ハッカ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ハッカ

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 ニホンハッカ(日本薄荷)。シソ科ハッカ属の多年草。国外では通称、和種薄荷(ワシュハッカ、Japanese peppermint)と呼ばれている。単に薄荷ということもある。ハーブの一種。

 漢方では、とくに頭痛、目の充血、のどの腫脹による疼痛(とうつう)などの症状に適していて解熱、発汗、健胃の目的で荊芥(けいがい)、防風(ぼうふう)、桔梗(ききょう)、甘草(かんぞう)などを配合する。夏の熱射病による頭のふらつきや発熱、口乾、尿の減少などの症状には石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)を配合して用いる。

 虫さされなどには、生葉をもんで患部に塗布すると、かゆみ止めになる。ハッカの全草を、陰干しして、浴湯料として疲労回復、腰痛、神経痛などに用いられている。

 ハッカの名前の由来は、漢名の薄荷(はっか)の音読みから和名が付けられたが、薄荷の語源自体は明確ではない。古くは、目が疲れたときに葉をもんで、まぶたをなでたりしたことから、目草、目張り草、という呼びなや、眠気覚ましに用いたことから、目覚め草などという呼び名もある。

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