ジュニパー:メディカルハーブ・アロマ事典

« サイリウム | メディカルハーブ・アロマ事典トップページ | ジャスミン »

スポンサードリンク

ジュニパー

juniper.jpg
 ジュニパーはヒノキ科の植物と言うことで、若木のフレッシュな香りがします。精油 に慣れない方にはよい香りとは言いがたいでしょうが、他の精油と同じく注釈したりブレンドした時にこれらの香りの良さがわかります。

 ジュニパーは「ジン」の重要な 成分で、「ジン」と言う名はこの木のフランス語名から由来します。利尿と解毒作用 が主な特徴ですが、殺菌消毒剤としてもローズマリーと合わせ 近年までフランスの病院で使われてきました。

 現在でも関節炎や尿路感染症、リウマチや肝臓の障害に役立つ自然の薬としても広く知られています。汗や尿の分泌を促し、老廃物を排出させる働きがあるとされ、むくみや水太りの解消にも役立つと言われています。

 【ハーブティーとして】
 (他のハーブティーとブレンドして)ジュニパーベリーは、スプーンの背などで、軽くつぶしてから、ブレンドしてください。そして、通常より長めに時間をおいてからお飲み下さい。

 【料理として】
 ・ジンやリキュール酒の香りづけに使われるのは有名です。
 ・すりつぶした実は樹脂のような香りがあるので、パテやマリネなどによく使われます。
 ・肉の保存や臭み消しとしても良く利用され、かつてヨーロッパでは、コショウの代わりに使われていました。

 [香り]
 ややウッディーではっきりした香り。

 [相性のいい精油]
 安息香、オレンジ、グレープフルーツ

 [植物の特徴]
 樹木の原産地は北欧ですが、エッセンシャルオイル(精油)はハンガリー、フランス、カナダなどで生産されます。赤みがかった木に青黒色のジューシーな実をつけ、そこから精油が抽出されます。

 [芳香剤としての歴史]
 現在ではジンの成分として有名ですが、古くは医薬として重宝されてきました。コレラやチフスなどの伝染病、さらいは糖尿病に有効と信じられていました。

 [ヒーリング作用]
 引赤作用、強壮作用、駆風作用

 [肌への効果]
 脂性肌の悩みを解決してくれますので、頭皮のフケ防止にも効果的です。にきびなどの肌のトラブルも軽減してくれます。

 [精神作用]
 感覚を研ぎ澄まし、チャンレジ精神を促す作用があります。

 [身体的作用]
 解毒特性があり、お酒の飲みすぎや油っぽい食事を分解し排出します。利尿剤の働きもあり、性尿路の殺菌にも効果を発揮します。

スポンサードリンク