ドクダミ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ドクダミ

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 ドクダミ(毒矯み、毒痛み)とは、ドクダミ科ドクダミ属の植物。毒溜め(どくだめ)、魚腥草(ぎょせいそう)ということもある。

 林などの湿った半日陰地に自生する宿根草で、特有の臭気がある。住宅の回りでも、日当たりの良くないところに生えていることがある。開花期は5~7月頃。茎頂に、4枚の白色の苞のある棒状の花序に淡黄色の小花を密生させる。

 ベトナム料理ではザウジャプカー(rau gi?p ca)またはザウディエプカー(rau di?p ca)と称し、主要な香草として重視されている。ただし、日本に自生している個体群ほど香りはきつくないとも言われている。

 また、中国西南部では「折耳根(ジョーアルゲン zhe?rg?n)」と称し、四川省や雲南省では主に葉や茎を、貴州省では主に根を野菜として用いる。根は少し水で晒して、トウガラシなどで辛い味付けの和え物にする。

 加熱することで香りが和らぐことから、日本でも山菜の1つとして天麩羅などにして賞味することがある。

 利尿、便通及び高血圧予防には単独でお茶にしていただく。便通を整え、十薬(じゅうやく)中のクエルチトリン、イソクエルチトリンの作用によって、緩下作用、利尿作用、血圧を降下する効果があります。

 注意としては、単独での服用時、体が冷えている時や体調の悪い場合には用いてはいけません。ドクダミにおいの成分には強い抗菌性や抗かび性がありますので、生の葉を水虫の患部にすり込めば水虫菌の発育を阻止して、効き目があるとされます。

 ドクダミの、イソクエルシトリンが血圧を下げ、デカノイルアセトアルデヒドが殺菌作用が蓄膿症を改善、利尿作用で便秘が改善、フラボン成分は細胞組織を保護、血液循環を良くして、お血を取り去り神経痛を改善、動脈硬化、高血圧、アトピーなどに効果があるとされます。

 【ハーブティーとして】
 ドクダミ茶を用いますが、十薬20~30グラム、ハトムギ10グラムとを煎じ、お茶代わりに飲むと一層効き目があります。

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