マリアアザミ(ミルクシスル):メディカルハーブ・アロマ事典

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マリアアザミ(ミルクシスル)

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 マリアアザミはキク科オオアザミ属の二年草。英名はミルクシスル。

 葉に白いまだら模様があるのが特徴。模様はミルクがこぼれたように見えるために、ミルクを聖母マリアに由来するものとしてマリアアザミの名がある。種子にはシリマリンと呼ばれる4種のフラボノリグナン類が多く含まれ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされている。

 マリアアザミ(ミルクシスル)はヨーロッパで中世紀より古くから知られるヘルス・プラクティショナー達によって使用されています。  種子に含まれる注目の成分「シリマリン(シマリン)」が、タンパク質の合成を助け、肝細胞の損傷を防いだり、損傷した細胞を再生させる働きがあります。その働きによって、肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害なども改善されます。

 また、シリマリンにはタンパク質の合成を助け、肝細胞の損傷を防いだり、損傷した細胞を再生させる作用があります。その働きによって、肝炎や肝硬変、アルコール性肝障害なども改善されます。

 他にも、シリマリンには強い抗酸化作用を持つ「グルタチオン」という成分を増加させる働きがあります。シリマリンを摂ると、肝臓内のグルタチオン濃度が増えたというデータもあるそうです。グルタチオンが増えると、肝臓に入ってくる有毒な活性酸素は無毒化されるので、活性酸素の弊害からも肝臓は守られることになります。

 さらに、このシリマリンには毒キノコの解毒にも強い効果を発揮してくれます。中毒死する確率が9割を超える毒キノコでも、シリマリンを多く摂っていればほとんど中毒を起こさずに済むそうです。

 【ハーブティーとして】
 種子を砕いてその粉末に熱湯を注ぎ、10~15分程度置いてから飲みます。
 飲むのは1日3~4回程度で、より高い効果を得るためには、食前に飲むのがオススメです。
 市販されているサプリメントなら、もっと手軽に取ることができます。

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