バーチ:メディカルハーブ・アロマ事典

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バーチ

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 バーチとは、カバノキ科の広葉樹をさす。カバザクラやシラカバのことをさす場合もあります。

 バーチは主に寒冷地に生育する樹木で、日本では北海道、海外では北欧や中国などに多い。木材としては、反りなどの狂いが少なく、水に強く、粘りがあります。さらに、ナラなどに比べると、木目がはっきりしていないうえ、磨くと艶がより美しくなるので、家具やフローリングなどに使われています。

 消毒殺菌剤を思わせる、やや刺激の強い香り。筋肉痛の膏薬などに使われているサリチル酸が主要成分です。殺菌・消毒作用に優れています。葉は、利尿作用のあるお茶として利用されています。またサリチル酸は、鎮痛剤アスピリンの原料にもなります。

 [香り]
 やや消毒液を思わせるさわやかな香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、カモミール、カルダモン

 [植物の特徴]
 原産地はソ連、オランダ、ドイツ。樹皮と小枝からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 昔から口内炎に効くうがい薬に使われたり、薬用ワインに使われました。最近では男性用化粧品に皮革のような香りをつけるために利用されることもあります。

 [ヒーリング作用]
 強壮作用、殺菌作用、殺虫作用

 [肌への効果]
 湿疹や皮膚炎など慢性的な肌のトラブルを解決します。

 [精神作用]
 精神を刺激して元気づけます。

 [身体的作用]
 利尿作用や発汗作用があり、体内の老廃物を排出させて血液をきれいにします、このためリウマチや関節炎、筋肉痛全般にも効くようです。たんぱく尿症を改善する働きもあります。

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