ムクゲ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ムクゲ

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 ムクゲ(木槿)はアオイ科の落葉低木。夏から秋にかけて赤、白、紫などの美しい花をつけ観賞用に栽培される。中国・インドの原産。大韓民国の国花で、しばしば韓国の象徴とされ、国章にも意匠化されている。

 ムクゲは荒れ地にも耐えるので庭木の他、道路路側帯などにも植栽されている。種子もよく稔り、自然に若木が発生する。初夏から秋まで花期は長く、1つの花は1日しか開花しないが、次々と開花するので、花が絶えることはない。5つの花弁の中心に大きな雌しべとこれに付着した雄しべが多数ある。淡い紫色のものが多いが、白花や八重咲きなどの品種が作出されている。

 木槿皮(もくきんぴ)は、「本草綱目(ほんぞうこうもく)」にも、水虫、たむしに用いられている。一般には、解熱(げねつ)、利尿(りにょう)、解毒(げどく)、かゆみ止めに効き目があるとされている。  ムクゲの名前の由来は、木槿(もくきん)を、そのまま音読みにして付けた名前というが、ムクゲの花は、花が朝開いて夕方にはしぼむことから、うたたかの栄華にたとえて、「槿花(きんか)一朝の夢」という表現もある。

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