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月桂樹(ローレル)
ゲッケイジュ(月桂樹・ローレル)はクスノキ科の常緑高木。日本名では月桂樹、英語でベイ/ベイリーフ/ローレル、フランス語でローリエなどと呼ばれる。葉(ローリエ、ローレル)を香辛料として用いる。学名のlaurusはラテン語で「誉め讃える」の意味を持ち、この木の小枝で編んだ月桂冠が、競技の勝者の頭上を飾りました。葉には、すがすがしい涼感を伴った芳香を持ち、古くから多様に利用されてきました。
地中海沿岸原産。雌雄異株。葉に芳香があって古代から用いられた。ギリシャ神話のアポロンとダフネの物語に由来し、ギリシャやローマ時代から神聖視された樹木の一つ。古代ギリシアでは葉のついた若枝を編んで「月桂冠」とし、勝利と栄光のシンボルとして勝者や優秀な者達、そして大詩人の頭に被せた。
医療として健胃薬、冷え性、リュウマチ、関節痛、かいせん、発毛料、に利用される。ベイオイルは、ハーブバスとして利用すると筋肉痛緩和、発汗作用、疲労回復の効果があります。また、低刺激の殺虫効果もあり、衣類や穀物の防虫剤にも利用できます。ベイオイルの主成分はシネオールで、リナロール、オイゲノール、ピネン、フェランドレン、ゲラニオール等を含んでいます。
新鮮な葉には苦みがあり、乾燥するにつれてこれが弱まり逆に芳香が強くなります。乾燥した葉は、料理用として広く用いられています。ブーケガルニ、マルネ、パテ、スープ、シチュー等に加え風味を増し、肉や魚の臭み消しの効果もあります。木部は燻製の香りづけに、果実から採ったベイオイルは、リキュールの香りづけ、入浴剤にとそれぞれ利用されます。また、比較的香りが長持ちするハーブである為にポプリ、サシェ、ピロウ等に利用できます。
[香り]
シナモンの香りが混ざったような甘くてスパイシーな香り。
[相性のいい精油]
イランイラン、オレンジ、コリアンダー
[植物の特徴]
原産地は南欧。高さ10メートル近くになる樹木の葉を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。
[芳香剤としての歴史]
古代から英知と平和の象徴として大量に使用されました。唾液の分泌を促し消化を助けることからスープやソース類に使われたほか、ステッキの材料にもなりました。
[ヒーリング作用]
強肝作用、強壮作用、解熱作用
[肌への効果]
毛髪と頭皮を強くし、髪の毛の成長を促します。
[精神作用]
情緒を若干麻痺させる作用があります。
[身体的作用]
発汗作用があり高熱を下げる働きがあります。また消化器系に著しい効果があり、食欲を刺激します。リウマチなどの痛みを和らげるほか、発汗作用により熱を下げる働きがあります。
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