サイプレス:メディカルハーブ・アロマ事典

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サイプレス

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 サイプレスは円錐形をしたヒノキ科の常緑樹で、25mほどの高さにまで生育し、樹齢2000年に達することもあります。地中海東部が原産で、フランス、モロッコ、スペインなど地中海沿岸地方で広く見られます。

 サイプレスは、心身を引き締めてくれるエッセンシャルオイル(精油)といわれています。イライラしている時、怒りの感情が鎮まらない時、浮ついておしゃべりになり過ぎたり、集中力がなくなってしまっている時などにサイプレスの香りを嗅ぐと、心を落ち着かせ、安定させてくれます。

 [香り]
 リフレッシュできるすっきりした香り。スパイシーかつウッディー。

 [相性のいい精油]
 安息香、オレンジ、クラリセージ

 [植物の特徴]
 ギリシアの島々ではおなじみの木で、丈が高く、円錐形をしている。葉と枝は他の植物に比べ、丈夫で枯れにくい。サイプレス油の代表的な生産地はドイツとフランス。

 [芳香剤としての歴史]
 丈夫な木であるため、昔から家や船の建築材として使われてきました。また、腐食もしにくいため棺や彫刻にも用いられました。現在では男性用香水の原料として使用されています。

 [ヒーリング作用]
 強壮作用、欠陥収縮作用、解熱作用

 [肌への効果]
 体液のバランスを保つ効果があるため、暑い日などに過度に水分が失われるのを防ぐ効果があります。

 [精神作用]
 鎮静作用があるため、急激な喜怒哀楽を収めることができます。イライラ防止などにも効果的です。

 [身体的作用]
 血管収縮作用があるため、循環器系の障害(静脈瘤など)に効果があります。また、生殖器系にも有効で、月経関連の障害やホルモンのアンバランス、更年期障害に効きます。

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