セージ:メディカルハーブ・アロマ事典

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セージ

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 セージ(英:Common Sage、学名 Salvia officinalis)はシソ科、アキギリ属の多年草。和名は薬用サルビア。高さ50cm程度。地中海原産。学名でも分かるとおり、サルビアの仲間である。

 セージは昔から「長生きのハーブ」として、老人の記憶力の回復に定評があったそうです。17世紀のイギリスのハーバリストのジェラードは、セージの効能は、万能で強壮や止血、記憶力アップ、解熱にも良いとしています。緑色をした普通の品種より、紫色のものが薬効が強いとされ、薬として用いられたようです。

 セージには、殺菌、収れん作用があり、のどの痛みや口腔の清潔に、うがいやマウスウォッシュとして浸出液が役立ちます。また、エストロゲン類似作用もあるため、ハーブティーは更年期特有のイライラや不安、不眠などに役立ち、神経のバランスを整え、気持ちを前向きにしてくれます。

 【お料理として】
 豚肉や、脂っこい肉料理や、臭みのあるレバーなどの臭い消しとしても利用されています。

 【ハーブティーとして】
 フレッシュのほうが飲みやすいでしょう。

 また、ハーブティーの二倍の濃度でうがい薬にもなる。

 [香り]
 ハーブ調のはっきりした香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、ジンジャー、ゼラニウム

 [植物の特徴]
 原産地はユーゴスラビアを中心とする地中海沿岸諸国。高さ60センチほどの木につく青い花と紫がかった葉からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。

 [芳香剤としての歴史]
 昔は万病に効く薬、長寿の薬ともてはやされました。中世以降、強壮剤の成分に使われたほかハーブティーとしても愛されました。現在では男性用香水によく使われます。

 [ヒーリング作用]
 強肝作用、強壮作用、血圧上昇作用

 [肌への効果]
 切り傷などからの出血を抑えるほか、毛穴を引き締める働きがあります。

 [精神作用]
 副交感神経系に働きかけ、感情を落ち着かせます。記憶力を高める働きもあるようです。

 [身体的作用]
 消化器系に働きかけ、食欲増進を促すほか利尿作用をはじめ体の代謝をよくします。また女性ホルモンと似た働きがあり、月経周期の正常化や不妊症の治療、更年期障害に役立つといわれます。

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