サントリナ:メディカルハーブ・アロマ事典

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サントリナ

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 キク科 サントリナ属 常緑小低木 原産地 南ヨーロッパ、北アフリカの山岳地帯

 別名 ワタスギギク、コットンラベンダー

 サントリナはデイジーの仲間です。数百年もの間地中海地方に甘い空気を漂わせて来ました。殺虫剤としての利用価値があり、中世には医薬として使われていた。

 密生した枝につく、灰白色の綿毛を密生した細かい葉が美しい植物です。葉には特有の香りがあります。草丈はせいぜい30~50cmですから、花壇や鉢物に適します。頭花は筒状花のみで径1.5~2cm程度の黄色花ですが、花数が比較的少ないので、もっぱら葉を観賞します。

 [香り]
 スパイシーなリンゴの香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、カモミール、マンダリン

 [植物の特徴]
 原産地はイタリアやフランスの地中海沿岸諸国。60センチほどの草につく種子からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。キクの一種ですが「ラベンダーコットン」とも呼ばれます。

 [芳香剤としての歴史]
 16世紀頃までにイギリスにもちこまれ、生垣用に使われました。駆虫作用があることからフランスでは殺虫剤として使われたといいます。現在では鎮痙作用が注目され、薬剤の成分として多用されています。

 [ヒーリング作用]
 強肝作用、強壮作用、駆虫作用

 [肌への効果]
 かゆみを抑える働きがあるほか、イボをきれいに治す効果もあるといわれます。

 [精神作用]
 リフレッシュ作用があります。

 [身体的作用]
 駆虫作用があるため腸内の寄生虫を駆除するほか、衣料品とともに保存して虫除けの機能を果たすこともあります。黄疸など肝臓の疾患を癒す効果があり、腎臓を浄化する作用もあります。

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