ベチバー:メディカルハーブ・アロマ事典

« ブラックペッパー(黒胡椒) | メディカルハーブ・アロマ事典トップページ | バーベナ »

スポンサードリンク

ベチバー

vetiver.jpg
 深い森の湿った土の中にいるような感じの香り。実際ベチバーは熱帯地域に育つ植物です。多くの有名な香水に名脇役として使われてもいますし、「ベチバー」と言う名のスモーキーな香りの香水もあります。

 心の面では、神経の緊張や高ぶりを鎮め、集中力を取り戻してくれますので、緊張する大切な場面に効果を発揮するといわれています。また、心に静寂をもたらし、心のバランスを回復し、地に足をつけた気持ちにさせてくれます。

 体の面では、血流を増やすので、筋肉痛・リウマチ・関節炎などに効果があるとされています。また、体力の回復に役立ち、強いリラックス作用があり、性的な障害の根底にひそむ緊張の改善に役立ちます。その他、病気や邪気が入り込まぬように、オーラのシールドを強化してくれます。

 美容の面では、肌に活力を与えてくれ、肌のトラブル全般に効果があるとされています。

 [香り]
 スモーキーで深みのある香り。

 [相性のいい精油]
 安息香、イランイラン、ガルバナム

 [植物の特徴]
 原産地はインドやタヒチ。水と分離するのが困難なので収量は少なく、エッセンシャルオイル(精油)を抽出する根が古いほど質は高くなります。

 [芳香剤としての歴史]
 20世紀初頭にヨーロッパにもちこまれ、精油の蒸留が始まりました。香水の保留剤としてよく使われます。

 [ヒーリング作用]
 強壮作用、抗神経障害作用、催淫作用

 [肌への効果]
 にきびを治す作用があります。

 [精神作用]
 強い鎮静作用があり、大勢の人前に出るときなど緊張する場面に入る前に処方すると役に立ちます。

 [身体的作用]
 鎮静作用がある一方で、血流を増加させて体内の疲れをほぐし、筋肉痛を和らげます。また中枢神経系に働きかけて集中力を高める作用があり、鎮静剤の使用を断つのを助けます。

スポンサードリンク