ゲットウ(月桃):メディカルハーブ・アロマ事典

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ゲットウ(月桃)

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 月桃とは、インド南部、東南アジア、南西諸島などの亜熱帯の地域に群生するショウガ科の植物のことです。日本では、沖縄で群生していて、現地では身近な植物として利用されています。月桃の葉や茎、根茎には防虫、防菌、防カビの効果があります。種子には、咳止めの効果や整腸作用があると言われ、古来から漢方薬として利用されてきました。

 最近ではポリフェノールが多く含まれていることが明らかになり、他にも食物繊維、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルを含んでいます。

 葉に含まれる精油の効果は、抗菌・防腐作用を利用して食品の保存に役立てる生活の知恵と言えるでしょう。月桃の精油は100kgの葉を蒸留してわずか30mlしか採れない貴重なものです。葉から精油を採る以外にも茎の繊維は壁紙などに加工され、種子は煎じて家庭薬にするなど月桃は無駄の無いエコ・プランツと言えます。

 精油の放つ南の国の郷愁を誘う甘くスパイシーな香りは時間の経過と共に香調が変化し、心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。

 さらに月桃葉部にはポリフェノール類も多く含ストレスによってブロックされたまれ(乾燥重当たり1.9%)、一般的に潰瘍、動脈硬化症、脳梗塞、心筋梗塞、細胞老化の予防に効果があるとされ、また、消臭効果、抗酸化作用があることが報告されています。

 【ハーブティーとして】
 「ポリフェノール」が多く含まれていることが明らかになり、幅広い分野への応用が進められています。

 その他、心と体をやさしく解き放って、落ち着きと安らぎを回復してくれます。

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