コブシ:メディカルハーブ・アロマ事典

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コブシ

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 コブシ(辛夷)はモクレン科モクレン属の落葉広葉樹の高木。 早春に他の木々に先駆けて白い花を梢いっぱいに咲かせる。別名「田打ち桜」。北海道のコブシは「キタコブシ」と呼ばれることもある。

 コブシは北海道から九州に分布しており、山に春を呼ぶ植物として歌にも歌われる。岡山県では北部の海抜の比較的高い地域に分布している。冬芽は毛に覆われた厚い鱗片に包まれており、花芽の冬芽は大きく膨らんでいる。3月から5月にかけ、白い花を咲かせる。

 日本では「辛夷」という漢字を当てて「コブシ」と読むが、中国ではこの言葉は木蓮を指す。和辛夷(わしんい)には、芳香(ほうこう)があって、精油(せいゆ)を含んでいるので、かむとわずかに辛味がある。鼻カタル、蓄膿症、頭痛に用いる。

 春の庭先で開花するモクレンの仲間にハクモクレン、サクラモクレンなどがある。

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