クミン:メディカルハーブ・アロマ事典

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クミン

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 クミン(英:cumin、学名:Cuminum cyminum L.)は、エジプトなどを原産とするセリ科の一年草。また香辛料として用いられるその種子(クミンシード)。和名・漢名では馬芹(ばきん、まきん、うまぜり)。

 ガラムマサラやチャツネを作る際によく使われ、インド料理には必須のスパイスのひとつ。カレーを作る際に、まず始めに油に香りをつけるためにクミンシードを油で熱する。メキシコ料理ではチリコンカーン等に用いられるチリパウダーの主要な原料の一つである。また、トルコ料理、スペイン料理でも非常によく用いられる。スープ、パン、ケーキ、ピクルス、ソーセージなどにも用いられる。漢方では胃薬として用いられる。

 消化を促進し、胃腸内にガスがたまるのを防ぐ作用があります。またインドやアジアの熱帯地域では、下痢や腹痛の治療薬として、また肝機能を高めるために利用されています。

 【料理に使用します】
 ・カレー粉の原料として欠かせません。
 ・北アフリカの“クースクース”
 ・北欧の“クミン入りチーズ”
 ・ドイツの“キュンメル酒”
 ・メキシコ料理の“チリー・コーン・カーン

 [香り]
 スパイシーでとても刺激的な香り。

 [相性のいい精油]
 アンジェリカ、カモミール、キャラウェイ

 [植物の特徴]
 原産地は地中海沿岸諸国やアジア。30センチほどの草で、種子からエッセンシャルオイル(精油)が抽出されます。

 [芳香剤としての歴史]
 昔から消化促進作用が認められていたため肉料理に使われてきました。税金の一種としてクミンが納められていた地域もあります。カレー料理が有名ですが、現在は香水の成分としても使われています。

 [ヒーリング作用]
 強壮作用、駆風作用、催淫作用

 [肌への効果]
 はっきり分かっていません。ただ、皮膚がかぶれる恐れがあるので使用には注意が必要です。

 [精神作用]
 神経系を刺激する作用があり、疲労感を吹き飛ばすことができます。

 [身体的作用]
 体を温め、体内の毒素の排出を促します。また精油は消化を促進し、消化不良をはじめとする胃腸の不調を和らげます。また生殖器系にも刺激を与え、性欲を高めるといわれています。

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