ハコベ:メディカルハーブ・アロマ事典

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ハコベ

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 ハコベ(繁縷)とは、ナデシコ科、ハコベ属、草植物の総称である。越年草。ハコベラともいって、春の七草の一。

 ハコベには、ハコベラ、ハクベ、ハッカソウ、ベニソル、ビズル、アサシラゲ、ヲシズリ、ネコノミミなど多くの別名がある。日本の各地の山野、路傍、垣根などのいたるところに普通に見られます。日本では、古くからハコベ塩を歯磨きして用いられていた。

 「ハコベ」と呼ばれる植物には、茎葉が緑色のミドリハコベと、やや小型で、茎が紫色を帯びるコハコベがある。ハコベより一回り大きいウシハコベも食用になる。

 若い葉は、軟らかくてクセがなく、食べやすい。小鳥が好む草でもある。花弁は5枚だが、形がV字型をしているため、10枚あるように見える。放任すると雑草化するが、根絶したければ、必ず根ごと抜き取る。

 非常に生命力が強く、少しでも茎が残ると、元通り再生する。基本的に、秋に芽生え、夏にはタネを残して枯れる越年草だが、地域によっては、春~秋にかけて生育する。やや酸性の土を好むので、土壌酸度を推し量る指標になる。庭や花壇などに、これが生えてきたら、土が酸性に偏っている証拠である。

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