サフラン:メディカルハーブ・アロマ事典

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サフラン

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 サフラン(学名Crocus sativus L., 英: saffron crocus, 仏: safran)は、地中海沿岸を原産とするアヤメ科の多年草。およびそのめしべを乾燥させた香辛料。日本では大分県竹田市で生産されている。

 独特の香りを持ち、水に溶かすと鮮やかな黄色を呈するため料理の色付けをする際に使用される。

 南フランスの名物料理ブイヤベースや、スペインのパエリャにはかかせない。またインド料理のサフランライスでもおなじみである。

 メディカルハーブとしては鎮痛、鎮痙、通経作用をもつことから生理痛や冷え症、ヒステリーなどに用いられます。わが国でも古くから血の道症の家庭薬原料として用いられた歴史があります。

 配糖体として存在するカロチノイドとしては数少ない水溶性の黄色色素クロシンや、無色の苦味配糖体ピクロクロシン、その分解物であるテルペンアルデヒドのサフラナールを含むためサフランは特有の匂いがあり、味は苦くだ液を黄色に染めるのが特徴です。

 強壮剤、消化促進、発汗。月経促進等、女性に良い作用を及ぼしますが、妊婦は避けた方がいいでしょう。  料理には、調味料や色づけとして、ブイヤベースやパエリアに利用されます。

 その他、サフランの浸出液で布をサフラン色(明るい黄色)に染める事ができます。

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