パセリ:メディカルハーブ・アロマ事典

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パセリ

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 パセリは、野菜の1つ。セリ科に属する二年草。地中海沿岸原産。日本に入ってきたのは18世紀になってからで、オランダから長崎に持ち込まれたことから、日本ではオランダゼリ(和蘭芹)ともいう。草丈は15~20cmで、さわやかな香りを持ち、あざやかな緑色をしている。古代ローマ時代より料理に用いられており、世界で最も使われているハーブの1つでもある。地質や気候への適応性に優れ、栽培が容易なため世界各地で栽培されているが、乾燥には弱い。

 日本でパセリといえば、モスカールドパセリという縮れた葉のものが一般的ですが、フランス料理やイタリア料理では平らな葉のイタリアンパセリが主流です。スーパーで売られている多くは、モスカールドパセリですが、中にはイタリアンパセリを扱っているお店もあるようです。

 その他にも、根がにんじんのような形のハンブルグパセリや、ナポリタンパセリといってセロリのように茎の部分を食べるパセリがあります。

 [香り]
 スパイシーでややハーブ調の香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、マージョラム、マンダリン

 [植物の特徴]
 原産地は地中海沿岸諸国ですが、現在では世界中で栽培されています。エッセンシャルオイル(精油)はその種子から抽出されます。

 [芳香剤としての歴史]
 古代エジプトでは泌尿器系に効く薬と考えられていましたが、ネガティブな評価を受けた時期もありました。16世紀以降は、食用に広く使われるようになりました。

 [ヒーリング作用]
 緩下作用、強壮作用、去痰作用

 [肌への効果]
 血流を刺激して創傷をきれいに治します。頭皮に処方すればヘアトニックの役割も果たします。

 [精神作用]
 気持ちをクールダウンする作用があり、イライラを鎮めます。

 [身体的作用]
 強力な利尿作用があり、月経時の体のむくみなど体内の水分滞留を解決します。また女性ホルモンと似た成分があり、月経を正常化し更年期障害を緩和することもあります。出産後、母乳を増やす作用があるともいわれます。

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