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クローブ
クローブ(Syzygium aramaticum、syn. Eugenia aromatica、英:Clove)は、フトモモ科の植物。またその開花前の花蕾を乾燥させた香辛料の名。
インドネシア(モルッカ群島)が原産。日本では丁子(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)とも呼ばれる。
現在スリランカ、モーリシャス、マダガスカルなどで栽培されている。 肉料理によく使われるが、他の香辛料とブレンドして使用することが多い。
クローブの花蕾は釘に似た形をしているため、中国では釘を意味する「丁香」「丁字」の文字があてられ、フランス語では釘を意味する Clou と呼ばれ、英語の Clove もこれを語源とする。
非常に強い香気を持っているので、百里香という別名もある。
クローブは、胃腸の消化機能を促進したり、体を温める作用があり、また、口臭を消したり、芳香性健胃薬として、消化不良・嘔吐・下痢・腹部の冷痛などの際に使われます。また、しゃっくりや吐き気にも効果があり、気分をよくするためにも用いられます。
料理とともにの成分クローブが胃に入ると、胃液の分泌を高め、食欲を増進するので、胃を健康な状態にしてくれます。クローブ油に含まれるオイゲノールという成分は、殺菌・鎮静作用があり、歯痛の局部麻酔薬や、歯磨き粉にまで利用され、いろいろな場面殺菌薬としても利用されています。歯が痛いときにクローブを噛むと、その効果で痛みが止まります。
薬酒としてを服用すると、身体を温めて血行を促す効果が強まります。また、精油成分が揮発しないで抽出できるという利点があります。
料理には煮込みやオーブン料理で肉・たまねぎなどに刺して香りを加えます。ひき肉料理には粉末を使います。甘くさわやかな香りが特徴です。
[香り]
スパイシーでしみとおるような強い香り。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、グレープフルーツ
[植物の特徴]
原産地は東南アジアの諸島群。高さ9メートルの木につく赤褐色のつぼみからエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
感染症の予防や歯痛の緩和など医療用に昔から重宝されてきました。アジアからヨーロッパに輸出されてからは、香辛料としても使われるようになりました。現在では香水やリキュールの香り付けのほか、医薬品の成分としても使われています。
[ヒーリング作用]
強脾作用、駆虫作用、駆風作用
[肌への効果]
皮膚のただれや感染症をおこした創傷を治癒します。
[精神作用]
精神を刺激し、記憶力を高めるといわれます。落ち込んだとき気分を高める働きもあります。
[身体的作用]
消化器系に作用して、吐き気や下痢、消化不良に効きます。痛みを和らげる特性もあり、歯痛や関節炎、精神的な理由からくる頭痛に効果を発揮します。殺菌特性もあるとされ、空気の消毒に効果的です。
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