フェンネル(ウイキョウ):メディカルハーブ・アロマ事典

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フェンネル(ウイキョウ)

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 フェンネルは、セリ科ウイキョウ属の多年草。和名はウイキョウ(茴香)。

 草丈は1mから2m。葉は糸状で、全草が鮮やかな黄緑色をしている。 6月から8月に枝先に黄色の小花を多数つける。 秋には7mmから10mm程度の長楕円形をした茶褐色の実をつける。

 若い葉および種子(フェンネルシード)は、甘い香りと苦味が特徴で消化促進・消臭・肥満防止に効果があり、香辛料(スパイス)、ハーブとして、食用、薬用、化粧品用などに古くから用いられている。

 フェンネルは芳香性健胃剤として位置づけられ、消化を促すと共に駆風作用によって鼓腸(胃または腸管内にガスが充満する状態)や疝痛に用いられます。利尿作用と発汗作用があり、肥満の原因になる皮下脂肪中の老廃物を排出して、体の中をすっきりさせます。食欲を抑える働きもあり、古代ローマの女性たちはダイエットの特効薬として愛用したそうです。

 【ハーブティーとして】  分量は1人分ティースプーン山盛り1杯(1~2g)。ポットとカップはあらかじめ温めておくと良いでしょう。ハーブをポット(急須でも可)に入れ、沸騰させ、少し置いた熱湯を注ぎ、香りを逃がさない様に必ず、蓋をしましょう。平均3分程おいてからカップに注ぎます。花や葉の場合は短かめに。茎などの固い部位は5分程おいてから。→母乳を増やす効果があります。消化不良や便秘に効果的。月経の正常化。解毒作用と利尿作用により痩身効果があり、ダイエットにおすすめです。

 【お料理として】
 魚料理用のソース、クールブイヨン、塩漬け魚、生魚など。アップルパイ、スープ、肉料理に用いられ、リキュール、ベルモットなどの香料に。インドではカレー粉の主原料として使われています。

 [香り]
 軽くスパイシーなハーブ調の香り

 [相性のいい精油]
 サンダルウッド、ゼラニウム、バジル

 [植物の特徴]
 原産地は地中海沿岸諸国。ハチをひきつける草で、楕円形の実を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 中国、エジプトなど古代文明の時代から解毒作用が注目されていました。子どもの腹痛を和らげる薬や、白内障に効く薬と考えられていました。

 [ヒーリング作用]
 緩下作用、強壮作用、強脾作用

 [肌への効果]
 皮膚の浄化作用があり、シワをできにくくするといわれます。

 [精神作用]
 逆境を跳ね返すパワーを与えてくれます。

 [身体的作用]
 優れた浄化作用があり、二日酔いを解消するほか、蛇にかまれた毒を取り除く作用もあります。食べすぎやお酒の飲みすぎも効きます。利尿作用がありセルライトを減らす助けもします。

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