ローズマリー:メディカルハーブ・アロマ事典

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ローズマリー

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 ローズマリーは、地中海沿岸地方原産の常緑性低木。シソ科。生葉もしくは乾燥葉を香辛料として用いる。また精油は薬にも用いられる。花も可食。

 ”海のしずく”を語源とする地中海を代表するハーブです。記憶力をシンボルとする若返りの妙薬として知られています。

 14世紀、リウマチに悩む72歳のエリザベート王妃が、このハーブで見事に若返り、隣国のポーランド国王から求婚されたというエピソードが残っています。この処方は”ハンガリー水”として今に伝わっています。強力な抗酸化(老化防止)作用と血液循環を促進する働きがあり、トニック(強壮)ハーブとして用いられています。葉は癖のある香りがしますが、ティーとしては癖が無くすっきりした味です。ポプリとして部屋におきますと、虫除けにもなります。 肉と一緒に炒めて「ローズマリー風味」としてもおいしく食することができます。

 ローズマリーの芳香は、血液の循環を促し、心身の不快感を一掃する助けになるともいわれています。集中力の欠乏や神経衰弱などに役立ち、老若男女によい影響を与えますローズマリー茶は、目が覚めるような刺激的な香りが特徴です。香りに比べると口に含んだときは、くせが少なく飲みやすいでしょう。心身の疲労を癒し、脳の働きを活性化して記憶力や集中力を高めます。低血圧の人は朝、このお茶を飲むと頭がすっきりして元気がでるでしょう。また、頭痛や風邪、おなかの張りをしずめます。

 ローズマリーティーは、ブレンド方法が多彩で、様々な楽しみ方ができるのも魅力です。もし、リフレッシュ効果を期待するならば、『ミントとレモングラス』などを一緒にブレンドさせてみると、さわやかな味が楽しめます。

 [香り]
 クリアでスッとするハーブ調の香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、グレープフルーツ、シダーウッド

 [植物の特徴]
 原産地はアジアですが現在では地中海沿岸でよく見られます。シソ科の低木の葉と花を蒸留してエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 古代から聖なる植物として重宝されてきました。若返り効果や消毒作用も早くから注目されていました。

 [ヒーリング作用]
 強肝作用、強心作用、強壮作用

 [肌への効果]
 肌を引き締める作用があり、むくみを取ります。

 [精神作用]
 脳細胞を活気づけ、頭脳を明晰にして集中力を高めます。

 [身体的作用]
 筋肉痛などの痛みを緩和するほか、血液の循環を促して貧血を緩和します。また中枢神経系をつかさどる脳に働きかけるため、言語、聴力、視力の障害を緩和するといわれます。

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