カルダモン:メディカルハーブ・アロマ事典

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カルダモン

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 カルダモンはインドが原産で、ショウガのような大きな塊根を持ち、草丈3m以上になる多年草です。ハーブとしては果実の部分を用います。スパイスの女王と称されますが、栽培が難しく高価です。胃腸の不調を解消します。

 また清涼感があるため食後の口直しに用いられます。カレー料理には欠かせないスパイスで、インドでは紅茶にブレンドしてマサラティーとして愛飲されています。

 【詳細】   カルダモン(英:cardamon、もしくはcardamom、学名:Elettaria cardamomum)は、ショウガ科の多年草。和名は小荳蒄(ショウズク、「小豆蒄」とも書く)。原産はインド、スリランカ、マレー半島。

 紀元前2世紀ごろにはすでにインドからヨーロッパに輸出されていた、最も古いスパイスのひとつ。

 種子の乾燥品は香辛料として用いられ、カレー料理にはかかせないスパイスのひとつとされる。 その他に、肉料理の匂い消しやパン、ケーキの風味付けに用いられる。また、中近東ではコーヒーにカルダモンの精油や種子の粉末を加えたカルダモンコーヒーが好まれている。

 また、種子は生薬「小豆蒄」として日本薬局方に収録されており芳香健胃作用(インドでは体力増進のためにカレーのスパイスとして用いられる)がある。

 [香り]
 甘くてスパイシーなビターレモンのような香り。

 [相性のいい精油]
 ガルバナム、コリアンダー、ジュニパー

 [植物の特徴]
 原産地はインド、スリランカ、ベトナム。エッセンシャルオイル(精油)はフランスで生産されます。細長い楕円形の果実のなかにある種子を蒸留して、精油が抽出されます。

 [芳香剤としての歴史]
 昔から香辛料や消化を促す医薬として使われてきました。エジプトでは、種子を噛んで歯を白くする風習もありました。精油が抽出されたのは16世紀半ば。以後、オーデコロンの成分としても広く使用されています。

 [ヒーリング作用]
 強壮作用、駆風作用、健胃作用

 [肌への効果]
 はっきり分かっていません。ただ、敏感肌の人は肌荒れを起こす可能性があるので注意が必要です。

 [精神作用]
 加温作用があり、疲れを癒して気持ちを高揚させる働きがあります。

 [身体的作用]
 胆汁の生成を促し、体脂肪を減少させるといわれます。また消化器系・呼吸系ともに効果があり、腸内のガスを抜いて消化不良や吐き気を和らげます。胃に作用して口臭をとめる働きもあります。

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