マジョラム:メディカルハーブ・アロマ事典

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マジョラム

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 マジョラムはシソ科の多年草。ハーブとして様々な用途に用いられる。マジョラム(マージョラムとも表記)は香辛料として用いられている。また薬草として、精油やエキスなどが沈静、抗不安、制淫の目的で使用されている。

 茎や葉には、淡いミントのような香りがあり、肉料理の香味として使われます。花や葉を使うハーブティーは鎮静作用や消化促進効果があります。また、マジョラムは緩下剤として腸のぜん動運動に効果があり、それを強める働きがあります。これはまた、その消化促進・駆風作用ともむすびつきます。それと同時に、マジョラムは腸の痙攣を治しますので、疝痛・痙攣性消化不良に有益です。神経系統へのその作用は、鎮静・強壮効果です。またマジョラムは、不眠症および不安賞の症状に有効です。

 とくに、そこに高血圧が伴う場合に役立ちます。またチック症とヒステリーにも用いられて、高い効果がもてます。

 【お料理として】

 挽肉料理に入れたり,肉の煮込みやローストに。
 香りが優しい分,長く火を通しますと独特の香りが消えてしまうので,さっと火を通す程度にします。
 長く煮込むときは,タイムと合わせて用いると、風味の相乗効果が期待出来ます。
・乾燥に向くハーブで,ドライにしたものをスープやソース,シチューの香り付けとして。

 [香り]
 軽くスパイシーでスッとする香り。

 [相性のいい精油]
 イランイラン、オレンジ、カモミール

 [植物の特徴]
 原産地はリビア、エジプト、地中海沿岸諸国。高さ30センチ弱の草につくピンクや白の花を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 古代の昔から解毒作用が認められていたほか、不快な匂いをカバーする役割も果たしてきました。最近ではタバコやピザにも使われています。

 [ヒーリング作用]
 緩下作用、強心作用、強壮作用

 [肌への効果]
 血液の循環をよくして打撲の痕を早くとります。

 [精神作用]
 不安、悲しみ、孤独感を癒す一方で、落ち着きがない人の心を鎮めます。

 [身体的作用]
 健康によく効く非常に有用な精油です。とりわけ筋肉痛や月経不順に効果があります。血液循環作用により、体を温め筋肉に痛みやこりを取り除きます。その一方で血圧を下げるため、体全体をリラックスさせて快眠を導きます。

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