マリーゴールド:メディカルハーブ・アロマ事典

« マテ | メディカルハーブ・アロマ事典トップページ | マリアアザミ(ミルクシスル) »

スポンサードリンク

マリーゴールド

marigold.jpg
 マリーゴールドは、キク科タゲテス属植物の一群。

 アフリカン・マリーゴールド(別名センジュギク(千寿菊)、サンショウギク(山椒菊))、フレンチ・マリーゴールド(別名コウオウソウ)、メキシカン・マリーゴールド(別名ホソバコウオウソウ、ヒメコウオウソウ)などの種がある。

 5~10月にかけて花が見られる。独特の強い香りがある。観賞目的の栽培が普通であるが、根に線虫の防除効果があるので作物の間などに植えられることもある。 線虫の防除効果は、植物自身の合成するα-terthienylをはじめとした化合物によるものとの説が有力だが、共生するバクテリアの働きのためだという説も浮上している。

 マリーゴールドは皮膚や粘膜を修復保護します。しもやけ、痔疾、静脈瘤など毛細血管が損傷したようなデリケートな症状に、浸出油や軟膏の形で外用します。マリーゴールドで作った軟膏を常に持ち歩くようにすると、ちょっとした切り傷やカスリ傷の応急処置として利用出来ます。

 他に消化器官への働きかけがあります。腸内のアルカリバランスを整えるのにとても効果があると言われています。その他の消化器官への効果としては、胃炎や消化性潰瘍などの治療に使用されてきました。

 また、肝臓や胆のうの働きを助ける作用もあり、体内の毒素の排出にも役立ちます。

 また、女性ホルモン(エストロゲン)に似た物質が含まれていて、月経周期を正常にしたり、更年期障害の緩和にも役立つと言われています。  【お料理として】
 新鮮な花びらには、刺激性の軽い苦みがあり、ほぐしてサラダやスープに飾るとおいしいアクセントになります。

 【ハーブティーとして】
 お茶として飲んだ場合、ちょっと苦味があり飲みにくいハーブのひとつでしょう。カモミールなどとブレンドすると飲みやすくなります。おすすめは→ジャーマンカモマイユ・ラベンダー

スポンサードリンク