スベリヒユ:メディカルハーブ・アロマ事典

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スベリヒユ

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 スベリヒユは、ナデシコ目・スベリヒユ科の植物の一種。和名・滑りひゆ(草冠に見)。ヒユとは、小さい可愛らしい草のこと。世界の熱帯から温帯にかけて幅広く分布する多年草である。

 茎は多肉質で赤色をしており、地面を這う。葉は水滴形で厚く、大きくても3cm程度しかない。なお、標本にすると植物体は黒く変色してしまう。夏に黄色の小さな花を咲かせる。

 畑や荒地に自生するが、多肉植物だけに乾燥に強い。放置されたプランターなどでは、乾燥により他の雑草が枯れてしまっても、スベリヒユだけが生き残って茂っていることがままある。

 スベリヒユは世界の熱帯から温帯にかけて生育する、史前帰化植物。畑の雑草であるが、路傍や荒れ地にも生育している。葉は厚ぼったく、光沢がある。茎も多肉質であり、乾燥に強い対応能力を持っていることが予想される。昔から食用にされていた。ゆでると粘液がでるとのことで、それがスベリヒユの名前の由来となっている。

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