいい精油が得られます。
[芳香剤としての歴史]
19世紀にヨーロッパに伝わり蚊を取るロウソクの成分として広く使われました。現在では香水、石鹸、ローション、洗剤などに多用されています。1980年代からジャワ産のより高品質な精油が登場しました。
[ヒーリング作用]
強壮作用、抗うつ作用、殺虫作用
[肌への効果]
ネロリ油やベルガモット油と組み合わせて皮膚をやわらかくする作用があります。
[精神作用]
抑うつ症状を和らげます。
[身体的作用]
頭痛や神経痛を和らげます。一般的な虫除けやペットの寄生虫駆除にも効果的です。加湿器に加えれば、室内を殺菌することもできるでしょう。疲れた足をリフレッシュさせる体全体を活性化する作用もあります。
サントリナ
キク科 サントリナ属 常緑小低木 原産地 南ヨーロッパ、北アフリカの山岳地帯
別名 ワタスギギク、コットンラベンダー
サントリナはデイジーの仲間です。数百年もの間地中海地方に甘い空気を漂わせて来ました。殺虫剤としての利用価値があり、中世には医薬として使われていた。
密生した枝につく、灰白色の綿毛を密生した細かい葉が美しい植物です。葉には特有の香りがあります。草丈はせいぜい30~50cmですから、花壇や鉢物に適します。頭花は筒状花のみで径1.5~2cm程度の黄色花ですが、花数が比較的少ないので、もっぱら葉を観賞します。
[香り]
スパイシーなリンゴの香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール、マンダリン
[植物の特徴]
原産地はイタリアやフランスの地中海沿岸諸国。60センチほどの草につく種子からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。キクの一種ですが「ラベンダーコットン」とも呼ばれます。
[芳香剤としての歴史]
16世紀頃までにイギリスにもちこまれ、生垣用に使われました。駆虫作用があることからフランスでは殺虫剤として使われたといいます。現在では鎮痙作用が注目され、薬剤の成分として多用されています。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、駆虫作用
[肌への効果]
かゆみを抑える働きがあるほか、イボをきれいに治す効果もあるといわれます。
[精神作用]
リフレッシュ作用があります。
[身体的作用]
駆虫作用があるため腸内の寄生虫を駆除するほか、衣料品とともに保存して虫除けの機能を果たすこともあります。黄疸など肝臓の疾患を癒す効果があり、腎臓を浄化する作用もあります。
サイプレス
サイプレスは円錐形をしたヒノキ科の常緑樹で、25mほどの高さにまで生育し、樹齢2000年に達することもあります。地中海東部が原産で、フランス、モロッコ、スペインなど地中海沿岸地方で広く見られます。
サイプレスは、心身を引き締めてくれるエッセンシャルオイル(精油)といわれています。イライラしている時、怒りの感情が鎮まらない時、浮ついておしゃべりになり過ぎたり、集中力がなくなってしまっている時などにサイプレスの香りを嗅ぐと、心を落ち着かせ、安定させてくれます。
[香り]
リフレッシュできるすっきりした香り。スパイシーかつウッディー。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、クラリセージ
[植物の特徴]
ギリシアの島々ではおなじみの木で、丈が高く、円錐形をしている。葉と枝は他の植物に比べ、丈夫で枯れにくい。サイプレス油の代表的な生産地はドイツとフランス。
[芳香剤としての歴史]
丈夫な木であるため、昔から家や船の建築材として使われてきました。また、腐食もしにくいため棺や彫刻にも用いられました。現在では男性用香水の原料として使用されています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、欠陥収縮作用、解熱作用
[肌への効果]
体液のバランスを保つ効果があるため、暑い日などに過度に水分が失われるのを防ぐ効果があります。
[精神作用]
鎮静作用があるため、急激な喜怒哀楽を収めることができます。イライラ防止などにも効果的です。
[身体的作用]
血管収縮作用があるため、循環器系の障害(静脈瘤など)に効果があります。また、生殖器系にも有効で、月経関連の障害やホルモンのアンバランス、更年期障害に効きます。
タイム
タイム (thyme) はシソ科タチジャコウソウ属 (Thymus) の植物の総称で、およそ350種を数える。芳香を持つ多年生植物である。樹高40センチメートルほどの亜低木で、ハーブの一種として知られる。原産はヨーロッパ、北アフリカ、アジアである。多くの種がケモタイプを持つ。日本ではタチジャコウソウ(コモンタイム、T. vulgaris)のことを一般にタイムと呼ぶことが多い。
殺菌効果や防腐効果がとても高いハーブの一つで保存食に適しています。スパイシーな風味は,呼吸器系に対する強い殺菌作用が期待できますから,気管支炎やアレルギー性鼻炎、咽頭炎,インフルエンザ、カゼのひきはじめ,咳で喉が痛いときに効果があります。
二日酔いにも効き疲労の回復を助け,頭痛、過敏性大腸症候群,貧血症、下痢にも効果があります。喉が痛いときは,タイムティでうがいを,喉がいがらっぽいときにも効果があります。口内洗浄になりますから、咽頭炎や歯肉の感染症も予防します。タイムのハーブバスは,リウマチの痛みを和らげるといわれています。また発汗作用もあるので,新陳代謝が活発になって体が温まります。体臭予防にもなりますからきになる人,汗をかきやすい人は試してみてください。
ドライフラワーなどをタンスやクローゼットに入れたりつるしたりすれば虫よけにもなります
【お料理として】
しげきてきなかおりが肉、魚、肉、野菜と、どんな食材とも相性がよい。
[香り]
甘みの強いハーブの香り。
[相性のいい精油]
カモミール、シダーウッド、ジュニパー
[植物の特徴]
アメリカ、フランス、イギリスで多く栽培されています。高さ20センチほどの草のピンク系の花とグレーの葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から薬や薫香の成分として使用されてきました。死体の防腐作用や消毒作用も古くから認識されていたようです。
[ヒーリング作用]
強心作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
頭皮に処方するとフケや脱毛を防ぐ働きがあります。
[精神作用]
神経を強くし、脳細胞を活性化して記憶力や集中力を高めます。
[身体的作用]
消火器系を刺激するほか、胃腸の殺菌作用があり、腸内の寄生虫を駆除します。呼吸系にも作用して、気管支炎や喘息の症状を緩和します。また血液循環を活発にして、低い血圧を正常に戻しますが、鼻血が出たときなどはこれをとめる働きがあります。
チェストベリー
夏になるとよい香りのするライラック色の花をつけるチェストツリー。和名は「西洋ニンジンボク」といいます。その種子は辛味のあるレモンの香りで、調味料としても使われます。イライラを鎮めて心を落ち着けてくれるなど、ストレスで体調を壊しがちな現代人の心身の安静に最適。
また、チェストツリーは、紀元前400年頃からヨーロッパで女性生殖器系疾患の治療に用いられてきました。アメリカでは古くから母乳の出をよくするハーブとして伝えられています。女性特有の体の悩みを解消します。
古くからホルモンのバランスを整えるハーブとして活用されていました。ホルモンに似た成分が含まれ、母乳の分泌を促すと言われています。テレビで母乳の出がよくなると紹介され話題に。ホルモンが原因の婦人病によいとされています。
脳下垂体に働きかけ、黄体形成ホルモンの分泌を促し、排卵を促進します。そして、女性ホルモン、プロゲステロンの分泌を活性化させることでエストロゲンとのバランスを整えます。
【ハーブティーとして】
そのままハーブティーでいただくほか、ブレンドティーとしても。
その他、サプリメント、チンキ剤でも取ることができます。
チコリ
チコリー(chicory)は別名キクニガナ(菊苦菜)ともいう、キク科の多年生野菜である。高さ60~150cmで青い花を付ける物が多い。原産はヨーロッパ~中央アジアだが北アメリカにも持ち込まれ、道路わきの雑草のなかにチコリーが並んでいるのを見ることができる。
葉や根には独特の苦味があり、肥培した株から出させた芽を暗黒下で軟白栽培したものを、主にサラダとして賞味するほか、根を炒ったものをコーヒーの風味づけや代用品にも使う。近似種としてエンダイブ(endive)がある。チコリーは多年草だがエンダイブは一年草である。
ヨーロッパの古い薬草学には、青い花は憂鬱とメランコリーの治療に用いられたそうです。人間はメランコリックになると、皮膚が荒れ、胆のうと肝臓の機能が低下するため、メランコリーの際にココロと体の浄化に、チコリを用い、肝臓、胆のうを刺激して癒す働きをすると考えられていました。
葉、花、種、根のすべてが、肝臓を浄化したり血液をきれいにしたり、コレステロール低下に役立つとも言われています。また利尿、便秘の解消、母乳の出をよくする作用も、よく知られています。
【ハーブティーとして】 チコリのハーブティーは個性の強いので、ストレートで。
コーヒーのようにミルクを入れて飲んでも。妊婦さんや授乳中の方も、ノンカフェインなので安心して飲めます。
【お料理として】
・サラダにして
・花びらをサラダに散らしたり、かすかな苦味のある葉を松の実と混ぜサラダのトッピングに用いるのも。
・株に土をかぶせて保温するとできる白い葉球(軟白野菜)は、フランス料理やイタリア料理のオードブルなどでおなじみのチコリです。
タジェティーズ
タジェティーズは、キク科マンジュギク属の、マリーゴールドにた花で、まるでレモンのような、フレッシュな柑橘系の香りがします。この爽やかな香りは香水にふさわしく、インドでは、サンダルウッドに溶かして作る香水がポピュラーです。フレッシュで気持ちが明るくなる香りです。
タジェティーズはフランスで主として生育していて、「フレンチマリーゴールド」と呼ばれます。タジェティーズの精油は、フランスの香水に広く使用されています。
また、タコ・ウオノメ、真菌感染症にも効果があるとされています
[香り]
柑橘系の甘くフルーティーな香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、カモミール
[植物の特徴]
主にフランスで栽培されています。鮮やかなオレンジ色の花が満開になるのを待って、エッセンシャルオイル(精油)を抽出します。キク科の花なのに柑橘系の香りがする不思議な精油です。
[芳香剤としての歴史]
もともと栽培されていた北アフリカでは、ハエ除けに使われました。その後体から毒素を排出する働きも認められるようになりました。現在はフランス製の香水に多用されています。
[ヒーリング作用]
血圧降下作用、抗微生物作用、細胞成長促進作用
[肌への効果]
傷口の化膿を治癒する働きがあります。
[精神作用]
頭脳を明晰にし、感情をコントロールする作用があります。
[身体的作用]
耳の感染症に有効といわれ、聴力の改善にも威力があります。気管支を拡張して粘液の分泌を促すほか咳を止める働きもあります。また病原菌を運ぶ蚊やハエをよせつけません。
エスタラゴン
キク科の多年草で,タラゴン・ビネガーにして保存する。
シベリア(ロシア南部)、西アジア原産のキク科の多年草で、草丈は60センチほどになる日本で草餅に使う、よもぎ、と同じ仲間であるロシアンエストラゴンとフレンチエストラゴンの二種があり、フレンチエストラゴンのほうが香りが良い。ただ、売られていたのはロシアンばかりだった最近フレンチの根茎がフランスから輸入され、大量生産できるようになった。
肉や魚料理によく使われ、サラダ、ピクルス、マリネ、にも欠かせない 酢漬け、塩漬け、にして保存する
[香り]
アニスに似たスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、カモミール、キャロットシード
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)はロシアやフランスで生産されますが、フランス産のほうが高級といわれます。高さ1メートル弱の草の全体から精油が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
古くから蛇や犬に噛まれた後の解毒作用が知られましたが、次第にビネガーなどの形で料理で広く使われるようになりました。フランス製の香水ではよく使われます。
[ヒーリング作用]
緩下作用、駆虫作用、駆風作用
[肌への効果]
ケガの消毒に有効です。
[精神作用]
わだかまりのある心を少しずつ解きほぐす働きがあります。
[身体的作用]
利尿作用があることから体内を浄化します。これにより関節炎の原因の一つである尿酸の形成が遅れます。また胃腸の調子を整え、食欲を増進し、しゃっくりを止める働きがあります。
タンジェリン
タンジェリンは濃いオレンジ色の果物で、軽くて甘い、柑橘ならではの香りです。マンダリンと植物学的には同じものに属してしる植物ですが、香りはマンダリンに比べ、若干ほのかな感じがします。作用は神経系を緩和させる効果があり、ストレス解消や緊張緩和によても役にたってくれます。ビタミンCの含有量が豊富なので、よく妊娠中のアロママッサージに広く利用されるオイルでもあります。
[香り]
甘いなかにもツンとする香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール,クラリセージ
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の生産地はアメリカとイタリア。マンダリンと同じミカン科で果皮から精油を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
中国からヨーロッパを経てアメリカにもちこまれました。
[ヒーリング作用]
強壮作用、健胃作用、細胞成長促進作用
[肌への効果]
血液の循環をよくするので肌の血色をよくします。また妊娠線を消す作用もあります。
[精神作用]
催眠性があり、リラックスして穏やかな眠りを導きます。
[身体的作用]
ビタミンCを多く含んでいるため、妊娠中のアロママッサージでよく使われます。手足の末端まで血液の循環をよくするため、手足のこりを治します。また消化器系に作用して、下痢や便秘といった胃腸の不調を緩和します。
デイル
ヨーロッパでは古くから、健康のためにハーブティーを飲む習慣がありました。ハーブの香りと味わいが、高原に咲き乱れる草花に囲まれているような気分にさせてくれます。
[香り]
強い草の香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、コリアンダー、サイプレス
[植物の特徴]
インド原産といわれますが、現在では地中海沿岸諸国でもみられます。小型の平らな果実からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
古代エジプトでは頭痛薬として使われたほか、しゃっくりを止めたり、不眠症に効く薬と考え荒れてきました。現在は魚料理、パン、ソース、ピクルスなどに使われています。
[ヒーリング作用]
駆風作用、健胃作用、催淫作用
[肌への効果]
創傷の治癒を早めます。
[精神作用]
ショックや危機感をもつ人を安心させ、明るい気持ちにさせます。
[身体的作用]
子どもの胃腸にはデイル水を、大人の消化器系の障害にはデイル油が有効です。胃酸の発酵を抑えるため、口臭を消す作用もあります
テレビン
テレビン (マツ科)
テレピンは松脂、ターペンタインを蒸留することで精油が得られます。ギリシアの医師ヒポクラテスとガレノスは感染症を起こした創傷を治療するため、この精油を使用しました。またテレビンは、ペンキの溶剤や薬剤によく使われています。
体への働きは、リウマチ、通風、神経痛、筋肉痛、気管支炎、膀胱炎、尿道炎、便秘などに効果があるとされています。
また、引赤作用、抗リウマチ作用、殺虫作用、止血作用、鎮痛作用、粘液過多治癒作用、利尿作用などがあげられます。
注意事項として、てんかんの人は使用しない。皮膚感作を起こす可能性があるので、あまりアロマテラピーでは使用されない。
[香り]
松に似たフレッシュな香り。
[相性のいい精油]
安息香、オリガナム、カンファー
[植物の特徴]
原産地はフランスとアメリカ。木の実を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
19世紀のアメリカで大量生産がスタート。ペンキやワニスの溶剤として使われました。現在は薬剤として利用されます。
[ヒーリング作用]
引赤作用、駆虫作用、抗リウマチ作用
[肌への効果]
感染症を起こした創傷を治します。
[身体的作用]
引赤作用と鎮静作用があるため、リウマチや神経痛といった筋肉や骨格のトラブルを癒します。解毒作用もあり、尿路の感染症や腸内の寄生虫退治に効果を発揮します。
ティーツリー
ティーツリーオイルはヒノキに似た香りをもち、ラベンダーオイルなどと並んでアロマオイルの中で最も人気のあるオイルの一つにあげられます。古くは原住民のアボリジニが自然から得られる治癒として治療薬として用いてきました。
1925年にアーサー・ペンフィールド博士によってティーツリーオイルが高い抗菌力を持つことが発見されました。その後、その効果が発表されて殺菌剤、外傷治療薬として使用されました。戦後、合成抗生物質が登場することによりその姿がうすれてきます。
ところが、抗生物質の副作用が問題となる1990年前後より再びティーツリーオイルの効果が注目され、その研究が進むようになります。原産国のオーストラリアでは抗菌・殺菌効果が立証されており、オーストラリアの薬事法では抗菌剤として許可されています。各家庭に1本常備されているほど日常生活と密接な関係にあります。
[香り]
清潔感のあるやや鋭い香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、クローブ、サイプレス
[植物の特徴]
オーストラリア原産の低木。生命力が強い木で、伐採してもすぐにまた大きくなります。その葉からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
1920年代後半にオーストラリアからヨーロッパにもちこまれ、その殺菌消毒作用が注目を集めました。現在は主に外科・歯科で使われ、石鹸や消毒剤などに配合されています。ただしティーツリー油はオーストラリアでのみ生産されています。
[ヒーリング作用]
強心作用、去痰作用、抗ウイルス作用
[肌への効果]
浄化力が非常に強いので、創傷や吹き出物をきれいに治す作用があります。水虫にも効きます。
[精神作用]
ショックを受けた心を慰め、再び活力をわかせます。
[身体的作用]
殺菌力があるので、流感、ヘルペス、カタルなどの症状を緩和する力があります。カンジダ性膣炎など性器の感染症や膀胱炎など尿路の障害も解決します。また免疫系(白血球)を活性化して病気に強い体を作ります。
ネトル
ネトルは、ヨーロッパ原産の双子植物。ネトルには、豊富なミネラルの他に葉緑素・フラボノイドなどが含まれています。
多年草で、雄株、雌株に分かれ高さは1.2m位になります。葉には炭水化物やアミノ酸が豊富に含まれています。昔はビールの代用品の原料でした。
ネトルは,抗アレルギー作用のあるハーブです。ネトルにはビタミンやミネラルも豊富に含まれています。花粉症の症状が緩和され,何ら害もなく,同時に重要な鉄分やミネラルも摂取できます。ネトルは,ごく一般的な有刺植物で世界中に生息しています。ネトルを乾燥させたり,ひとたび火を通すと,ネトルは刺を失い,非常に健康的なお茶になります。
抗アレルギー作用のあるハーブとして、ハーブ療法では欠かせないハーブです。ビタミンやミネラルも豊富含まれ、体質改善などの目的で毎日飲むことをお勧めしたいハーブです。
花粉症の根本治療は、食生活を含めた体質改善が重要なポイントになりますので、症状が治まっても気長に摂り続けることをお勧めします。
ネトルはヨーロッパやアジアが原産のハーブですが、ハーブティには葉の部分を使用します。ビタミン、ミネラル、鉄分を豊富に含む栄養価の高いハーブです。葉緑素・フラボノイドなども含まれています。強壮作用、利尿作用などの働きがあります。またIgE抗体の過剰な生成を抑える抗アレルギー作用により花粉症対策にも効果を発揮します。その他ニキビを緩和したり、また貧血の助けにもなります。
【ハーブティーとして】
1.スプーン1杯+お湯180から200cc(カップ一杯分)をポットにいれ、10分程度蒸らす。
2.カップに、漉して注ぐ。
1日3回、カップ一杯ずつ飲む。
作り置きは、1日分まで。
ネロリ
ネロリは結婚式の花嫁の冠に、純潔の象徴として使われる オレンジの花から抽出されます。このネロリと言う名は、イタリアのネロラ公妃がこの香りを 愛用したことから由来しています。ここまでの話を聞いて想像できるように、 この精油はフローラルな芳しい香りで、それだけで充分香水になります。実際、化粧品や香水の香り付けに使用され、 アロマテラピー効果もあります。
ネロリは、ローズ、ジャスミンなどと同じく、 何トンもの花からごくわずかな数量の精油しか取ることが出来ませんので、高価なものになります。
心の面では、ヒステリーやショック状態を鎮め、うつ状態やストレスを減少させます。 また、心をリラックスさせ、平和で幸福な気持ちにさせ、催淫作用があります。
体の面では、不眠症に効果があり、性的な障害にも役立ちます。生理に関する障害や更年期の障害に有効です。
その他、体の新陳代謝を助けます。肌の弾力を回復する効果があるので、老化した肌に有効です。乾燥肌、敏感肌にも最適で、トラブルを改善して暮れます。 また、毛細血管の破れ、傷跡などを修復する働きがあります。 さらに、妊娠線を予防し、妊娠中でも安心して使用出来ます。
ネロリの抽出されるビターオレンジは、白く美しい花をつける高さ5mほどの常緑樹です。オレンジの原産は中国ですが、ネロリのエッセンシャルオイルの主産地は地中海沿岸地域です。樹齢20年以上の木が咲かせる花より抽出されるネロリが最も上質とされています。エッセンシャルオイル(精油)の抽出には、開花したばかりの花しか使えず、一つ一つ手で採取するため、生産に非常にコストがかかります。1トンの花からわずか1kgのエッセンシャルオイル(精油)しか採れません。
[香り]
美しくて印象的なフローラルの香り。
[相性のいい精油]
安息香、イランイラン、オレンジ
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の産地はフランス、モロッコ、ポルトガルなど。さまざまな種類がありますが、ビターオレンジの白い花からとった精油の品質が一番高いといわれます。
[芳香剤としての歴史]
ヨーロッパで香水として多用されたほか、中国では化粧品として、東欧では料理に使われました。非常に高価な精油で、現在はオレンジ花水がスキンケア用品や香水の成分としてよく使われます。
[ヒーリング作用]
強心作用、強壮作用、駆風作用
[肌への効果]
皮膚細胞の成長を促す特性があり、皮膚の代謝を高めて肌の弾力性を回復します。妊娠線をとる作用もあります。
[精神作用]
催眠性があり、美しい香りが幸福感をわかせます。これによりストレスやヒステリーも緩和されます。
[身体的作用]
血液の循環をよくして体全体のバランスを整えます。また交感神経系を鎮静化するため、不眠症によく効き、神経痛や頭痛を和らげます。また更年期障害のイライラや涙もろい症状を緩和します。
ニアウリ
ニアウリはカユプテと極めて近縁のフトモモ科の植物です。ニューカレドニア原産で、オーストラリアに広く生育しています。エッセンシャルオイル(精油)は、若いニアウリの葉、枝を蒸留して抽出され、色はやや黄色味がかっています。
ニアウリのエッセンシャルオイル(精油)は、すっきりとした爽やかな香りが特徴です。頭をすっきりさせてくれるので、集中力が高まります。殺菌作用もあるので、肌のトラブルにも効果があります。鎮痛作用にも優れています。
[香り]
やや甘さのあるクリアでスッとする香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ガルバナム、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地はオーストラリアやニューカレドニア。葉と若枝からエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
殺菌消毒作用があり、中東では飲料として利用されました。フランスでもこの特性に注目して病院で使われました。現在は歯磨き粉やマウススプレーの成分として利用されています。
[ヒーリング作用]
駆虫作用、解熱作用、抗リウマチ作用
[肌への効果]
肌を引き締めるほか、吹き出物やにきび、切り傷など様々なトラブルを解決する作用があります。
[精神作用]
元気を回復し、頭脳を明晰にする働きがあります。集中力を高めるのにも優れた効果を発揮します。
[身体的作用]
胸部の感染症、気管支炎、結核、肺炎など呼吸器系の症状を軽減する働きがあります。また免疫系を活性化し、感染症に強い体を作ることからエイズ患者に処方される例もあるようです。
ナツメグ
ナツメグ(にくずく)、ニクズク、英:nutmeg、学名:Myristica fragrans)は、ニクズク科の常緑高木。およびその種子から作られる香辛料。仏名はミュスカード (mus cade)。
ナツメグの種子東インド諸島、モルッカ諸島が原産とされる。 多くは雌雄異株で、樹高は10~20mに達する。 播種後7年以降に結実しだす、成長の遅い植物である。
アンズに似た卵形の黄色い果実をつける。果実は成熟すると果皮が割れ、網目状の赤い仮種皮につつまれた暗褐色の種子が現れる。 この仮種皮を乾燥させたものが香辛料の一つ、メースである。
ナツメグには防腐作用があり、肉料理や肉加工品につかわれる。またナツメグの精油は抵抗力を高め、催淫作用があるといわれている。
ナツメグのエッセンシャルオイルには、スパイシーなハーブの香りがし、香りをかぐとすっきりした気分になる。バスオイルに使う場合は、刺激が強いので数滴にとどめ、湯をよくかきまぜてから入る。身体をあたためるのによい。
ナツメグはインドネシアで多く栽培され、オイルは11kgのナツメグから1kg程度とれる。ナツメグには胃腸の働きを高めて食欲を増進させ、消化を促進させる働きがある。
[香り]
ジャコウ系のスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ガルバナム、クローブ
[植物の特徴]
原産地はモルッカ諸島など東アジアの諸島群。高さ14メートルほどの木になる実の仮種皮(メース) を取り除き、割って出た仁(核)からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
薫香や軟膏の成分として古くから使われてきました。18世紀半ばにオランダによるモルッカ諸島の香辛料独占が終わると、世界的に使われるようになりました。現在は食品、リキュール、ヘアローションなどの成分として使われています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強心作用、強壮作用
[肌への効果]
頭皮をさっぱりさせるのによく効くといわれます。
[精神作用]
気持ちを元気づけたり、失神したときの気付け薬にも使われます。
[身体的作用]
女性ホルモンと似た働きをするため、月経の量を正常にし月経痛を和らげます。出産時に子宮を収縮させて分娩を軽くするともいわれます。また脂肪や炭水化物の分解を促進し、食欲を増進させます。また下痢止めと便秘解消の両方に効きます。
乳香(にゅうこう)
乳香(にゅうこう)とはムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のことである。 オリバナム、フランキンセンスとも呼ばれている。 焚いて香として、または香水などに使用する香料の原料として利用されている。
ボスウェリア属の樹木はインド、オマーンなどの南アラビア、ソマリアなどの東アフリカに分布している。 これらの樹皮から分泌された樹液は空気に触れると乳白色の涙滴状の塊となる。 その様子から乳香の名がつけられた。 これらの樹木から得られる樹脂の品質は産地によって大きく異なる。 良質なものの商業的な生産は主にオマーンで行なわれており、乾季の間に天然ゴムの生産と同様に樹皮に傷をつけてそこに固まる樹脂を採取している。
甘くウッディーな香りでインドやアラビアではお香として用いられます。過去の不安や強迫観念から心を平常に戻し、癒してくれます。肺の浄化に役立つほか、加齢による肌の衰えに活力を与えるので、若返りの精油とも呼ばれ、乾燥肌や衰え始めた肌にとくにおすすめ。
[香り]
かすかにレモンの香りがするウッディーで印象的な香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ガルバナム、グレープフルーツ
[植物の特徴]
原産地は中東ですが中国やエチオピアなど広い地域で栽培されています。樹皮に入れた傷からしみでる露状の樹脂からエッセンシャルオイル(精油)をとります。
[芳香剤としての歴史]
印象的な香りのため昔から儀式用の薫香として使われ、黄金なみに重宝されてきました。中国では結核性のリンパ節炎やハンセン病の治療に使われました。現在は香水の保留剤として多用されています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、細胞成長促進作用
[肌への効果]
たるんだ肌やシワを取り除き、老化した肌を若返らせます。
[精神作用]
感情を穏やかに保ち、心をなごませます。呼吸を整える働きもあります。
[身体的作用]
性尿路に働きかけて膀胱炎や腎炎、性器の感染症を和らげます。子宮の強壮剤となるほか、多すぎる月経を軽くします。また粘膜に作用して、喘息など呼吸が乱れたときにその症状を緩和します。
ハイビスカス
ハイビスカスはアオイ科フヨウ属の低木の総称で、一般的にはブッソウゲを指すことが多いが、これはもともと雑種植物であるために変異に富み、近年ハワイでの交雑種を含めて呼ばれるようになり、さらに類似のフヨウ属植物を漠然と指すこともあって、極めて複雑なアオイ科の園芸種群の総称ともなっている。フヨウ属は北半球の熱帯、亜熱帯、温帯地域に自生する。
眼の疲労回復に役立ちます。また梅干しと同じ、代謝を促し疲労を回復するクエン酸や、ハイビスカス酸、リンゴ酸、ビタミンc、ミネラルも多く含むので、清涼感のあるさっぱりした酸味で、暑い夏の日やスポーツの後の水分とミネラルの補給に適しています。
新陳代謝を高めるとともに、運動によって生じた疲労物質などを、速やかに体外に排出すると言われ、東京オリンピックのマラソンで、アベベ選手がマラソン中に飲むスポーツドリンクの代わりにハイビスカスティーを飲用したと言うのは、あまりにも有名ね話で、アベベ選手の金メダルとともに、ハイビスカスティーは天然のスポーツドリンクとして世界中に有名となりました。アイスティーにしても、爽やかな酸味で飲みやすく食欲がわき、夏バテの解消にもおすすめです。二日酔いやむくみ、便秘、肌荒れのときも、効果的です。
バジル(バジリコ)
バジル(バジリコ)は、シソ科メボウキ属の一年草。学名はOcimum basilicum、和名はメボウキ。英名のバジル(Basil)の名でも知られる。インド、熱帯アジア原産。
イタリア料理で使うことが多いことから、この名前で呼ばれることが増えている。 バジリコの使用法としてはジェノヴァ付近で作られるペスト・ジェノヴェーゼ(ジェノヴェーゼ・ソース)が有名。その他、トマトと相性がよいことでも知られる。
バジルの香り成分である、リナロール、カンファー、オイゲノールには鎮静作用があり、神経を鎮めて精神的な疲労をやわらげる作用や、リラックス効果があります。香り刺激で食欲を促すだけでなく、胃炎や胃酸過多など胃腸の働きを改善する働きもあります。殺菌・抗菌作用が強く、風邪、気管支炎・解熱・口内炎など細菌性の病気の予防効果があります。また生葉を揉んですりつけると、虫さされや炎症に効果があります。微量のサポニンを含んでいるので、咳止めの作用もあり、香りの成分シネオールは、蚊がいやがるため、虫除けになります。
【バジルティーとして】
・ティーポットにティースプーン1杯のドライバジル、あるいは生葉の場合は5~6枚を入れて、熱湯を注いで3~4分ほど蒸らす。シングル(単味)で飲む時は、紅茶に入れたり、ハチミツで甘みをつければ飲みやすいと思います。他に、カモミールやミント系のハーブとブレンドしてもよいでしょう。
[香り]
軽くスパイシーなくっきりした香り。
[相性のいい精油]
クラリセージ、サンダルウッド、ゼラニウム
[植物の特徴]
原産地はアジア・太平洋地域。高さ40センチほどの草につく紫や白い花と葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。ヨーロッパ産の精油が最高級とされます。
[芳香剤としての歴史]
昔の中国では癲癇の治療薬として重宝されました。ヨーロッパでは戦争中の香辛料の入手がむずかしかったときに重宝されました。現在は香水にも使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、駆虫作用
[肌への効果]
肌荒れに作用して、にきびなどを抑えます。
[精神作用]
精神的に参っているとき、気持ちを高揚させる効果があります。集中力を高める効果もあります。
[身体的作用]
神経を刺激する作用があることから、頭痛を和らげるのに抜群の効き目を発揮します。また失神したときの気つけ薬にもなります。さらに副腎皮質に作用して、ストレス性のアレルギー症状を緩和します。
ヒソップ
Hyssopヒソップの名はヘブライ語名のエソブ(Esob)に由来するといわれ、聖書にも何度か登場します。学名のOfficinalisオキシナリス(薬効)が示す通り古くから薬用ハーブとして利用されていました。また、ミツバチが好んでこの花に集まる事から、良質な養蜂植物としても利用されていました。
消毒殺菌作用に優れているので、気管支炎や風邪の症状を緩和させるのに良く、風邪やインフルエンザにかかった時に飲むハーブティーとして有名です。濃く出したハーブティーでうがいをすると、ノドの痛みも和らぎ口の中もスッキリします。
花だけをシロップに漬け込み、咳止めシロップに利用されることもあります。またハーブティーは、胃のもたれや、神経性の胃の症状にも、スッキリとした清涼感があるので、胃が弱っているときにもおすすめです。
しかし、高血圧の人は大量に用いると、けいれんを引き起こすことがあるので、使用を避けられたほうが良いでしょう。
【ハーブティーとして】
脂っぽい食事の後をサッパリ。
風邪で体力がなくなっている時。
ブレンドティーで体も心もすっきりです。
【お料理として】
脂肪分の多い肉料理や生臭い魚料理を食べやすくするためスパイスとして。
お菓子にも使われ、アップルパイや洋梨のシロップ煮に細かく刻んだ葉を散らすと一層甘さが引き立ち、味わい深くなります。
その他、独特のクラシックな香りに人気があります。ハーブをお風呂に入れたり、精油なら5~6滴を、ひと握り分の極楽塩に混ぜてから、お風呂に入れると、ストレスによる疲れを緩和し、身体の細胞を活性化させて、とてもリフレッシュできます。
[香り]
温かくて甘みのある香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、オレンジ、セロリ
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国。60センチ強の草につく花と葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
聖書の時代から浄化効果が認められていたようです。10世紀頃ヨーロッパに導入され、リキュールの成分として使われました。シラミ退治に使われたという記録もあります。
[ヒーリング作用]
強心作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
皮膚炎、湿疹などの痕をきれいに治します。
[精神作用]
精神を強く刺激して頭脳を明晰にし、感情を研ぎ澄まします。
[身体的作用]
刺激特性があるので病後の回復に役立ちます。呼吸器系のウイルス性疾患にも効果を発揮して、症状を軽くします。また循環器系にも作用して血圧を上昇させるほか、消化器系では腸内の寄生虫を駆除して脂肪の消化を助けます。
フィーバーフュー
フィーバーフューは夏白菊とも呼ばれている、ヨーロッパ原産のキク科の多年草です。古代ギリシャ時代から頭痛、発熱、リウマチ性の炎症に使用されてきました。フィーバー(fever)フュー(few)とは熱が少ないという意味です。偏頭痛に効果があるといわれています。フィーバーフューに含まれているパセノライドという含有成分は偏頭痛の原因になるというセロトニンの放出を抑制します。
現在では特に慢性的な偏頭痛の予防のために利用されています。葉に存在する「セスキルペン・ラクトン類」が有効成分。約40種類以上の成分が見つかっており、それらが共同して働くことで、偏頭痛の予防や発作回数の減少作用があると考えられています。
脳の血管を収縮させるセロトニンの放出を抑制し、またロイコトリエンやトロンボキサンチンなどの生理活性物質のバランスを調整することによって偏頭痛の痛みや発作に伴う光過敏症、吐き気などを鎮めることが報告されています。フィーバーフューは特にあたためると楽になる頭痛や脳血管の血流量の減少に伴う頭痛に奏効し、また消炎作用も有するためリウマチや関節炎、それに生理痛などの痛みの緩和にも用いられます。
【お料理として】
フィーバーフューの葉は脂肪分解促進効果があり、料理に少し加えるとほろ苦い風味がする。
【美容には】
フィーバーフューの葉はシミ、ソバカス用のローションとして。(17世紀はじめて商品化もされた)
フィーバーフューの葉は偏頭痛緩和、安眠、関節炎の緩和に有効とされています。浸出液は抜歯後の口の中の洗浄や下剤に使われます。以前は発熱、めまい、うつの際にも使われた。フィーバーフューの葉と花の浸出液には食欲増進効果、筋肉の痙攣を和らげたり、鎮静作用もある。
フェネグリーク
西アジア原産のマメ科の植物の種子。ややセロリに似た香りと、味にはかなり苦みがあります。さほど風味の強いスパイスではないですが、カレーパウダーには欠かせない主原料の一つです。
フェネグリークは、エジプト人が食用、治療、防腐処理用として使用し、ギリシャ人、ローマ人は種を食用、薬用にしていた。現在はフェネグリークはその利用価値から広く栽培されている。種には粘液以外に、ジオニゲスニンが含まれており、それは経口避妊薬の合成や性ホルモンの治療に重要となる。また葉には甘い干し草の香りがするクマリンという成分が含まれており、質の悪い干し草のごまかしに使われたりする。
【料理に】
フェネグリークの種はカレーに入れスパイスとして使う。挽く前に加熱し過ぎない程度に炒めるとよい。若芽はサラダに。大きくなったものは生で食べるか茹でて食べるかする。
【美容に】
フェネグリークの種の浸出液は洗顔料に。種を粉状にして油と練り合わせたものは薬用のリップクリームや髪のツヤを取り戻すためのマッサージに使う。また粘液が出てくるまで種を浸したものは、ハンドローションの硬化剤、軟化剤になる。
【効能】
フェネグリークの種を粗くひきハーブティーにすると強壮、消化促進、下痢、咳の緩和などに有効。砕いた種をホットミルクで練って湿布すれば、炎症、打撲傷、リンパの腫れなどに効く。
昔から性的不能に悩む男性に処方されたり筋肉の痙攣を緩和する作用があり、生理痛に効果があり、女性の出産を助けるために処方されています。糖尿病や、胃の炎症や消化不良にも利用されています。外用では、関節痛の緩和に効果があります。疝痛・母乳不足・食欲不振・消化不良に用いられています。中国では腎臓機能障害や浮腫の治療に用いられています。
【ハーブティーとして】
ローストした種をお茶にして飲用もできます。身体から甘い香りがするようになるとされています。
また、お茶を煮出してコットンなどにしみ込ませてパックにすれば、ニキビに効果があるなど、肌の状態を改善する効果があります。
フェンネル(ウイキョウ)
フェンネルは、セリ科ウイキョウ属の多年草。和名はウイキョウ(茴香)。
草丈は1mから2m。葉は糸状で、全草が鮮やかな黄緑色をしている。 6月から8月に枝先に黄色の小花を多数つける。 秋には7mmから10mm程度の長楕円形をした茶褐色の実をつける。
若い葉および種子(フェンネルシード)は、甘い香りと苦味が特徴で消化促進・消臭・肥満防止に効果があり、香辛料(スパイス)、ハーブとして、食用、薬用、化粧品用などに古くから用いられている。
フェンネルは芳香性健胃剤として位置づけられ、消化を促すと共に駆風作用によって鼓腸(胃または腸管内にガスが充満する状態)や疝痛に用いられます。利尿作用と発汗作用があり、肥満の原因になる皮下脂肪中の老廃物を排出して、体の中をすっきりさせます。食欲を抑える働きもあり、古代ローマの女性たちはダイエットの特効薬として愛用したそうです。
【ハーブティーとして】 分量は1人分ティースプーン山盛り1杯(1~2g)。ポットとカップはあらかじめ温めておくと良いでしょう。ハーブをポット(急須でも可)に入れ、沸騰させ、少し置いた熱湯を注ぎ、香りを逃がさない様に必ず、蓋をしましょう。平均3分程おいてからカップに注ぎます。花や葉の場合は短かめに。茎などの固い部位は5分程おいてから。→母乳を増やす効果があります。消化不良や便秘に効果的。月経の正常化。解毒作用と利尿作用により痩身効果があり、ダイエットにおすすめです。
【お料理として】
魚料理用のソース、クールブイヨン、塩漬け魚、生魚など。アップルパイ、スープ、肉料理に用いられ、リキュール、ベルモットなどの香料に。インドではカレー粉の主原料として使われています。
[香り]
軽くスパイシーなハーブ調の香り
[相性のいい精油]
サンダルウッド、ゼラニウム、バジル
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国。ハチをひきつける草で、楕円形の実を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
中国、エジプトなど古代文明の時代から解毒作用が注目されていました。子どもの腹痛を和らげる薬や、白内障に効く薬と考えられていました。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強壮作用、強脾作用
[肌への効果]
皮膚の浄化作用があり、シワをできにくくするといわれます。
[精神作用]
逆境を跳ね返すパワーを与えてくれます。
[身体的作用]
優れた浄化作用があり、二日酔いを解消するほか、蛇にかまれた毒を取り除く作用もあります。食べすぎやお酒の飲みすぎも効きます。利尿作用がありセルライトを減らす助けもします。
ベルガモット
ベルガモットはイタリア原産の柑橘である。 ベルガモットの名はイタリアのベルガモで最初に栽培されたからとも、トルコ語の梨の王を意味するBeg armudiから来ているとも言われている。 ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されず、専ら精油を採取し香料として使用される。紅茶のアールグレイはベルガモットで着香した紅茶である。フレッシュな香りをもつためオーデコロンを中心に香水にもしばしば使用される。 心の面では、不安症、神経の緊張、うつ状態を鎮めてくれます。また気分を高揚させ、リフレッシュしてくれます。
また、体の面では胃腸器官の不調や食欲不振に効果があります。殺菌作用があるので、感染症に有効です。特に膀胱炎。虫避け効果もあります。
他にも、ストレスが原因の吹き出物を改善します。殺菌、治癒作用がありますので、吹き出物のある脂性肌や頭髪を改善します。 デオドラント作用があります。 【ハーブティーとして】
葉は香りづけにぴったりです。アールグレーティー風にするなら、濃く作ったハーブティーを紅茶とブレンドします。
【お料理として】 デザートの香りづけに使ったり、ワインやはちみつ、シロップなどに香りを移す方法もおすすめです。香り高い一品に仕上がります。花も食用にでき、サラダなどに散らすと彩りも美しくほんのり風味も添え られます。香りがいいので、ドライフラワー、ポプリ、ハーブバスにも利用できます。
[香り]
オレンジやレモンの雰囲気があるデリケートな香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、カモミール、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地はイタリアとモロッコ。ハーブのベルガモットとは異なり、高さ2~3メートルの木につくオレンジのような実の果皮からとれるエッセンシャルオイル(精油)です。
[芳香剤としての歴史]
18世紀前半にイタリアで使われた記録があり、以後、イタリアの民間療法でよく使われるようになりました。あらゆる香水のなかで最もよく使われる成分の1つです。
[ヒーリング作用]
強心作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
消毒作用と治癒作用があり、湿疹、にきび、疱疹、脂漏に効果を発揮します。
[精神作用]
交感神経系の活動を鎮めてフラストレーションを抑える一方で、心を高揚させる作用がります。
[身体的作用]
消化器系に働きかけて消化不良、食欲喪失といった症状を和らげるほか、腸内寄生虫を駆除するなど感染抑止剤としての役割を果たします。また泌尿器系の殺菌消毒作用があり、膀胱炎などの炎症や感染症に効き目があります。
バイオレット(ニオイスミレ)
バイオレット(ニオイスミレ)は、ビタミンC、アルカロイド、フラボノイド、サポニン、グリコサイト、ビオラルチンなどの成分を含む、スミレ科の多年草ハーブ。甘い香りを漂わせ、可憐な花をつけるが、マイナス20度以下の北見の冬もしっかり越冬するたくましさも持っている強いハーブ。全草薬用として使用できるが、主に花と葉を利用する。
[香り]
枯れ草を思わせる甘くてドライな香り。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、グレープフルーツ
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)になるスミレが多く生産されているのはフランスとエジプト。青か紫の花から冷浸法(アンフラルージュ)で精油を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
ヨーロッパでは化粧品や香水として昔から使われてきました。砂糖漬けの菓子が薬として使われた時代もあります。現代では二種類ある香り(パルマとビクトリアナ)のうちビクトリアナが好まれています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、去痰作用、抗胸部感染作用
[肌への効果]
強力な殺菌消毒作用があるため、創傷や炎症を和らげたり、乳首のヒビを治癒する力があります。
[精神作用]
鎮静特性があり、怒りと不安を鎮めて穏やかな睡眠を招きます。
[身体的作用]
呼吸器系に作用して息切れや百日咳の症状を緩和するほか、のどの痛みや胸膜炎を緩和します。利尿作用があるほか肝臓にも働きかけ、黄疸や二日酔いを解消します。更年期の過敏症や顔面潮紅も解決します。
2006年12月08日
モミ
モミは球果植物門マツ科モミ属の常緑高木。北半球の寒冷地から温帯にかけて、約40種が分布する。クリスマスツリーで有名です。
一般にモミというと日本特産で暖かい所を好むので、秋田・岩手県南部より南の本州から九州は屋久島まで見ることができ、日本海側にはごく少なく、多くは太平洋側に分布している。一般的に広葉樹と混じっている時は尾根筋に多く、また、ツガと混成し、モミ・ツガ林を作っている所もある。
樹形や葉の付き方はトウヒ属と非常に似るが、樹皮は白っぽく(樹種や樹齢により茶色っぽい樹皮のものもある)横に線が入る、葉は細くて固い針状で先端は2つに分かれる、球果は枝先に上を向いて立つ、熟すると鱗片が剥がれ種子を散布するので球果の形で地上に落ちることはなく枯れ枝の先に球果の芯が突き出した針のような形で残る、といった点でトウヒ属と区別できる。
[香り]
バルサムに似たクリアでリフレッシュさせる香り。
[相性のいい精油]
キャラウェイ、シダーウッド、ニアウリ
[植物の特徴]
原産地はカナダやロシアなどの北国。クリスマスツリーとしておなじみですが、多量のエッセンシャルオイル(精油)がとれるのは樹齢の高い木です。
[芳香剤としての歴史]
モミの木には耐久性があるため、家屋や船の建材として利用されてきました。アメリカでは樹脂が医薬として使われていた時代もあります。現在では石鹸、ルームスプレー、デオドランド剤、殺菌消毒剤などさまざまな用途で使われています。
[ヒーリング作用]
去痰作用、抗壊血病作用、抗胸部感染症作用
[精神作用]
心を落ち着かせ、現実的な気持ちにさせてくれます。
[身体的作用]
一番大きな効果が発揮されるのは呼吸器系で、粘液や膿でふさがった気管をクリアにします。喘息や息ぎれにもよく効きます。尿路の殺菌消毒作用も認められています。
パチュリー
パチュリーは、熱帯アジア原産のシソ科の植物です。 葉には強い香りがあり、防虫効果があるので、衣類ケースに入れるサシエや、インドではナンキンムシ除けのサシエにも使われます。虫にさされたり、へびにかまれたとき、葉をもんで貼りつけると解毒になります。 南方から来た香草の薬効は、よい香りの沈香と並んで撹乱や心痛を治すと中国の古書にも記されています。法華経や捏磐経ほかいくつかのお経にも登場し、パチユリーを浸した水で身を静めたりしました。
パチユリーの全草または葉を乾燥させたものが「藐香」ですが、現在市販されているのは広州で栽培されているものなので「広萱香」と呼ばれています。煎じて芳香性健胃薬、解熱剤として服用します。
甘く、エキゾチックな香り。オリエンタルで濃厚です。インドでは防虫の働きがあることで大切にされ、衣類や絨毯の香りづけに用いられます。土の香りにも少し似ていて、心と体のバランスを取る効果がありますが、好き嫌いが分かれるかも知れません。マッサージオイルのベースに少し加えると、他の香りの引き立て役になります。
パチュリーの香りは、カビ臭い湿った土のようで、あまりよいものだとは言えませんが、オリエンタルでエキゾチックな香水を作る時には、サンダルウッドやジャスミンに次いで、欠かせない香りとも言えます。もちろん使用する時には、ほんの少量加えるのがコツです。東南アジアでは、昔から虫や蛇に咬まれた時の解毒や、衣類の防虫剤として使用してきました。パチュリーの精油は、赤ワインのように、よい環境下で長く保存するほうがよく、年と共に香りが熟成されてゆきます。
心の面では、感情を落ち着かせ、現実を冷静にみつめ直させてくれます。 大地をしっかり踏みしめるような気持ちにさせます。
また、体の面では、食欲を抑える作用がありますので、ダイエットを助けます。さらに、利尿作用がありますので、むくみに有効的です。
その他、多汗を抑える働きがあり、虫さされや蛇に咬まれた時などの状態を改善します。催淫作用があることも特徴的です。
美容の面では、しわのある老化した肌を若返らせる効果があり、たるんだ肌をひきしめ、傷や荒れた肌などの皮膚再生を助けます。
[香り]
土の匂いを思わせるエキゾチックでスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
エレミ、ガルナム、クラリセージ
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)はインドやマレーシアで生産されます。高さ90センチほどの木につく葉を乾燥、発酵させて精油が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
虫や蛇にかまれたときの解毒剤としてアジア各地で使われてきました。現在ではオリエンタルな香水の保留剤として使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、解熱作用、抗うつ作用
[肌への効果]
皮膚細胞の成長と組織の再生を促すため、にきびや炎症をおこした肌をきれいに治します。
[精神作用]
心を落ち着かせ、目の前の問題を見極める力をあたえてくれます。
[身体的作用]
強力な収斂作用(タンパク質を変質させて肌を引き締める作用)があり、ダイエットや出産後のたるんだ肌の引き締めに効果的です。食欲抑制にも効果があるほか、利尿作用もありむくみを解消します。
バーチ
バーチとは、カバノキ科の広葉樹をさす。カバザクラやシラカバのことをさす場合もあります。
バーチは主に寒冷地に生育する樹木で、日本では北海道、海外では北欧や中国などに多い。木材としては、反りなどの狂いが少なく、水に強く、粘りがあります。さらに、ナラなどに比べると、木目がはっきりしていないうえ、磨くと艶がより美しくなるので、家具やフローリングなどに使われています。
消毒殺菌剤を思わせる、やや刺激の強い香り。筋肉痛の膏薬などに使われているサリチル酸が主要成分です。殺菌・消毒作用に優れています。葉は、利尿作用のあるお茶として利用されています。またサリチル酸は、鎮痛剤アスピリンの原料にもなります。
[香り]
やや消毒液を思わせるさわやかな香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール、カルダモン
[植物の特徴]
原産地はソ連、オランダ、ドイツ。樹皮と小枝からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から口内炎に効くうがい薬に使われたり、薬用ワインに使われました。最近では男性用化粧品に皮革のような香りをつけるために利用されることもあります。
[ヒーリング作用]
強壮作用、殺菌作用、殺虫作用
[肌への効果]
湿疹や皮膚炎など慢性的な肌のトラブルを解決します。
[精神作用]
精神を刺激して元気づけます。
[身体的作用]
利尿作用や発汗作用があり、体内の老廃物を排出させて血液をきれいにします、このためリウマチや関節炎、筋肉痛全般にも効くようです。たんぱく尿症を改善する働きもあります。
ベンゾイン
ベンゾインはツツジ目エゴノキ科、その他同属植物が産出する樹脂のことである。 安息香(あんそくこう、あんそっこう)とも呼ばれる。
安息香の名の由来にはいくつかの説がある。 一説にはパルティア(漢名が安息)で用いられていた香と香りが似ていたのでこの名がついたという。また中国の明の時代に記された「本草綱目」には諸邪を安息する効能があることから名づけられたとの記載がある。
また、チンキの蒸気に呼吸器の粘膜を刺激して痰の排出を促進する作用があることから安息香と名づけられたという説もある。ベンゾインの名はガム・ベンジャミンと呼ばれていたものが訛ったものと考えられている。 またこのベンジャミンは人名由来ではなくジャワから来た香を意味するアラビア語のルバーン・ジャーウィーが訛ったものという説がある。
リッチな感じの、クリーミーでバニラにも似た甘い香りです。古くから宗教儀式の時の薫香として使われてきました。別名「安息香」。荒くなった息づかいを安らかにする作用があることからきています。防腐作用もあり、食品の防腐剤としても成分が使用されています。
[香り]
バニラのような甘い香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、コリアンダー、サイプレス
[植物の特徴]
ジャワやスマトラなどが原産地。樹皮に傷をつけて、にじみでる樹脂からエッセンシャルオイル(精油)を作ります。
[芳香剤としての歴史]
昔から「肌をつやつやにする薬」と考えられ重宝されてきました。薫香などの形で香りを楽しむためにも古くから使われています。現在では香水の保留剤によく使われます。
[ヒーリング作用]
強心作用、去痰作用、駆風作用
[肌への効果]
乾燥肌に効果絶大。炎症やかゆみがある肌(しもやけや吹き出物など)も整える効果があります。
[精神作用]
鎮静作用があり、緊張とストレスを和らげ、気分の落ち込みを和らげてくれます。
[身体的作用]
体全体をあたため、血のめぐりをよくしてくれます。弱った呼吸器系に作用して、痰など粘液老廃物の排出を促すほか、口内炎にもいいといわれます。尿道や性器の不調にも効くほか、血糖値を下げる働きもあります。
2006年12月11日
パルマローザ
名称:パルマローザ
香りの特徴:バラの花を思わせるロマンチックな香り
学名:Cymbopogon martini
科名:ミイネ科
原産国:インド
パルマローザはインド原産のイネ科の多年草で、草丈80~100cmくらいにまで成長します。イネに似た細い葉が特徴で、レモングラスやシトロネラの近縁種にあたります。花が咲く前に収穫した葉を、完全に乾燥させることで精油の収油量が最大となることから、精油を採油する際は乾燥させたパルマローザの葉が用いられています。 パルマローザの精油は「インディアンゼラニウム油」あるいは「ロシャ」という名前でも知られており、高価なローズ精油の代用品として用いられていることで有名です。
原産国のインドでは、熟練した腕前の労働たちの手で代々この精油の蒸留が行われ、高価なローズ精油の代用品としても珍重されていました。精油の品質のよしあし判断するときは、精油を入れたボトルを手のひらでたたき、気泡がスピーディに表面にのぼって消えたら、その精油は上質であるとされていたそうです。
バラとゼラニウムの中間的なソフトな芳香をもっているパルマローザは、価値のあるスキンケア精油として知られる精油のひとつです。フローラル調、ウッディー調、柑橘系の精油とブレンドするととてもよくマッチします
[香り]
ドライでややバラを思わせる香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、サンダルウッド
[植物の特徴]
原産地はインドやマダガスカル。花が咲く前に葉を収穫し、乾燥させてエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
精油はアメリカや日本、ヨーロッパに輸出され、石鹸、化粧品、香水の成分として使用されています。高価なバラの偽和剤として使用されることもあります。
[ヒーリング作用]
解熱作用、抗ウイルス作用、細胞成長促進作用
[肌への効果]
乾燥肌に水分を与え、皮脂の分泌を促します。
[精神作用]
鎮静作用があり、情緒を安定化し精神をリフレッシュさせます。
[身体的作用]
消化器系の強壮剤として作用して、腸内の細菌を退治します。また胃の筋肉を強化して食欲を増進させます。発熱し場合体温を下げる作用があります。
オールスパイス(ピメント)
オールスパイス(allspice)は、フトモモ科のピメント(pimento、学名Pimenta dioica Merrill)の果実または葉で、香辛料として用いられる。名前の由来は、シナモン・クローブ・ナツメグの3つの香りを併せ持つといわれることから。
実際に、クローブにも似たスパイシーな味と香りを持つ。果実や葉、つぼみを乾燥した後、ピクルスやソース、ソーセージなどに用いられる。
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%B9" より作成
[香り]
刺激的でスパイシーな温かみのある香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、ガルバナム、ジンジャー
[植物の特徴]
原産地は西インド諸島。高さ9メートルほどの常緑樹で、その葉と赤褐色の実を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
精油の蒸留が始まったのは20世紀に入ってから。中米で飲料や整髪料の成分として使用されています。ヨーロッパでは北欧で食品の香りづけによく使われます。
[ヒーリング作用]
引赤作用、強壮作用、駆風作用
[肌への効果]
よく分かっていません。ただし量が多すぎると皮膚と粘膜を刺激するので注意が必要です。
[精神作用]
疲れきった精神を慰め、元気付ける作用があります。
[身体的作用]
血液循環を活性化し体を温める力が高いので、冷え性によく効きます。これは風邪や呼吸器系の症状にもうまく作用するでしょう。胃痛や関節炎、頭痛、歯痛などの痛みを緩和する作用もあります。
パイナップル(パイン)
熱帯アメリカ原産のパイナップル科の多年草。パイナップルの名前の由来は、果実の形が松かさに、味がリンゴに似ているのでパイン(松)+アップル(リンゴ)という説のほか、パインは松かさを意味するが、アップルはリンゴではなく単に果物という意であるという説がある。
[香り]
フレッシュな森の香り。
[相性のいい精油]
クローブ、サイプレス、シダーウッド
[植物の特徴]
原産地は北欧やロシア。大きな針葉樹で、球果(まつぼっくり)と灰緑色の針葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
寒い地域に生える木ですが、エジプトやアラブの文明でも呼吸系の感染症治療などの治療特性が認められていました。
[ヒーリング作用]
引赤作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
肌をなめらかにし、湿疹やかゆみにも効果があります。
[精神作用]
気持ちをリフレッシュして、落ち込んだ気持ちを慰めます。
[身体的作用]
強力な殺菌消毒作用があり、とくに気管支炎や喉頭炎など呼吸器系に作用します。これは腎臓にも作用して、膀胱炎や前立腺の障害にも効果を発揮します。血液循環も促進し、そのときの状態に応じて体を温めたり、冷やしたりします。
2006年12月12日
ペパーミント(セイヨウハッカ)
ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草。和名はセイヨウハッカ。原産地はヨーロッパ大陸である。ハーブの一種であり、独特のメントール臭がする。葉を摘み取って、乾燥させたものを使用する。菓子に広く使われ、またハーブティーにも用いられる。ガムに良く使われている。
ペパーミントは、ギリシア神話ではペルセポネの怒りを買った妖精メンタが地面に踏みつけられ一本のハーブとなって蘇ったと伝えられ、このハーブのもつ生命力の強さを物語っています。爽やかなメントールの香り。
「ハーブ」と言えば先ず「ミント」が思い浮かぶ程最も知られている代表植物。ミントは原種、交配種を合わせると1000種にもおよびますが、実際一般に使用されるのは10数種あまりです。ミントと一口に言っても、使われ方は各ミントによって異なります。
光沢のある濃緑に葉縁が刻みがかったペパーミントはウオーターミントとスペアミントの交配種です。メンソールが多く含まれているので目の覚めるような鋭く強い清涼感が特徴です。ペパーミントの名が浮かばなくても、香りを嗅いだだけで私達の身の回りでさまざまな用途で使用されていることに気付くでしょう。
市販のチューインガムやキャンディー、歯磨き粉、軟膏など私たちが日常手にするものに大変多く利用されています。ミントの中ではもちろんのことハーブの中でも最も生活に馴染みの深いものです。
[香り]
強くスッとするメントールの香り。
[相性のいい精油]
安息香、サイプレス、シダーウッド
[植物の特徴]
原産地はヨーロッパ。現在は日本やアメリカでも栽培されています。最も品質が高いのはイギリス産といわれます。
[芳香剤としての歴史]
古代から解毒作用が認識されていたようです。その後次第に香料としても使われるようになりました。商業的生産は18世紀半ば以降活発になりました。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強心作用、去痰作用
[肌への効果]
解毒作用があり、皮膚炎や痒みをともなう肌のトラブルを解決します。
[精神作用]
激しく怒ったりして高ぶった神経をクールダウンする作用があります。精神的な疲労にも効果があります。
[身体的作用]
粘液の流出を抑制し、熱を下げて発汗を促すことにより、優れた風邪薬となります。喘息や気管支炎など呼吸器系の疾患でも効果があります。刺激特性により、手足のしびれや貧血、めまいに効果を発揮します。
パセリ
パセリは、野菜の1つ。セリ科に属する二年草。地中海沿岸原産。日本に入ってきたのは18世紀になってからで、オランダから長崎に持ち込まれたことから、日本ではオランダゼリ(和蘭芹)ともいう。草丈は15~20cmで、さわやかな香りを持ち、あざやかな緑色をしている。古代ローマ時代より料理に用いられており、世界で最も使われているハーブの1つでもある。地質や気候への適応性に優れ、栽培が容易なため世界各地で栽培されているが、乾燥には弱い。
日本でパセリといえば、モスカールドパセリという縮れた葉のものが一般的ですが、フランス料理やイタリア料理では平らな葉のイタリアンパセリが主流です。スーパーで売られている多くは、モスカールドパセリですが、中にはイタリアンパセリを扱っているお店もあるようです。
その他にも、根がにんじんのような形のハンブルグパセリや、ナポリタンパセリといってセロリのように茎の部分を食べるパセリがあります。
[香り]
スパイシーでややハーブ調の香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、マージョラム、マンダリン
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国ですが、現在では世界中で栽培されています。エッセンシャルオイル(精油)はその種子から抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
古代エジプトでは泌尿器系に効く薬と考えられていましたが、ネガティブな評価を受けた時期もありました。16世紀以降は、食用に広く使われるようになりました。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強壮作用、去痰作用
[肌への効果]
血流を刺激して創傷をきれいに治します。頭皮に処方すればヘアトニックの役割も果たします。
[精神作用]
気持ちをクールダウンする作用があり、イライラを鎮めます。
[身体的作用]
強力な利尿作用があり、月経時の体のむくみなど体内の水分滞留を解決します。また女性ホルモンと似た成分があり、月経を正常化し更年期障害を緩和することもあります。出産後、母乳を増やす作用があるともいわれます。
プチグレン
昔は未熟な果実から抽出したことから「プチグレン(小さな粒)」の名がつきましたが、ビターオレンジの木の葉と小枝から抽出します。(花からはネロリを抽出)まるでオレンジの木全体を表すかのように、葉のグリーン調、木のウッディ調、果実のシトラス調、花のフローラル調を混ぜ合わせた香り。
心理的な面で、神経疲労や落ち込みを回復させ、自信をもたせ、心をリフレッシュしてくれます。
また、体の面では、呼吸、心拍、筋肉などをスローダウンさせ、リラックスさせてくれます。さらに、食欲増進・消化促進作用や、腹部の膨張感を改善し、免疫を強化してくれます。
その他、美容の面では、デオドラント作用があるので、ニキビや脂性肌に効果があるとされています。
[香り]
ウッディーとフローラルの混ざった印象的な香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、カルダモン
[植物の特徴]
原産地は中央アジア。オレンジからとれる3種類のエッセンシャルオイル(精油)の1つで、フランス産の精油が最も高級といわれます。
[芳香剤としての歴史]
かつてオレンジの葉はてんかんを治す薬として使われます。現在では医薬品や香水の成分として広く使われています。
[ヒーリング作用]
抗うつ作用、鎮痙作用、鎮静作用
[肌への効果]
皮膚を強くして、にきびなどの吹き出物などを取り除きます。
[精神作用]
感情の起伏を抑え、情緒を安定させます。
[身体的作用]
免疫系を刺激する作用があり、体全体の抵抗力を強めます。また神経系の鎮静剤として使われ、心拍を整えたり不安を取り除く作用があります。
ブラックペッパー(黒胡椒)
胡椒はコショウ目コショウ科のつる性植物およびその果実からなる香辛料。インド原産。
スパイシーで鋭い印象の香り。料理でおなじみのクロコショウの実からとれる精油です。神経と心を強化して活力を与え、心と身体を温めてくれます。
筋肉の痛みやこりを和らげるので、スポーツ後の使用が効果的。消化不良や胃もたれなどの症状に効果を発揮するので、食欲アップにも効き目があります。
[香り]
スパイシーな鋭い香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、グレープフルーツ、サイプレス
[植物の特徴]
原産地はシンガポール、マレーシア、インドなど。3~4メートルに栽培された木の果実を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
4000年以上も前から香辛料や医薬として使われてきました。中世ではその支配権をめぐり戦争がおきるほど重要な香辛料でした。淋病や尿道炎の治療薬としての歴史も長いです。
[ヒーリング作用]
引赤作用、緩下作用、強心作用
[肌への効果]
ケガを早く回復させます。
[精神作用]
神経を強く刺激して、物事に前向きにさせてくれます。
[身体的作用]
胃に活力を与えて食欲を増進するほか、腸内のガスを排出させて嘔吐を鎮めます。たんぱく質の分解を助けることから肥満の。また筋肉の疲れやこりをとるのに効果を発揮します。
ベチバー
深い森の湿った土の中にいるような感じの香り。実際ベチバーは熱帯地域に育つ植物です。多くの有名な香水に名脇役として使われてもいますし、「ベチバー」と言う名のスモーキーな香りの香水もあります。
心の面では、神経の緊張や高ぶりを鎮め、集中力を取り戻してくれますので、緊張する大切な場面に効果を発揮するといわれています。また、心に静寂をもたらし、心のバランスを回復し、地に足をつけた気持ちにさせてくれます。
体の面では、血流を増やすので、筋肉痛・リウマチ・関節炎などに効果があるとされています。また、体力の回復に役立ち、強いリラックス作用があり、性的な障害の根底にひそむ緊張の改善に役立ちます。その他、病気や邪気が入り込まぬように、オーラのシールドを強化してくれます。
美容の面では、肌に活力を与えてくれ、肌のトラブル全般に効果があるとされています。
[香り]
スモーキーで深みのある香り。
[相性のいい精油]
安息香、イランイラン、ガルバナム
[植物の特徴]
原産地はインドやタヒチ。水と分離するのが困難なので収量は少なく、エッセンシャルオイル(精油)を抽出する根が古いほど質は高くなります。
[芳香剤としての歴史]
20世紀初頭にヨーロッパにもちこまれ、精油の蒸留が始まりました。香水の保留剤としてよく使われます。
[ヒーリング作用]
強壮作用、抗神経障害作用、催淫作用
[肌への効果]
にきびを治す作用があります。
[精神作用]
強い鎮静作用があり、大勢の人前に出るときなど緊張する場面に入る前に処方すると役に立ちます。
[身体的作用]
鎮静作用がある一方で、血流を増加させて体内の疲れをほぐし、筋肉痛を和らげます。また中枢神経系に働きかけて集中力を高める作用があり、鎮静剤の使用を断つのを助けます。
バーベナ
バーベナはクマツヅラ科クマツヅラ属に属する植物の総称で、約250種の一年草および多年草を含む。高さは芝のように地面を這うものから1mを超すものまである。
大部分はアメリカ大陸原産で、一部はユーラシア大陸などに自生する。葉はたいてい単葉で対生し、細かく裂けるものもある。花は小型で花弁は5裂し、色は白、ピンク、紫、青など、総状花序になる。園芸用に栽培される雑種が多数あり、ビジョザクラ(美女桜)などの名でも呼ばれる。
[香り]
メロンのような甘い香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、カモミール、グレープフルーツ
[植物の特徴]
エッセンシャルオイル(精油)の生産地はアルジェリアとスペイン。淡緑色の葉と葉柄から精油が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
18世紀頃からヨーロッパの庭園に植えられ、ハーブティやリキュールとして親しまれました。眼の炎症や口内炎の治療にも使われました。現在は石鹸や香水に使われています。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、解熱作用
[肌への効果]
肌をやわらかくして、むくみを抑えます。
[精神作用]
副交感神経に働きかけて、抑うつとストレスを解消し、リラックスさせます。
[身体的作用]
消化器系に作用して、吐き気や消化不良、胃痙攣の症状を和らげます。肝臓に作用して肝硬変やアルコール中毒の症状を改善します。不眠症にも効くといわれます。
マジョラム
マジョラムはシソ科の多年草。ハーブとして様々な用途に用いられる。マジョラム(マージョラムとも表記)は香辛料として用いられている。また薬草として、精油やエキスなどが沈静、抗不安、制淫の目的で使用されている。
茎や葉には、淡いミントのような香りがあり、肉料理の香味として使われます。花や葉を使うハーブティーは鎮静作用や消化促進効果があります。また、マジョラムは緩下剤として腸のぜん動運動に効果があり、それを強める働きがあります。これはまた、その消化促進・駆風作用ともむすびつきます。それと同時に、マジョラムは腸の痙攣を治しますので、疝痛・痙攣性消化不良に有益です。神経系統へのその作用は、鎮静・強壮効果です。またマジョラムは、不眠症および不安賞の症状に有効です。
とくに、そこに高血圧が伴う場合に役立ちます。またチック症とヒステリーにも用いられて、高い効果がもてます。
【お料理として】
挽肉料理に入れたり,肉の煮込みやローストに。
香りが優しい分,長く火を通しますと独特の香りが消えてしまうので,さっと火を通す程度にします。
長く煮込むときは,タイムと合わせて用いると、風味の相乗効果が期待出来ます。
・乾燥に向くハーブで,ドライにしたものをスープやソース,シチューの香り付けとして。
[香り]
軽くスパイシーでスッとする香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、カモミール
[植物の特徴]
原産地はリビア、エジプト、地中海沿岸諸国。高さ30センチ弱の草につくピンクや白の花を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代の昔から解毒作用が認められていたほか、不快な匂いをカバーする役割も果たしてきました。最近ではタバコやピザにも使われています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強心作用、強壮作用
[肌への効果]
血液の循環をよくして打撲の痕を早くとります。
[精神作用]
不安、悲しみ、孤独感を癒す一方で、落ち着きがない人の心を鎮めます。
[身体的作用]
健康によく効く非常に有用な精油です。とりわけ筋肉痛や月経不順に効果があります。血液循環作用により、体を温め筋肉に痛みやこりを取り除きます。その一方で血圧を下げるため、体全体をリラックスさせて快眠を導きます。
マテ
ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンにまたがるイグアスの滝周辺を原産とするモチノキ科の常緑喬木。少量のカフェインとアルカロイドの一種とされるマテインを含んでいる。
摘み取った葉と小枝は、直ぐに火入れを行って葉に含まれている酸化酵素を不活性化させる。その後、熱風で乾燥させ、適度な大きさに破砕して1年間ほど熟成させた後に製品として出荷される。
利尿剤や強壮剤、中枢神経刺激剤などが挙げられます。また、排泄物の排出 や体内の浄化を促進する効能も広く一般的に知られています。 著名なハーブ研究家はマテを、「体全体の強壮剤」と表現し「大量に摂取したとしても、刺激を与えすぎることなく、各々のボディーシステムにおいてバランス調整を促進する作用がある」と書いています。
マテの持つ身体に対する強壮作用は、睡眠サイクル を調整したり疲労回復を促進する効果があります。 また、食欲を制御したり、身体を元気付けたり、筋肉に作用し疲労を取り去る効果などもマテの効能として知られています。
【ハーブティーとして】
マテリーフの浸出茶が一般的な摂取法です。2グラムのキザミをカップに入れ150mlの熱湯を注ぎます。
※注意:カフェインが含有が高いので、妊娠中・授乳中の場合や、刺激物に敏感なかたは避けてください。
2006年12月13日
マリーゴールド
マリーゴールドは、キク科タゲテス属植物の一群。
アフリカン・マリーゴールド(別名センジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊))、フレンチ・マリーゴールド(別名コウオウソウ)、メキシカン・マリーゴールド(別名ホソバコウオウソウ、ヒメコウオウソウ)などの種がある。
5~10月にかけて花が見られる。独特の強い香りがある。観賞目的の栽培が普通であるが、根に線虫の防除効果があるので作物の間などに植えられることもある。 線虫の防除効果は、植物自身の合成するα-terthienylをはじめとした化合物によるものとの説が有力だが、共生するバクテリアの働きのためだという説も浮上している。
マリーゴールドは皮膚や粘膜を修復保護します。しもやけ、痔疾、静脈瘤など毛細血管が損傷したようなデリケートな症状に、浸出油や軟膏の形で外用します。マリーゴールドで作った軟膏を常に持ち歩くようにすると、ちょっとした切り傷やカスリ傷の応急処置として利用出来ます。
他に消化器官への働きかけがあります。腸内のアルカリバランスを整えるのにとても効果があると言われています。その他の消化器官への効果としては、胃炎や消化性潰瘍などの治療に使用されてきました。
また、肝臓や胆のうの働きを助ける作用もあり、体内の毒素の排出にも役立ちます。
また、女性ホルモン(エストロゲン)に似た物質が含まれていて、月経周期を正常にしたり、更年期障害の緩和にも役立つと言われています。 【お料理として】
新鮮な花びらには、刺激性の軽い苦みがあり、ほぐしてサラダやスープに飾るとおいしいアクセントになります。
【ハーブティーとして】
お茶として飲んだ場合、ちょっと苦味があり飲みにくいハーブのひとつでしょう。カモミールなどとブレンドすると飲みやすくなります。おすすめは→ジャーマンカモマイユ・ラベンダー
マリアアザミ(ミルクシスル)
マリアアザミはキク科オオアザミ属の二年草。英名はミルクシスル。
葉に白いまだら模様があるのが特徴。模様はミルクがこぼれたように見えるために、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名がある。種子にはシリマリンと呼ばれる4種のフラボノリグナン類が多く含まれ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされている。
マリアアザミ(ミルクシスル)はヨーロッパで中世紀より古くから知られるヘルス・プラクティショナー達によって使用されています。 種子に含まれる注目の成分「シリマリン(シマリン)」が、タンパク質の合成を助け、肝細胞の損傷を防いだり、損傷した細胞を再生させる働きがあります。その働きによって、肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害なども改善されます。
また、シリマリンにはタンパク質の合成を助け、肝細胞の損傷を防いだり、損傷した細胞を再生させる作用があります。その働きによって、肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害なども改善されます。
他にも、シリマリンには強い抗酸化作用を持つ「グルタチオン」という成分を増加させる働きがあります。シリマリンを摂ると、肝臓内のグルタチオン濃度が増えたというデータもあるそうです。グルタチオンが増えると、肝臓に入ってくる有毒な活性酸素は無毒化されるので、活性酸素の弊害からも肝臓は守られることになります。
さらに、このシリマリンには毒キノコの解毒にも強い効果を発揮してくれます。中毒死する確率が9割を超える毒キノコでも、シリマリンを多く摂っていればほとんど中毒を起こさずに済むそうです。
【ハーブティーとして】
種子を砕いてその粉末に熱湯を注ぎ、10~15分程度置いてから飲みます。
飲むのは1日3~4回程度で、より高い効果を得るためには、食前に飲むのがオススメです。
市販されているサプリメントなら、もっと手軽に取ることができます。
レモンバーム(メリッサ)
レモンバームとはシソ科に属する多年生のハーブ。南ヨーロッパ原産。
葉はレモンのかおりがする。夏の終わりに蜜を持った小さな白い花をつけ、それはミツバチをひきつける。このことからメリッサ(ギリシア語でミツバチ)という名がついた。地上部は冬には枯れる。
ハーブティーは、鎮静、強壮作用、発汗、利尿効果等があります。又、軽い胃の障害、吐き気、頭痛等にも有用で、不眠症にも効果があるといわれています。ハーブバスはリラックス効果が高く、生葉は抗ウィルス作用があり、虫刺されの痛みを和らげ治りえお早めます。
最も芳香の強い、開花し始めに収穫します。生葉、又は乾燥させてハーブティーとする他サラダや各種ソース、ソーセージ、オムレツ等の卵料理の風味づけに利用します。あらゆる果物と相性がよく、ゼリー、シャーベット、フルーツジュース、アイスティーに生葉を一枚浮かべるとよいでしょう。リキュールの重要な成分で、ワイン、オイル、ビネガーの香りづけにも。収穫量が多い時は、ハーブバスもお楽しみの一つです。
播種、株分け、挿し木のどれでも殖やす事ができます。明るい日陰を好み、土壌には有機質を多めに鋤き込んでやると良いでしょう。冬、地上部は枯死するので刈り取ります。高温多湿にも強いが、葉が黄化する病気が出易くなるので、摘心して茂り過ぎを防ぎます。
園芸品種に、黄金色の斑が美しいゴールデンレモンバームがあり、同様の利用ができます。
花粉症にはミントやシソなどのシソ科のハーブに含まれるポリフェノールが有効といわれますが、シソ科の仲間であるレモンバームにも効果があるといわれています。数あるハーブの中でも、このレモンバームが抗アレルギー作用では非常に高い効果があることが確認されました。
レモンバームのロズマリン酸というポリフェノール化合物が、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあり、鼻づまりなど不快な症状を緩和させます。さらに、この成分は生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する能力にも優れています。
このロズマリン酸の他にも、シトラール、シトロネラール、リナロールなどの香り成分が含まれ、花粉症に伴うイライラを沈める働きもあり、精神的ストレスの解消に効果があるといわれています。
[香り]
レモンの混ざったフローラル基調の香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、カモミール、グアヤックウッド
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国。高さ60センチほどの草の黄色い花と葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から万病に効く薬と考えられていたようです。14世紀にフランスで飲料に加えられて以来、ワインの香りづけや家具磨きに使われてきました。現在では非常に高価な精油となっています。
[ヒーリング作用]
強心作用、強壮作用、駆風作用
[肌への効果]
止血効果があり、皮膚の感染症にも効きます。脱毛を防ぐ作用があるともいわれます。
[精神作用]
パニックやヒステリーを鎮め、希望をもたせる働きがあります。
[身体的作用]
循環器系を鎮静化する作用があり、血圧を下げて心拍を整えます。また月経不順を解消し、妊娠を促す働きがあります。消化器官にも作用して、吐き気や消化不良を抑え食欲を増進させます。
レモンのようなさわやかで甘い香りがするレモンバーム茶は風邪をひいたときや、体力を消耗する暑い季節の飲み物におすすめです。消化や食欲を促すので、食前食後に飲むのもおすすめです。レモンバーム茶はレモングラス茶と違い酸味はありません。口に含んだときすっきりとして後味はふんわりとしているのでほかのハーブとブレンドしても調和します。
ギンバイカ
ギンバイカ(銀梅花)は、ミルテともいい、地中海沿岸原産のフトモモ科の常緑低木。花が結婚式などの飾りによく使われるので「祝いの木」ともいう。
夏に白い5弁の花をつけ、雄蕊も多く目立つ。果実は液果で、晩秋に黒紫色に熟し食べられる。ローマ時代から女神に捧げる花として用いられ、その後も結婚式などの祝い事に使われ、純潔を象徴するともされて花嫁のブーケに使われる。
[香り]
フレッシュで甘くスッとする香り。
[相性のいい精油]
カルダモン、コリアンダー、スペアミント
[植物の特徴]
原産地は北アフリカとイラン。濃い緑色または青色の葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。コルシカ産の精油が最高品質といわれます。
[芳香剤としての歴史]
昔からチックの症状緩和、呼吸器と尿路のトラブル解決、乳児用のパウダーなどさまざまな用途で使われてきました。
[ヒーリング作用]
去痰作用、駆風作用、駆虫作用
[肌への効果]
消毒・引き締め作用があるため、肌を浄化してにきびやかさぶたをきれいに治します。
[精神作用]
怒りを鎮静化します。
[身体的作用]
感染症全般を抑制する効果があるほか、利尿作用や膀胱炎、尿道炎など尿路のトラブルを解決します。またユーカリ油に似て安らかな眠りを促します。
マンダリン
マンダリンは柑橘の中でミカン類に属する植物の総称として用いられる。常緑低木で白い花をつけ、秋から冬に食用となる果実をつける。 果皮が薄く手でむくことができるのが特徴である。
マンダリンの原産地はインドのアッサム地方で、これが交雑などで変化しながら世界各地に伝播したものと考えられている。中国経由で日本に伝わったものからウンシュウミカン、一方中東を経て地中海沿岸に伝わったものから地中海マンダリンやクレメンティン、さらにモロッコからフロリダに伝わったものからダンシータンジェリンといった栽培種が発生している。
タンジェリンはマンダリンよりも実が大きく味は薄いが、香りが強い。マンダリンとタンジェリンは植物学上は同一分類に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。なお、ポンカンやデコポン(不知火)も仲間である。 柑橘系の中でもシャープなフローラル系の香りです。名前は、この果実を主君に贈った、中国・清朝の官僚からつけられたとされています。日本では「ポンカン」としておなじみ。他の柑橘系精油に比べ、作用が穏やかで、刺激や光毒性も少なめ。
[香り]
フローラル基調でデリケートな柑橘系の香り。
[相性のいい精油]
カモミール、グレープフルーツ、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地はブラジル、スペイン、イタリアなど。暑くて湿気の多い気候が好きですが、それより気温の低い場所に生育する木のほうがエッセンシャルオイル(精油)がたくさんとれます。
[芳香剤としての歴史]
中国からヨーロッパに伝わり、さらに地中海地方、アメリカにまで広がりました。香料用、食品用に今も用途が広がっています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、催乳作用、細胞成長促進作用
[肌への効果]
妊娠線や瘢痕を薄くする働きがあります。
[精神作用]
抑うつと不安を取り除き、気分をリフレッシュさせる作用があります。
[身体的作用]
消化を促進して食欲を増進する作用があります。こうした作用はいずれも穏やかなため、用量を調整すれば子どもにも妊婦にも使うことができます。
没薬(もつやく:ミルラ)
没薬(もつやく)とは、フウロソウ目カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の樹木から分泌される樹脂のことである。ミルラとも呼ばれている。
コンミフォラ属の樹木はインドから南アラビア、東アフリカ、マダガスカルに分布している。これらの樹皮から分泌される樹液は、空気に触れると赤褐色の涙滴状に固まり、表面に細かい粉を吹いたような状態となる。ギリシア神話においては、ミルラノキはアドニスの母であるキプロスの王女ミュラが変身させられた姿であり、その流す涙が没薬であるとされている。 商業的な生産には樹皮に傷をつけてそこから分泌される樹脂を集めたり、樹皮をはいでその下の樹脂層をかきとる方法が行われる。
数千年もの間、「東洋の宝」の1つに数えられてきたミルラは、アラビアとソマリアイエメン、に生育する潅木の幹からとれる油性、ゴム質の樹脂です。古代エジプトの主婦は、屋内でミルラの粒を燃やしてノミを駆除しました。民医療では、筋肉痛やリウマチの膏薬に配合されました。
中国では没薬と呼ばれ、少なくとも唐の時代から、主に傷薬あるいは活血薬として用いられています。
[香り]
スモーキーでややジャコウを思わせる香り。
[相性のいい精油]
安息香、ガルバナム、クローブ
[植物の特徴]
原産地は北アフリカとアジア。灰色をした樹皮に傷をつけ、しみでてきた樹脂を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代の昔から香油や軟膏の成分、化粧品として使われてきました。消毒特性や抗炎症特性から戦争に持参されることも多かったようです。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、駆風作用
[肌への効果]
強力な保護特性があり、組織の変質を食い止めて壊疽や床ずれなどの進行を妨げます。
[精神作用]
無気力な精神状態に刺激を与え、心を高揚させます。
[身体的作用]
口腔と歯茎のトラブルを解決する作用があり、口内炎や歯槽膿漏(しそうのうろう)の症状を和らげます。胃酸の発酵による口臭にも効き目があります。少量月経、カンジダ性膣炎な婦人科のトラブルにも効き目があります。
セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)
セイヨウノコギリソウはヨーロッパからイラン、シベリア、ヒマラヤに原産する多年草の帰化植物。近年、ワイルドフラワーによる緑化に使用された結果、路傍などによく見られるようになってきた。全国の路傍や法面、草地などに生育している。英名はヤロウ。
地下茎によって個体を増やすので、群生する傾向がある。葉は2回~3回、深く羽状に分裂するので、ノコギリのイメージはない。根生葉は3回羽状となり、茎葉は2回羽状に分裂する。6月から9月にかけ、高さ50~100cmの茎の先端に多数の花を付ける。頭花の直径は3~5mm。舌状花は5枚であることが多く、白色のものが多いが、時として赤味を帯びるものもある。
香りはセイジ風で爽やか、葉は切り込みの深い鋸歯状で美しい。痛み止め、止血にすぐれた薬効があります。春に苗を植えると、6月から秋まで花を楽しむことができます。葉は、開花前の若葉を摘んでサラダやおひたし、ソティーに使います。ビタミンやミネラルも豊富。ドライの花と葉はティーやポプリに使います。
荒地にもよく育ち、株間は30cm以上のゆとりをとり、広い場所に植えると、花材としての、すぐれた美しさが発揮できます。また花を湯に浸し、フェイシャルスチームに使います。
少し地味な感じのするセイヨウノコギリソウ(ヤロウ)ですが、優れた治癒能力、病気に対する抵抗力などで効力を発揮します。発汗作用を促して、毒素を体外へ放出させるので、風邪をひいたときに飲むとよいでしょう。血行を促して血圧を下げたり、痔や無月経の症状の改善にも効果的です。冷ましたハーブティは傷口の消毎薬にもなります。ギザギザの葉が特徴で昔から「兵士の傷薬」と呼ばれ,生の葉は傷の治療薬として知られています。
【ハーブティーとして】
体が冷えるとき
汗をかきたいとき
セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)は多量に使用すると頭痛やめまいを起こすことがるので、一回の使用量を少なくしてください。妊娠中は使用を避けてください。また、キク科アレルギーの人は摂取を避けてください。
[香り]
甘くてスパイシーな軽い香り。
[相性のいい精油]
アンジェリカ、クラリセージ、ジュニパー
[植物の特徴]
原産地はヨーロッパ、西アジア、北米。道端でよく見かける草でピンクや白の花の先端を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から万病に効くと考えられてきました。ビールなどの飲料に香りづけとして混ぜる風習もありました。
[ヒーリング作用]
強壮作用、去痰作用、解熱作用
[肌への効果]
切り傷やあかぎれを治すほか、肌を引き締める作用があります。髪の毛のコンディショナーにも使われます。
[精神作用]
気力の衰えに効きます。
[身体的作用]
一種のホルモン作用をすることから、月経不順を解決し、更年期障害や卵巣炎、子宮筋腫の症状を緩和します。骨髄に作用して血液の生成を刺激促進するほか、静脈瘤や痔疾にも効きます。
ユーカリ
ユーカリとはフトモモ科ユーカリ属に属する常緑高木の総称。オーストラリア南東部とタスマニア島におもに分布する。ユーカリには500種類もあり、変種も含めると800から1000もの種類になる。成長がとても早く、材木として注目される。70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もある。コアラの食物としてよく知られている。
葉から取れる精油は殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされる。オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を癒すのに葉を利用した。現在ではアロマテラピーなどに利用される。また、健康茶等にも利用される。
ユーカリの香りは蚊が嫌うといわれており、蚊除けに用いることが出来ます。また抗菌・抗ウィルス作用があるといわれ、オイルを焚くと部屋の空気の殺菌や、風邪の予防を行うことができます。また、近縁種のレモンユーカリは香辛料に使われています。 抗菌、抗ウィルス作用のほか、解熱、消炎作用もあり、風邪をひいた時の鼻水、咳、痰に効果があるといわれます。花粉症にも効果があるといわれます。また、火傷や切り傷、皮膚炎、虫さされなどの炎症を緩和してくれるともいわれます。
【ハーブティーとして】
刺激が強いので、長期間の飲用は避けてください。
【入浴剤として】
カゼの引き始めに、体力があり他の病気のない方は、熱めの湯をはり、高温のシャワーを全開で出して浴室内に蒸気をみたします。浴槽の縁に数滴の精油を滴下するか、1mlくらいを小皿に入れて縁において入浴します。あまり長時間入って体力を消耗しないようにしてください。また、浴槽の縁に1~2滴たらせば、すてきな森林温泉浴に。
[香り]
クリアでスッとする鋭い香り。
[相性のいい精油]
安息香、コリアンダー、ジュニパー
[植物の特徴]
原産地はオーストラリア。90メートル以上にまで成長する木の葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
オーストラリアでは昔、重い傷をユーカリの葉で巻きました。18世紀後半にヨーロッパにもちこまれてから、消火器系を活発させる作用が発見されてシドニーペパーミントの名で人気が出ました。
[ヒーリング作用]
引赤作用、去痰作用、駆虫作用
[肌への効果]
疱疹や火傷の症状を緩和し、あたらしい組織が作られるのを促進します。
[精神作用]
高ぶった感情を抑え、頭脳を明晰にして集中力を高めます。
[身体的作用]
熱病において体温を下げ、頭痛などを和らげます。また抗ウイルス作用があり、とくに気管支の疾患に効き目を発揮します。性尿路系に効き、膀胱炎や下痢の症状を和らげます。
ラベンダー
ラベンダーはシソ科の背丈の低い常緑樹であり、ハーブ、アロマセラピー、観賞用にされる。春に紫や白、ピンク色の花を咲かせる。紫色の花がもっともポピュラーであり、ラベンダー色とは薄紫色を意味する。原産は地中海沿岸といわれる。
ラベンダーには鎮痛や精神安定、防虫、殺菌などに効果があるとされる。属名の Lavendula は「洗う」という意味のラテン語に由来する。これはローマ人達が入浴や洗濯の際にラベンダーを湯や水に入れることを好んだためだという。
ラベンダーの香しい芳香成分にラベンダーの効能が集結しています。一般的によく知られ使われているのが、鎮静作用でしょう。心身ともにリラックスしたい時やストレスがたまって疲れている時、眠れない時にも効果があります。眠りにくいときに、ラベンダーオイルをお風呂や枕に数滴落として入浴すると寝つきがよくなるといわれています。また心臓を鎮静させることにより、血圧を下げる働きもあります。また、痛みを和らげ、筋肉の痙攣をとる作用があるので、捻挫や関節痛にも用いられます。
殺菌作用があるので風邪や細菌感染の予防など、免疫力を高める働きや、デオドラント効果や消毒作用などの効果があります。
【ハーブティーとして】
ラベンダーティーは、香りはすてきなのですが、濃く入れると苦味が強くなるので、薄めに入れたり、甘みを加えたり、あるいは他のハーブとブレンドする、あるいは紅茶にブレンドしてフレーバーティーとして飲むのもおすすめです。
子宮を刺激するので、妊娠初期は使用しないほうがいいでしょう。乳幼児には使用しないようご注意ください。低血圧の人は眠くなるときがあります。
その他、エッセンシャルオイルを入浴剤に使うとリラックス効果がもてます。
[香り]
ウッディーでフローラルな、くっきりした香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、カモミール、クラリセージ
[植物の特徴]
原産地は地中海沿岸諸国。日本でもおなじみの草ですが、その花と葉、茎からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
アロマテラピーで最もよく使われる精油で、昔から殺菌・殺虫特性はよく知られていました。中世のイギリスで香水として使われ始め、20世紀に入り皮膚を治療する特性が発見されました。
[ヒーリング作用]
強心作用、強脾作用、駆風作用
[肌への効果]
細胞の成長を促し、皮脂の分泌のバランスを取ります。やけどや著しい日焼けの熱を冷ます作用があります。
[精神作用]
中枢神経系に働きかけ、怒りを和らげ、疲労を取り去ります。
[身体的作用]
筋肉のこりや捻挫などの痛みを取り除く働きがあります。また呼吸器系にも有効で、気管支炎や結核の症状を和らげます。さらに心臓を鎮静化する作用があり、血圧を下げ心拍を安定化します。
ラズベリーリーフ
ラズベリーリーフとは、バラ科のラズベリー(ヨーロッパキイチゴ)の葉です。
昔から女性のためのハーブとして知られています。ほんのりと甘く飲みやすいので、どなたにもお楽しみいただけます。含有成分のフラガリンが子宮筋や骨盤の筋肉を正常にし、ビタミンCや鉄分、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれるので、授乳期には母乳の栄養価を高めるお手伝いをしてくれます。
月経前症候群、生理痛などの憂鬱な症状や、お子様の下痢止めとしても使われます。
このように出産準備のためのハーブティーとして知られているラズベリーリーフ。幼児には下痢止めとして水分補給を兼ねて用いる。又、母乳の栄養価を高め分泌をうながします。子宮筋や骨盤の筋肉の調整、収れん、口峡炎,気管支炎になったときや泌尿器科系の感染症や口膣の炎症など,そして肝臓の友とも言われています。
子宮や骨盤の周辺の筋肉を調整し、生理痛などのつらい症状を緩和したり、妊娠後期に飲み続けることで分娩中の出血を抑えたり、子宮の収縮を促し、分娩を楽にすると言われています。さらに、ビタミンCや鉄分、カルシウムなどのミネラルが豊富に含まれるので、授乳期には母乳の出を良くするとともに、栄養価を高めるお手伝いをしてくれます。安産のためにも妊娠中は出産1ヶ月前からが摂取目安です。
【ハーブティーとして】
オススメブレンド (分量はカップ1を目安にしています。)
☆フルーティーな口当たりです
ラズベリーリーフ:tsp1/2 ハイビスカス:1個 レモングラス:tsp1/3 ローズヒップ:tsp1/2
☆妊婦さんにお勧め
ラズベリーリーフ:tsp1 ネトル:tsp1/2
甘酸っぱい果実はジャムやお菓子、ワイン、ビネガーなどに利用されます。
リンデン
リンデンのハーブティに使われるのは、リンデンの花と芭(リンデンフラワー)、そして白木質(リンデンウッド)です。リンデンフラワー、リンデンウッドでは薬効が異なります。リンデンフラワーのハーブティは、人のこころを落ち着かせ、遠い記憶を呼び起こすような、少し甘い上品な香りがします。
ハーブティはイライラして落ち着かないときや、緊張感がとれないとき、心配事が気になって眠れないときなどに飲むと、神経をしずめて安眠をもたらします。フランスでは昔から、興奮しやすく、落ち着きのない子供にこのハーブティを飲ませる習慣があるそうです。花(リンデンフラワー)にはビオフラボノイドという成分が含まれるため、血圧を降下させて動脈硬化の予防にもなります。
リンデンフラワーは風邪をひいたときに飲んでも効果的です。リンデンフラワーの甘くすっきりとした味は、ジャーマンカモミールやペパーミントなどとのブレンドが合うでしょう。リンデンウッドのハーブティはあまり香りはありませんが、利尿作用や脂肪を分解する作用があるため、体内の老廃物を排出するダイエットにも有効です。香りのよいハーブとブレンドしてお楽しみください。
リンデンは、夏に枝いっぱいの黄緑色の小花を咲かせ、夏菩提樹と冬菩提樹の雑種でシューベルトの歌曲「菩提樹」に歌われている木で有名です。和名は「西洋菩提樹」。
ドイツやオーストリアなどヨーロッパでは、街路樹として植えられていて、花をつける季節は街じゅうが甘い香りに包まれます。
釈迦がその下で悟りをひらいたといわれる菩提樹はクワ科のインドボダイジュで、リンデンとは違う植物です。
リンデンという呼び名はドイツ語で、英語ではライムと呼びます。リンデンはフランス語でティエールと呼ばれ、薬草として昔から親しまれてきたハーブです。南仏の山間の村、ヴ・レ・バロニーでは年に一度、7月の上旬、フランスじゅうから薬草商が集まるプロヴァンスのティユール(リンデン)市が開催されています。
血中のコレステロール値を下げる働きがあり、利尿作用も高く、体内から余分な水分を排出する作用があります。その他発汗作用もありますので、風邪の初期症状の時にも良いでしょう。体内の老廃物を排出してくれる。花を使ったリンデンフラワーティーには鎮静作用があるので、イライラしているときや眠れないときに。
【ハーブティーとして】
神経の疲労回復
リンデンウッド1/3杯+オレンジブロッサム1/3杯+ペパーミント1/3杯
【消化促進、食後のお茶として】
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/2杯+ローズレッド1/2杯
【ダイエットに】
リンデンウッド1/3杯+ペパーミント1/3杯+レモングラス1/3杯+ローズマリー1/3杯
ルイボス
ルイボスとは、マメ科の植物の一種。針葉樹様の葉を持ち、落葉するときに葉は赤褐色になる。南アフリカ共和国のケープタウンの北に広がるセダルバーグ山脈一帯に生息する。
この葉は乾燥して健康茶(ルイボスティー)に使われる。これには抗酸化作用があるとされている。
ルイボスは、ミネラル・抗酸化性物質の豊富な含有量による老化を抑制する効果や、抗アレルギ-効果に注目されるようになりました。乳幼児に多いアレルギ-性体質による下痢、その他食欲不振および皮膚病(アトピ-性皮膚炎)などにも効果があるといわれています。緑茶やコーヒーと違いカフェインが含まれていなく、カテキンも微量ですが、ミネラル類を多く含みます。
脂肪吸を抑制する効果が強く、体内の脂肪を排出するサポーター的働きをするほか、アレルギーを抑制作用もあります。抗酸化作用により LDL(悪玉)コレステロ一ルが酸化されることを防ぎ、血管を守り、糖尿病性網膜症などの血管障害を抑える作用や、抗炎症作用により喘息やじんましんなどにも効果があります。また、ルイボスティーは便秘解消にも効果が高く、下痢をするようなこともありません。
ルイボスティーは南アフリカを起源とする赤い葉のお茶です。ルイボスの葉はいままでの研究から健康に良い数々の効用が発見されており、不眠症や胃の痛み、便秘、花粉症や喘息などのアレルギー症状にも効果が認められています。
沸騰したお湯にルイボスティーを1袋入れて2~3分置いてからお飲みください。冷蔵庫で保存されますと2週間は風味を損なうことなく保存することが出来ます。
ルイボスティーには多くの健康効果があるといわれています。神経不安症、鬱病の方に効果的です。ルイボスはカフェインフリーですので神経不安症、うつ病、高血圧症の方でも飲用していただくことが出来ます。
すぐれた抗酸化作用があり、酵素SOD(スパーオキサイド・ジムスターゼ)と同じようにフリーラジカルを除去する抗酸化作用があります。
また、フラボノイドで活性酸素を除去します。ビタミンC以上に抗酸化作用の高いフラボノイドも多く含んでいるためです。
お子様の骨や歯の健康には、乳児や成長過程の子供にはカルシウムやマンガン、フッ化物と合わせてルイボスティーを飲用することにより、強い歯や骨を作る要素となります。
その他、かぶれや炎症にも効果があるといわれています。かぶれたり炎症を起こした部分の皮膚に直接ルイボス・ティーを湿布するとかぶれ、炎症が収まります。
また、ルイボスは花粉症や喘息などのアレルギー症状にも効果が認められています。
レモンバーベナ
レモンバーベナとはクマツヅラ科の落葉低木。アルゼンチン、チリ原産で、17世紀にスペインによってヨーロッパにもたらされた。
高さ1から3mに成長し、強いレモンのかおりを放つ。豊富な日光、多量の水、さらっとしたロームの土壌を好み、寒さに敏感である。葉はライトグリーンでメスの形をしている。8月から9月に薄紫色もしくは白色の小さな花をつける。
レモンバーベナの葉は魚や鳥肉料理、野菜のマリネー、サラダドレッシング、ジャム、プリン、飲料にレモンの風味を加えるのに使われる。また、ハーブティーやシャーベットにも使われる。
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%8A" より作成
さわやかなレモンの香りを放ち、ハーブティーの女王の名にふさわしい多くの人に好まれるハーブですが、華やかな神話や伝説のたぐいがほとんどないのが、とても不思議なくらいです。
さわやかなレモンの香りは神経の高ぶりをしずめて、元気な気持ちにさせます。うつ症状や、不眠症をやわらげる働きもあります。食欲のないときや食べ過ぎたとき、生理時の偏頭痛にも効果的です。体を温め、気管支や鼻の炎症をしずめるので、風邪のひきはじめにもおすすめです。
南米原産で、チリ、ペルー、アルゼンチンなど、アンデス山脈の土着の植物で、現地でもスパイスや香油として、よく使われています。そして、1784年にスペイン人によって、ヨーロッパに持ち込まれました。ヨーロッパでは、もともとディナーのときのフィンガーボールの水(指先をすすぐ水)に、レモンの香りをつけるために利用されていました。
レモンバーベナは、フランス語で「ヴェルベーヌ」と呼ばれ、フランス人が好んで飲むハーブティーとして有名です。 柔らかで爽やかなレモンの香りがして、フレッシュまたはドライで使用します
【ハーブティーとして】
ミント類と相性がよく、ホットでもアイスでもおいしく飲めます。ブレンドティーとして親しまれています。
【お料理として】
ケーキや飲み物に香りを付けたりします。
その他、浴湯料、香粧料にも利用できます。
レモングラス
「トムヤムクン」などエスニック料理にも使われる細長いイネ科の植物です。青々とした葉に、レモンを加えたような香りですが、エキゾチックな甘美な香りもします。インドでは古くから感染症や熱病、虫避けに使われて来ました。
葉や茎はフレッシュでもドライでも使います。スッキリさわやかハーブティーに料理ならトムヤンクンなどタイ料理の香り付けに使います。ニンニクやトウガラシとも合うので魚介類や肉の料理にも使われます。ドライは香りが落ちるので出来ればフレッシュを使いたいです。防虫、脱臭効果があるので、乾燥させてタンスやクローゼットに入れてもいいでしょう。
消化不良、夏バテに有効です。外用としてはアロマでイライラの解消に効果を発揮します。ただし妊婦さんやアレルギー体質の方は製油は用いない方が良いでしょう。
葉や茎はフレッシュでもドライでも使います。スッキリさわやかハーブティーに料理ならトムヤンクンなどタイ料理の香り付けに使います。ニンニクやトウガラシとも合うので魚介類や肉の料理にも使われます。ドライは香りが落ちるので出来ればフレッシュを使いたいです。防虫、脱臭効果があるので、乾燥させてタンスやクローゼットに入れてもいいでしょう。
[香り]
レモンに似た軽い甘さのある香り。
[相性のいい精油]
コリアンダー、シダーウッド、ジャスミン
[植物の特徴]
原産地はインド。イネ科の植物の葉と茎を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
インドでは数千年前から親しまれた植物で、熱を下げ、感染症を治し、腫瘍の進行を食い止めると考えられてきました。現在では化粧品、香水、石鹸の成分として多用されています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、抗うつ作用
[肌への効果]
皮膚にハリを与え、毛穴を引き締めます。
[精神作用]
疲れた心を癒し、生気を回復させます。
[身体的作用]
強い解毒作用があり、ウイルスを殺し、感染症の症状を和らげます。また副交感神経系を活性化し、筋肉を刺激し、食欲を増進させます。とりわけ長時間立っていた後の脚の疲労をとるといわれます。
ローズマリー
ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木。シソ科。生葉もしくは乾燥葉を香辛料として用いる。また精油は薬にも用いられる。花も可食。
”海のしずく”を語源とする地中海を代表するハーブです。記憶力をシンボルとする若返りの妙薬として知られています。
14世紀、リウマチに悩む72歳のエリザベート王妃が、このハーブで見事に若返り、隣国のポーランド国王から求婚されたというエピソードが残っています。この処方は”ハンガリー水”として今に伝わっています。強力な抗酸化(老化防止)作用と血液循環を促進する働きがあり、トニック(強壮)ハーブとして用いられています。葉は癖のある香りがしますが、ティーとしては癖が無くすっきりした味です。ポプリとして部屋におきますと、虫除けにもなります。 肉と一緒に炒めて「ローズマリー風味」としてもおいしく食することができます。
ローズマリーの芳香は、血液の循環を促し、心身の不快感を一掃する助けになるともいわれています。集中力の欠乏や神経衰弱などに役立ち、老若男女によい影響を与えますローズマリー茶は、目が覚めるような刺激的な香りが特徴です。香りに比べると口に含んだときは、くせが少なく飲みやすいでしょう。心身の疲労を癒し、脳の働きを活性化して記憶力や集中力を高めます。低血圧の人は朝、このお茶を飲むと頭がすっきりして元気がでるでしょう。また、頭痛や風邪、おなかの張りをしずめます。
ローズマリーティーは、ブレンド方法が多彩で、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。もし、リフレッシュ効果を期待するならば、『ミントとレモングラス』などを一緒にブレンドさせてみると、さわやかな味が楽しめます。
[香り]
クリアでスッとするハーブ調の香り。
[相性のいい精油]
オレンジ、グレープフルーツ、シダーウッド
[植物の特徴]
原産地はアジアですが現在では地中海沿岸でよく見られます。シソ科の低木の葉と花を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代から聖なる植物として重宝されてきました。若返り効果や消毒作用も早くから注目されていました。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強心作用、強壮作用
[肌への効果]
肌を引き締める作用があり、むくみを取ります。
[精神作用]
脳細胞を活気づけ、頭脳を明晰にして集中力を高めます。
[身体的作用]
筋肉痛などの痛みを緩和するほか、血液の循環を促して貧血を緩和します。また中枢神経系をつかさどる脳に働きかけるため、言語、聴力、視力の障害を緩和するといわれます。
ローズ
肝臓や胃腸の疲れ、便秘にも効果があるといわれ、甘く可憐で繊細な香りは、気分が落ち込んでいる時や不安な時など、口に含むと香りが広がり、心身共にリフレッシュして明るい気分にしてくれます。だから二日酔いの朝などにローズティーはおすすめです。
またバラのエキスの効能では、抗アレルギー作用が、最近日本人に急増しているアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、花粉症など)に対し、有力な物質とされ注目されています。そしてインドのアーユルヴェーダにおいては、ローズウォーターで鼻の中を洗ったり、結膜炎のときにローズウォーターで目を洗ったりして利用するそうです。
甘く魅力的な香りと美しさをもち「花の女王」と言われ私たちの生活でも身近な存在のローズは、世界中に2万種を超える品種があるといわれます。古代ローマの人々にとっては「喜びの花」で宴会で卓上に飾るのはもちろん結婚式にはバラでティアラを作ったり、勝利者が行進する通りに花びらをまいたといわれています。
また、かの有名なクレオパトラは永遠の美と若さを保つため、毎日バラの花びらを、浴槽いっぱいに浮かべて入浴したそうです。ローズの香りを小道具に使っていた、歴史に残る美女たちの“美と若さ”のヒケツはバラだったのではないかと思います。
【ハーブティーとして】
ホルモンのバランスを整えるとされ、老化や衰えはじめた肌、敏感肌、しみなどに効果があリます。
最近の話題の、ローズを使って作るジャムは、ハーブティーに入れて一緒に飲むと、そのさわやかな香 りで心もリラックスできます。
ラバンジン
ラバンジンは、シソ科の植物で、ラベンダーを品種改良したものです。精油は花から水蒸気蒸留法でとられます。フローラルな香りです。
真正ラベンダーの香りに、少し刺激的なシャープさを加えたクリアな香り。真正ラベンダーとスパイクラベンダーが、蜂の受粉などにより自然交配されて生まれた雑種です。真正ラベンダーよりも効果は控えめとされていますが、精油の量が多いため、真正ラベンダーの補強・補完として広く使われています。リラックス効果よりも、リフレッシュ効果が期待できます。
[香り]
ラベンダーに似た甘美でスッとする香り。
[相性のいい精油]
イモーテル、オレンジ、カモミール
[植物の特徴]
原産地はフランス。ラベンダーとスパイクラベンダーの交雑種で、青または灰色の花や葉、茎を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
ラベンダーよりも丈夫で、第二次大戦以降精油の生産が増え、現在では石鹸や香水の成分として使用されています。
[ヒーリング作用]
去痰作用、抗うつ作用、抗神経障害作用
[肌への効果]
傷や湿疹の痕をきれいに治します。
[精神作用]
疲れを取りリフレッシュさせる香り。
[身体的作用]
筋肉のこりによく効くといわれ、リウマチなど関節の痛みを緩和する働きもあります。また風邪を引いたときなどに呼吸を楽にします。
ライム
ライムとは、柑橘類の一種。樹木としては熱帯を原産とする低木。果実としてはライムの木の実である。
ライムはレモンに似ているが、レモンと比べると若干小振りである。レモンよりやや小さいタヒチライムと、さらに果実が一回り小さいメキシカンライムと大きく分けて2種類ある。直径は6~8cm。形はレモンよりも丸っぽい。皮の厚さは薄い。皮の色は、レモンの黄色と違って緑がかっている。果肉もいくらか緑色をしている。味は、レモンと同様に酸っぱいが、ライム独特の苦味に似た風味がある。香りもやはりレモンに似るが、より鋭い、と表現される。
レモンと同様に、輪切りにして料理の付け合わせにしたり、汁を搾って飲料に混ぜて使う。
[香り] 鋭く渋みのある柑橘系の香り。 [相性のいい精油] アンジェリカ、イランイラン、ゼラニウム [植物の特徴] 原産地はアジアですが、現在ではイタリアや南北アメリカで栽培されています。果皮を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。 [芳香剤としての歴史] ヨーロッパに伝わった後、16世紀にアメリカにもちこまれ、船乗りたちの壊血病予防に使われました。ジンジャエールやコカコーラなど飲料の香りづけのほか香水産業でも使われています。 [ヒーリング作用] 強壮作用、解熱作用、健康回復作用 [肌への効果] 肌を引き締め、美しく整える作用があります。 [精神作用] 精神を刺激し活気づかせます。柑橘系独特のリフレッシュ作用もあります。 [身体的作用] 消化液の分泌を促して食欲を増進します。風邪や発熱の症状緩和、それに咳止めに効果があります。またアルコール中毒の症状を緩和するという指摘もあります。
レモン
レモン(檸檬)はミカン科の常緑低木、またはその果実のこと。原産地はインド北部(ヒマラヤ)。別名を枸櫞(くえん)とも言い、クエン酸の名はこれに由来する。カンキツのひとつ。
樹高は3mほどになる。枝には棘がある。葉には厚みがあり菱形、もしくは楕円形で縁は鋸歯状。紫色のつぼみを付け、白ないしピンクで実と同じような強い香りのする5花弁の花を咲かせる。果実はラグビーボール形(紡錘形)で、最初は緑色をしているが、熟すと黄色になり、ライムにもよく似ている。
レモンはビタミンC補給などに役立ちます。
レモンは東南アジアが原産といわれるミカン科の常緑高木で、レモンティーやサラダなどが普及した現在では、欠かせない果物のひとつです。日本にレモンは明治になってから、アメリカから苗木が導入されましたが、ほとんど広がらず、現在はアメリカから大部分が輸入されてまかなわれています。
レモンの果実100g当りのビタミンCは90mgもあるので、ビタミンC不足を補うのによいものです。レモン果汁だけを搾ったものは、約半分の45mgになります。レモンの果肉にはビタミンCのほか、クエン酸が多く、レモンの果皮にはリモネンやシトラールなどの精油、ヘスピルジン、ビタミンB群を含みます。
かぜの初期にレモンの果皮を刻み砂糖を加えて、熱湯を注いで飲むと、汗が出て熱が早く下がります。レモンの果皮を捨てずに、3~5個分を刻んで布袋につめ、浴料とすれば皮膚の美容にもよく、湯ざめしにくい体になり、冷え症などにもよいとされます。
[香り]
フレッシュで鋭い柑橘系の香り。
[相性のいい精油]
安息香、イランイラン、カモミール
[植物の特徴]
原産地はインドですが、現在ではフロリダやカリフォルニアでよく栽培されます。果皮を圧縮あるいは蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
昔から血圧降下作用や消毒作用、動脈硬化防止作用が認められてきました。現在は食品と香水の香付けとしてよく使われています。
[ヒーリング作用]
緩下作用、強肝作用、強壮作用
[肌への効果]
古い皮膚細胞を取り除き、ツヤのある肌を作ります。
[精神作用]
気持ちをリフレッシュさせ、頭の働きをクリアにします。
[身体的作用]
血液の循環を促す優れた効果があり、高い血圧を下げる一方で、貧血症状を改善します。鼻血を止めるなど全般的な止血作用もあります。
月桂樹(ローレル)
ゲッケイジュ(月桂樹・ローレル)はクスノキ科の常緑高木。日本名では月桂樹、英語でベイ/ベイリーフ/ローレル、フランス語でローリエなどと呼ばれる。葉(ローリエ、ローレル)を香辛料として用いる。学名のlaurusはラテン語で「誉め讃える」の意味を持ち、この木の小枝で編んだ月桂冠が、競技の勝者の頭上を飾りました。葉には、すがすがしい涼感を伴った芳香を持ち、古くから多様に利用されてきました。
地中海沿岸原産。雌雄異株。葉に芳香があって古代から用いられた。ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つ。古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。
医療として健胃薬、冷え性、リュウマチ、関節痛、かいせん、発毛料、に利用される。ベイオイルは、ハーブバスとして利用すると筋肉痛緩和、発汗作用、疲労回復の効果があります。また、低刺激の殺虫効果もあり、衣類や穀物の防虫剤にも利用できます。ベイオイルの主成分はシネオールで、リナロール、オイゲノール、ピネン、フェランドレン、ゲラニオール等を含んでいます。
新鮮な葉には苦みがあり、乾燥するにつれてこれが弱まり逆に芳香が強くなります。乾燥した葉は、料理用として広く用いられています。ブーケガルニ、マルネ、パテ、スープ、シチュー等に加え風味を増し、肉や魚の臭み消しの効果もあります。木部は燻製の香りづけに、果実から採ったベイオイルは、リキュールの香りづけ、入浴剤にとそれぞれ利用されます。また、比較的香りが長持ちするハーブである為にポプリ、サシェ、ピロウ等に利用できます。
[香り]
シナモンの香りが混ざったような甘くてスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地は南欧。高さ10メートル近くになる樹木の葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代から英知と平和の象徴として大量に使用されました。唾液の分泌を促し消化を助けることからスープやソース類に使われたほか、ステッキの材料にもなりました。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、解熱作用
[肌への効果]
毛髪と頭皮を強くし、髪の毛の成長を促します。
[精神作用]
情緒を若干麻痺させる作用があります。
[身体的作用]
発汗作用があり高熱を下げる働きがあります。また消化器系に著しい効果があり、食欲を刺激します。リウマチなどの痛みを和らげるほか、発汗作用により熱を下げる働きがあります。
ローズウッド
ローズウッドは、アマゾン原産の樹高40mにもおよぶの常緑樹です。別名ボア・デ・ローズと呼ばれています。以前は熱帯雨林の乱伐によって産出されてきましたが、現在ではブラジル政府の監視の管理のもと、1本伐採につき1本植樹を義務付けられています。ローズウッドのエッセンシャルオイルは、ストレス解消などリフレッシュしたいときによく使われます。
ウッディーとフローラル、両方の香りがします。名前のとおりバラに似た香りがします。身体全体のバランスを保ち、気持ちを明るくします。肌に元気を与えるので、加齢対策や敏感肌のケアに良く、デオドラント作用も優れています。また、気持ちを前向きにしてくれます。
刺激性や感作性がなく、安全に使えるので子供にも使用できるのがローズウッドの特長の1つです。
[香り]
ウッディーでスズランのようなフローラルな香り。
[相性のいい精油]
コリアンダー、サンダルウッド、シダーウッド
[植物の特徴]
原産地はブラジル。高さ40メートル近くになる木を削り、蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
香水として長く使われており、香りのある木材は飾り棚やブラシの材料に使われてきました。ただしブラジルではローズウッドは絶滅の危機に瀕しており、伐採には厳しい規制があります。
[ヒーリング作用]
強壮作用、抗うつ作用、催淫作用
[肌への効果]
細胞を刺激し、代謝を高めて肌の老化を防ぎ、シワをできにくくします。
[精神作用]
中枢神経系を安定化し、精神の疲れを和らげます。
[身体的作用]
微生物やウイルスの退治に役立ち、慢性的な病気を治します。とくに頭部に働きかける特性があり、頭痛を和らげたり、海外旅行の時差ぼけを治します。催淫特性も有名で、性的不能などの障害にも一定の効果を示します。
リツェアクベバ
リツェアクベバ(メイチャン)はクスノキ科の植物
レモンを思わせる、甘酸っぱいフレッシュ香り。メイチャン、チャイニーズペッパーといった別名で呼ばれることもあります。中国料理の香りづけや、香水・石けんの原料に使われています。アロマテラピーの精油として世界に紹介されたのは1950年代のことで、比較的新しい種類ですが、レモングラスとほぼ同じ成分を含むことから高い人気となっています。
リツェアクベバは中華料理の香りづけとして使用され、ガン性の腫瘍の治療にも使われていました。現在は石けんや香水、デオドラント剤の成分として広く用いられています。
香りはフローラルで、甘い柑橘系の香りがし、気分を高揚させる、気持ちを明るくする働きがあります。
また、気管支炎、喘息、吐き気、口腔カンジダ症に効果があるとされます。
リツェアクベバは、強壮作用、駆風作用、抗うつ作用、殺菌作用、収斂作用、催乳作用、消毒作用などの働きがありますが、芳香が強力な精油なので控えめに使用しましょう。
[香り]
フローラルと柑橘系の混ざった甘い香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、グアヤックッド
[植物の特徴]
原産地は中国とマレーシア。小さな木の果実エッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。
[芳香剤としての歴史]
1950年代に初めて精油が抽出されました。中華料理の香りづけに使われるほか、石鹸、香水、デオドラント剤の成分として使われています。
[ヒーリング作用]
強壮作用、駆風作用、抗うつ作用
[肌への効果]
オイリーな髪の皮脂バランスを整えます。
[精神作用]
精神を刺激して気分を非常に高揚させます。
[身体的作用]
体全体を刺激して生気をよみがえらせます。また呼吸器系の強壮剤となり呼吸を楽にします。