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テンナンショウの仲間
テンナンショウ属は、被子植物単子葉類サトイモ科に属する植物。有毒なものがある。
湿潤な熱帯や温帯に見られ、東アジア、東南アジア、北米、メキシコ、アフリカ東部などに分布する。世界で約150種があり、日本では約30種ほどが見られ、日本全土の原野、低山の陰湿地に普通に自生する。
テンナンショウは、毒草であるため、生の根茎(こんけい)をそのまま食べることはできない。毒成分はサポニン類似成分。中毒症状として、胃腸障害、麻痺などを起こす。
【毒草についての注意】
有毒成分を含む植物には下痢程度でおさまるものから、致命的なものまで幅がある。
含有されるアルカロイド類が関与する場合が多い。特に毒草が多い科は、ナス科(ハシリドコロ、朝鮮朝顔、芽の生えたジャガイモなど)、キンポウゲ科(トリカブト、ウマノアシガタなど)、トウダイグサ科(ノウルシ、コニシキソウ、キャッサバなど)、ヒガンバナ科(スイセンなど)ケシ科(ケシ、タケニグサなど)、キョウチクトウ科(キョウチクトウ、日々草など)であり、これらの科の植物には特に注意を要する。
また、他の科の植物でも、ニガヨモギ(キク科)、スズラン(ユリ科)、ドクゼリ(セリ科)、オシロイバナ(オシロイバナ科)など、身近な植物にもちらほら散見するので、安易に食べないのが賢明である。
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