ベルガモット:メディカルハーブ・アロマ事典

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ベルガモット

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 ベルガモットはイタリア原産の柑橘である。 ベルガモットの名はイタリアのベルガモで最初に栽培されたからとも、トルコ語の梨の王を意味するBeg armudiから来ているとも言われている。 ベルガモットの果実は生食や果汁飲料には使用されず、専ら精油を採取し香料として使用される。紅茶のアールグレイはベルガモットで着香した紅茶である。フレッシュな香りをもつためオーデコロンを中心に香水にもしばしば使用される。  心の面では、不安症、神経の緊張、うつ状態を鎮めてくれます。また気分を高揚させ、リフレッシュしてくれます。

 また、体の面では胃腸器官の不調や食欲不振に効果があります。殺菌作用があるので、感染症に有効です。特に膀胱炎。虫避け効果もあります。

 他にも、ストレスが原因の吹き出物を改善します。殺菌、治癒作用がありますので、吹き出物のある脂性肌や頭髪を改善します。 デオドラント作用があります。  【ハーブティーとして】
 葉は香りづけにぴったりです。アールグレーティー風にするなら、濃く作ったハーブティーを紅茶とブレンドします。

 【お料理として】  デザートの香りづけに使ったり、ワインやはちみつ、シロップなどに香りを移す方法もおすすめです。香り高い一品に仕上がります。花も食用にでき、サラダなどに散らすと彩りも美しくほんのり風味も添え  られます。香りがいいので、ドライフラワー、ポプリ、ハーブバスにも利用できます。

 [香り]
 オレンジやレモンの雰囲気があるデリケートな香り。

 [相性のいい精油]
 イランイラン、カモミール、コリアンダー

 [植物の特徴]
 原産地はイタリアとモロッコ。ハーブのベルガモットとは異なり、高さ2~3メートルの木につくオレンジのような実の果皮からとれるエッセンシャルオイル(精油)です。

 [芳香剤としての歴史]
 18世紀前半にイタリアで使われた記録があり、以後、イタリアの民間療法でよく使われるようになりました。あらゆる香水のなかで最もよく使われる成分の1つです。

 [ヒーリング作用]
 強心作用、強壮作用、去痰作用

 [肌への効果]
 消毒作用と治癒作用があり、湿疹、にきび、疱疹、脂漏に効果を発揮します。

 [精神作用]
 交感神経系の活動を鎮めてフラストレーションを抑える一方で、心を高揚させる作用がります。

 [身体的作用]
 消化器系に働きかけて消化不良、食欲喪失といった症状を和らげるほか、腸内寄生虫を駆除するなど感染抑止剤としての役割を果たします。また泌尿器系の殺菌消毒作用があり、膀胱炎などの炎症や感染症に効き目があります。

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