パルマローザ:メディカルハーブ・アロマ事典

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パルマローザ

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 名称:パルマローザ
 香りの特徴:バラの花を思わせるロマンチックな香り
 学名:Cymbopogon martini
 科名:ミイネ科
 原産国:インド

 パルマローザはインド原産のイネ科の多年草で、草丈80~100cmくらいにまで成長します。イネに似た細い葉が特徴で、レモングラスやシトロネラの近縁種にあたります。花が咲く前に収穫した葉を、完全に乾燥させることで精油の収油量が最大となることから、精油を採油する際は乾燥させたパルマローザの葉が用いられています。 パルマローザの精油は「インディアンゼラニウム油」あるいは「ロシャ」という名前でも知られており、高価なローズ精油の代用品として用いられていることで有名です。

 原産国のインドでは、熟練した腕前の労働たちの手で代々この精油の蒸留が行われ、高価なローズ精油の代用品としても珍重されていました。精油の品質のよしあし判断するときは、精油を入れたボトルを手のひらでたたき、気泡がスピーディに表面にのぼって消えたら、その精油は上質であるとされていたそうです。

 バラとゼラニウムの中間的なソフトな芳香をもっているパルマローザは、価値のあるスキンケア精油として知られる精油のひとつです。フローラル調、ウッディー調、柑橘系の精油とブレンドするととてもよくマッチします

 [香り]
 ドライでややバラを思わせる香り。

 [相性のいい精油]
 イランイラン、オレンジ、サンダルウッド

 [植物の特徴]
 原産地はインドやマダガスカル。花が咲く前に葉を収穫し、乾燥させてエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 精油はアメリカや日本、ヨーロッパに輸出され、石鹸、化粧品、香水の成分として使用されています。高価なバラの偽和剤として使用されることもあります。

 [ヒーリング作用]
 解熱作用、抗ウイルス作用、細胞成長促進作用

 [肌への効果]
 乾燥肌に水分を与え、皮脂の分泌を促します。

 [精神作用]
 鎮静作用があり、情緒を安定化し精神をリフレッシュさせます。

 [身体的作用]
 消化器系の強壮剤として作用して、腸内の細菌を退治します。また胃の筋肉を強化して食欲を増進させます。発熱し場合体温を下げる作用があります。

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