レモンバーベナ:メディカルハーブ・アロマ事典

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レモンバーベナ

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 レモンバーベナとはクマツヅラ科の落葉低木。アルゼンチン、チリ原産で、17世紀にスペインによってヨーロッパにもたらされた。

 高さ1から3mに成長し、強いレモンのかおりを放つ。豊富な日光、多量の水、さらっとしたロームの土壌を好み、寒さに敏感である。葉はライトグリーンでメスの形をしている。8月から9月に薄紫色もしくは白色の小さな花をつける。

 レモンバーベナの葉は魚や鳥肉料理、野菜のマリネー、サラダドレッシング、ジャム、プリン、飲料にレモンの風味を加えるのに使われる。また、ハーブティーやシャーベットにも使われる。

"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%8A" より作成

 さわやかなレモンの香りを放ち、ハーブティーの女王の名にふさわしい多くの人に好まれるハーブですが、華やかな神話や伝説のたぐいがほとんどないのが、とても不思議なくらいです。

 さわやかなレモンの香りは神経の高ぶりをしずめて、元気な気持ちにさせます。うつ症状や、不眠症をやわらげる働きもあります。食欲のないときや食べ過ぎたとき、生理時の偏頭痛にも効果的です。体を温め、気管支や鼻の炎症をしずめるので、風邪のひきはじめにもおすすめです。

 南米原産で、チリ、ペルー、アルゼンチンなど、アンデス山脈の土着の植物で、現地でもスパイスや香油として、よく使われています。そして、1784年にスペイン人によって、ヨーロッパに持ち込まれました。ヨーロッパでは、もともとディナーのときのフィンガーボールの水(指先をすすぐ水)に、レモンの香りをつけるために利用されていました。

 レモンバーベナは、フランス語で「ヴェルベーヌ」と呼ばれ、フランス人が好んで飲むハーブティーとして有名です。 柔らかで爽やかなレモンの香りがして、フレッシュまたはドライで使用します

 【ハーブティーとして】
 ミント類と相性がよく、ホットでもアイスでもおいしく飲めます。ブレンドティーとして親しまれています。

 【お料理として】
 ケーキや飲み物に香りを付けたりします。

 その他、浴湯料、香粧料にも利用できます。

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