ティーツリー:メディカルハーブ・アロマ事典

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ティーツリー

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 ティーツリーオイルはヒノキに似た香りをもち、ラベンダーオイルなどと並んでアロマオイルの中で最も人気のあるオイルの一つにあげられます。古くは原住民のアボリジニが自然から得られる治癒として治療薬として用いてきました。

 1925年にアーサー・ペンフィールド博士によってティーツリーオイルが高い抗菌力を持つことが発見されました。その後、その効果が発表されて殺菌剤、外傷治療薬として使用されました。戦後、合成抗生物質が登場することによりその姿がうすれてきます。

 ところが、抗生物質の副作用が問題となる1990年前後より再びティーツリーオイルの効果が注目され、その研究が進むようになります。原産国のオーストラリアでは抗菌・殺菌効果が立証されており、オーストラリアの薬事法では抗菌剤として許可されています。各家庭に1本常備されているほど日常生活と密接な関係にあります。

 [香り]
 清潔感のあるやや鋭い香り。

 [相性のいい精油]
 オレンジ、クローブ、サイプレス

 [植物の特徴]
 オーストラリア原産の低木。生命力が強い木で、伐採してもすぐにまた大きくなります。その葉からエッセンシャルオイル(精油)を抽出します。

 [芳香剤としての歴史]
 1920年代後半にオーストラリアからヨーロッパにもちこまれ、その殺菌消毒作用が注目を集めました。現在は主に外科・歯科で使われ、石鹸や消毒剤などに配合されています。ただしティーツリー油はオーストラリアでのみ生産されています。

 [ヒーリング作用]
 強心作用、去痰作用、抗ウイルス作用

 [肌への効果]
 浄化力が非常に強いので、創傷や吹き出物をきれいに治す作用があります。水虫にも効きます。

 [精神作用]
 ショックを受けた心を慰め、再び活力をわかせます。

 [身体的作用]
 殺菌力があるので、流感、ヘルペス、カタルなどの症状を緩和する力があります。カンジダ性膣炎など性器の感染症や膀胱炎など尿路の障害も解決します。また免疫系(白血球)を活性化して病気に強い体を作ります。

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