タイム:メディカルハーブ・アロマ事典

« サイプレス | メディカルハーブ・アロマ事典トップページ | チェストベリー »

スポンサードリンク

タイム

time.jpg
 タイム (thyme) はシソ科タチジャコウソウ属 (Thymus) の植物の総称で、およそ350種を数える。芳香を持つ多年生植物である。樹高40センチメートルほどの亜低木で、ハーブの一種として知られる。原産はヨーロッパ、北アフリカ、アジアである。多くの種がケモタイプを持つ。日本ではタチジャコウソウ(コモンタイム、T. vulgaris)のことを一般にタイムと呼ぶことが多い。

 殺菌効果や防腐効果がとても高いハーブの一つで保存食に適しています。スパイシーな風味は,呼吸器系に対する強い殺菌作用が期待できますから,気管支炎やアレルギー性鼻炎、咽頭炎,インフルエンザ、カゼのひきはじめ,咳で喉が痛いときに効果があります。

 二日酔いにも効き疲労の回復を助け,頭痛、過敏性大腸症候群,貧血症、下痢にも効果があります。喉が痛いときは,タイムティでうがいを,喉がいがらっぽいときにも効果があります。口内洗浄になりますから、咽頭炎や歯肉の感染症も予防します。タイムのハーブバスは,リウマチの痛みを和らげるといわれています。また発汗作用もあるので,新陳代謝が活発になって体が温まります。体臭予防にもなりますからきになる人,汗をかきやすい人は試してみてください。

 ドライフラワーなどをタンスやクローゼットに入れたりつるしたりすれば虫よけにもなります

 【お料理として】
 しげきてきなかおりが肉、魚、肉、野菜と、どんな食材とも相性がよい。

 [香り]
 甘みの強いハーブの香り。

 [相性のいい精油]
 カモミール、シダーウッド、ジュニパー

 [植物の特徴]
 アメリカ、フランス、イギリスで多く栽培されています。高さ20センチほどの草のピンク系の花とグレーの葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 昔から薬や薫香の成分として使用されてきました。死体の防腐作用や消毒作用も古くから認識されていたようです。

 [ヒーリング作用]
 強心作用、強壮作用、去痰作用

 [肌への効果]
 頭皮に処方するとフケや脱毛を防ぐ働きがあります。

 [精神作用]
 神経を強くし、脳細胞を活性化して記憶力や集中力を高めます。

 [身体的作用]
 消火器系を刺激するほか、胃腸の殺菌作用があり、腸内の寄生虫を駆除します。呼吸系にも作用して、気管支炎や喘息の症状を緩和します。また血液循環を活発にして、低い血圧を正常に戻しますが、鼻血が出たときなどはこれをとめる働きがあります。

スポンサードリンク