ソバ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ソバ

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 ソバ(そば、蕎麦)は、タデ科の一年草。

 中央アジア原産で、わが国での栽培始めは不明であるが, 722年元正天皇の詔でソバの栽培を勧めているのが記録に残っている。

 虫媒による他殖性種子繁殖作物で,脱粒性が強い。冷涼な乾燥地を好み,湿地は不適である。生育期間が短いので,山間地の作物や救荒作物として古くから用いられてきた。

 子実の蛋白質は消化のよいグロブリンで一般の穀類に少ないリジン,シスチン等のアミノ酸を多く含み,また,ビタミンB1,B2 も多く,最近健康食品としての評価が高い.ソバ殻は枕の詰物として用いられる。

 世界のソバの9割以上がソ連で生産される。わが国では毎年約10万トンの需要ががあり,そのうち約8割が中国,カナダより輸入されている.わが国の栽培面積は約 2万ha弱で,北海道,東北,関東,南九州が主産地である。

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