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ペパーミント(セイヨウハッカ)
ペパーミントは、シソ科ハッカ属の多年草。和名はセイヨウハッカ。原産地はヨーロッパ大陸である。ハーブの一種であり、独特のメントール臭がする。葉を摘み取って、乾燥させたものを使用する。菓子に広く使われ、またハーブティーにも用いられる。ガムに良く使われている。
ペパーミントは、ギリシア神話ではペルセポネの怒りを買った妖精メンタが地面に踏みつけられ一本のハーブとなって蘇ったと伝えられ、このハーブのもつ生命力の強さを物語っています。爽やかなメントールの香り。
「ハーブ」と言えば先ず「ミント」が思い浮かぶ程最も知られている代表植物。ミントは原種、交配種を合わせると1000種にもおよびますが、実際一般に使用されるのは10数種あまりです。ミントと一口に言っても、使われ方は各ミントによって異なります。
光沢のある濃緑に葉縁が刻みがかったペパーミントはウオーターミントとスペアミントの交配種です。メンソールが多く含まれているので目の覚めるような鋭く強い清涼感が特徴です。ペパーミントの名が浮かばなくても、香りを嗅いだだけで私達の身の回りでさまざまな用途で使用されていることに気付くでしょう。
市販のチューインガムやキャンディー、歯磨き粉、軟膏など私たちが日常手にするものに大変多く利用されています。ミントの中ではもちろんのことハーブの中でも最も生活に馴染みの深いものです。
[香り]
強くスッとするメントールの香り。
[相性のいい精油]
安息香、サイプレス、シダーウッド
[植物の特徴]
原産地はヨーロッパ。現在は日本やアメリカでも栽培されています。最も品質が高いのはイギリス産といわれます。
[芳香剤としての歴史]
古代から解毒作用が認識されていたようです。その後次第に香料としても使われるようになりました。商業的生産は18世紀半ば以降活発になりました。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強心作用、去痰作用
[肌への効果]
解毒作用があり、皮膚炎や痒みをともなう肌のトラブルを解決します。
[精神作用]
激しく怒ったりして高ぶった神経をクールダウンする作用があります。精神的な疲労にも効果があります。
[身体的作用]
粘液の流出を抑制し、熱を下げて発汗を促すことにより、優れた風邪薬となります。喘息や気管支炎など呼吸器系の疾患でも効果があります。刺激特性により、手足のしびれや貧血、めまいに効果を発揮します。
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