キンセンカ:メディカルハーブ・アロマ事典

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キンセンカ

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 キンセンカ(金盞花・別名カレンデュラ、ポットマリーゴールド)は、キク科の園芸植物である。原産地は南ヨーロッパであり、北アメリカ、中央アメリカ、南ヨーロッパに自生する。春咲き一年草として扱うが宿根草タイプは冬を越すので「冬知らず」の名で市場に出回る。

 葉は長さ5~18センチメートルの単葉、しばしば荒い毛が生えている。 花径10cmほどでオレンジ色や黄色の花を咲かせる。花容は一重、八重、また中心に黒のスポットのあるものと多彩。

 切り花用の高性種から花壇や鉢物用の矮性種まである。花色は黄、橙、クリームなどで、ほとんどが八重になっている。

 英名、ポットマリーゴールドとしてヨーロッパでは古くから薬用ハーブとして利用されてきた。皮膚や消火器系の治療、感染症の治療など、幅広く使われてきた。

 夏に花弁を乾燥して煎じたものを、またはチンキ剤を服用する。抗菌、鎮痛、消炎、止血、健胃などの作用があり、感染症、皮膚炎、湿疹、口内炎、胃潰瘍などに効果があるとされる。

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