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ガマ
ガマ(蒲、香蒲)は、ガマ科ガマ属の多年草である。
ガマは水辺に生え、穂の茶色い部分は雌花で,雄花はその先につく。
蒲(がま)の名前の由来は、蒲(がま)は、トルコ語のカスミまたはカムスに由来するからという説と、日本語のルーツにあたるアルタイ語の葦(あし)を意味するカマが、日本語ではカマと呼ばれるようになったという説がある。
花粉は生薬としては「蒲黄」(ほおう)と呼ばれる。外用で傷薬となり、内服すると利尿作用、通経作用があるとされる。雌花の熟したものは綿状になり、これを穂綿と呼ぶ。日本神話の因幡の白兎の説話では、毛をむしり取られた兎に対して大国主は蒲黄を体につけるように助言している。しかし、唱歌の「大黒さま」の中ではそれが「がまのほわた」となっており、両者は混同されていたことがわかる。
江戸時代、ガマの油売りと言って大道芸人が傷薬の軟膏を売り歩く商売が有った。このガマとは、元はガマカエル(ヒキガエルの別名)ではなくこのガマの事で、口上にカエルを利用した様であるとも言われている
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