ウコギ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ウコギ

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 ウコギ科(五加木)は双子葉植物の科の一つ。木本、大型草本、およびつる性植物からなり、約60属900種を含む。

 葉は掌状単葉または複葉(掌状、羽状)。花は小型で放射相称、子房下位。大きな散形などの花序を作る。

 ウド、タラノキ、ウコギなど野菜・山菜として食用にされるもの、ヤツデ、カクレミノ、キヅタ、シェフレラなど庭木・観葉植物として利用されるもの、また薬用のオタネニンジン(朝鮮人参、高麗人参)などを含む。

 ウコギは、米沢地方では古くから食用を兼ねた垣根として利用されています。特に米沢藩九代藩主「上杉鷹山公」がウコギの垣根を奨励したとされ、春から初夏にかけての新芽が美味しく天ぷらやおひたしをはじめ様々な料理法でいただけます。

 ウコギ科の植物を上げると、タラノキ、コシアブラ、ハリギリ、チョウセンニンジン、トチバニンジン、ウドなどがある。これらの植物は今、食品や漢方ブームで注目されているものが多い。

 世界中のウコギ属には約30種、東アジアから南アジアに自生している。そのうちわが国に産するウコギには、オカウコギ、ヤマ(オニ)ウコギ、ウラゲウコギ、ミヤマウコギ、ケヤマウコギ、ウラジロウコギ、エゾウコギ(わが国では北海道東北部のみに自生)の7種である。いずれも食用になるが、このうち米沢地方に昔からあるのは、ヤマウコギとケヤマウコギの2種である。ケヤマウコギは新芽や若葉の時に毛深く食用にされなかった。ヤマウコギの方は、やや苦味(きどさ)が強くやや硬いが、食用にされてきた。

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