ジャスミン:メディカルハーブ・アロマ事典

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ジャスミン

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 ジャスミン(Jasmine)はモクセイ科ソケイ(素馨)属の植物の総称。 ソケイ属の植物は世界で約300種類が知られている。 オウバイ(黄梅)もこれに含まれるが、香りはない。 アジアからアフリカの熱帯あるいは亜熱帯地方が原産である。

 ほとんどの種は白または黄色の花を咲かせる。 いくつかの種では花は強い芳香を持ち、香水やジャスミン茶の原料として使用される。

 どのジャスミンも共通した独特の甘く上品な香りをもちますが、この香りに鎮静効果や抗うつ作用がある事が知られ、また婦人病などのホルモンバランスを回復。ジャスミンには鎮静効果や抗うつ作用があり、気分転換をする、不安や気うつを軽減する、不眠を解消するなどが代表的な効能です。

 他にも胃腸の調子の良くない方、下痢気味の方などにもおすすめです。また、女性のホルモンバランスを調整する働きも知られていますので、生理時に体調が崩れる人や更年期障害の方にもよいでしょう。

 食後にお茶にしていただくと、消化を助け口臭を予防するので最適です。しかしお茶にはカフェインが含まれる為、寝る前や不眠の改善をねらって使うなら、他のハーブとブレンドして飲む方がより良いでしょう。

 【お茶として】
 ティーポットにティースプーン2杯のドライハーブを入れ、熱湯を注いで3分ほど蒸らします。

 【エッセンシャルオイルとして】
 気分をリラックスさせてくれます。また、不安感を和らげる作用もあり、気分を明るくさせるだけでなく気持ちを高ぶらせてくれます。

 そのほか、ジャスミンのハーバルバスは、高貴な湯浴として、肌を鎮静させ強壮するのに、とても効果があるとされています。

 [香り]
 甘美でエキゾチックな香り。

 [相性のいい精油]
 イモーテル、オレンジ、グアヤックウッド

 [植物の特徴]
 原産地はイランと北インド。最近では北アフリカ諸国やイタリアなどでも栽培されています。白い花を芳香が最も強くなる夜間に摘み取りエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。フランス産のオイルが最高級品といわれます。

 [芳香剤としての歴史]
 昔から催淫作用に注目が集まってきましたが、次第に淋病や前立腺の障害の治療にも使われるようになりました。以後、お茶になったり、香水の成分として広く使用されたりしています。

 [ヒーリング作用]
 抗うつ作用、催淫作用、催乳作用

 [肌への効果]
 乾燥肌や敏感肌に作用して肌を守ります。マンダリンやラベンダーの精油とブレンドして処方すると、肌が弾力を取り戻し妊娠線を消すのにも役立ちます。

 [精神作用]
 深刻な抑うつ症状に効果を発揮して、自信を取り戻すのを助けます。

 [身体的作用]
 生殖器系に働きかけ、生理通を和らげたり精子を増やす働きがあります。出産時には子宮の収縮を強めて分娩を促します。一方で苦痛を和らげるほか、産後の抑うつ症状にも効果的です。

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