シナモン:メディカルハーブ・アロマ事典

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シナモン

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 シナモン(英:Cinnamon、学名:Cinnamomum zeylanicum J.Presl、シノニムCinnamomum verum J.Presl)は、熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の名、またその樹皮から作られる香辛料の名。仏名はカネル(cannelle)。

 熱帯地方ならほぼどこでも成育するので、栽培もされている。葉は大きく光沢があり葉脈がはっきりしていて鑑賞価値がある。このため観葉植物として栽培されることがある。

 香辛料としてのシナモン(シンナモンとも)は、上記のシナモンの樹皮をはがし、乾燥させたもの。独特の甘みと香り、そしてかすかな辛味があり、カプチーノ等の飲料や、アップルパイなどの洋菓子の香り付けに使われる。近種のシナニッケイ(シナ肉桂、ニッキ、C. cassia)の樹皮からも作られる。ただし、シナニッケイからつくられるものはカシアと呼ばれ、成分が若干異なる。

 シナモンは抗菌性物質としても有名。効能としては、体を温める作用、解熱、鎮痛作用、消化器系の機能を活発にする作用などがあるので、風邪の諸症状や消化不良、下痢や吐き気などに効果がある。また、最近体内のインシュリンを活性化させ、糖を全身に運び血糖値を下げる効果が発見され、新たに注目を集めています。

 【お料理として】
 シナモン…2~3g
 米…50~100g
 黒砂糖…スプーン1杯(お好みで適量)

 まずシナモンをよく煮てください。上澄みを取ったら煮汁は残してください。次に土鍋(薬膳ではふつう鉄鍋は使いません)に米を入れ適量の水と先ほどのシナモンの煮汁、黒砂糖を入れてを入れ煮てください。お湯が沸騰したら、弱火にしてください。お米の形がくずれてきたらできあがり。

 【食べ方】
 1日2回、3~4日間続けてお召上がりください。

 【効能】
 冷えからくる腹痛、食欲不振に効果があります。中国では生理痛がひどいときにも食べられています。

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